イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

月映り夕日彩るトラジメーノ湖、イタリア ウンブリア

 昨日の夕方、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)へと車で向かうと、丘の高みから見える湖が、鏡のように島や周囲の山々を映し出していて、それはきれいです。

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Lago Trasimeno & Isola Polvese, Monte del Lago, 28/1/2018 16:36

 モンテ・デル・ラーゴに着くと、ポルヴェーセ島が正面に見える駐車場に車を置き、夕日を愛でるにはまだ早いからと、岸辺に沿って、しばらく散歩しました。

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 桟橋を通り過ぎて、さらに歩き、西に沈みゆく太陽を背に進んでいくと、

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前方の高い木々の上に、白い月が見えます。

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16:49

 風もなく、波の立たぬ湖面には、対岸の丘の小さく見えるオリーブの木々まで、一つひとつきれいに映っています。

 遊歩道は、近くのキャンプまで続いていたのですが、「これ以上先に行くと、日の入りに間に合うように戻れないから。」との夫の判断で、この辺りで、来た道を引き返すことにしました。

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 マッジョーレ島(Isola Maggiore)ミノーレ島(Isola Minore)はもう、沈みゆく日が投げかける優しい光と色に包まれています。

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17:09

 こちらの石の浜辺で、夕日を見送ることに決めて、太陽を見守りました。周囲の空や湖を染め上げながらも、夕日がいつになく白くまぶしいことに、驚きました。

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17:26

 日が沈んだ辺りを中心に、周囲の空や湖面が、赤く染まっていきます。石の浜辺から駐車場へと引き返す途中、桟橋の少し手前で、葦の切り株の上を歩いて、遊歩道から岸辺まで歩きました。

 夫のあとについて石の浜辺や山道を革靴で歩いていたら、以前の靴がすっかり傷んでしまったので、年末に、新しい革靴を買ったばかりなのですが、こんなふうに、自分でも夕日や湖に魅かれて、葦の切り株や石の上などを、つい物ともせずに歩いてしまっているので、いけません。

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 桟橋まで来ると、橋のたもとに、マガモ(germano reale)たちが集っています。

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 桟橋の先端まで歩いて、さらに西の空と湖を眺め、後ろを振り返ると、白い月が、揺れる湖面に映っています。

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17:38

 駐車場まで戻り、西の空を眺めると、空と湖が、ピンクの光に包まれていきます。桟橋の付近の湖面の色が、ことさらに深いように見えました。

 途中から夫が車の中に入ってしまったので、名残を惜しみながら、まだ美しい夕焼け空と湖に別れを告げて、わたしも車に乗り込みました。岸辺近くの道路を通って、マジョーネに向かうと、車窓から見える湖の色がまだそれはきれいなので、

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17:54

 途中、ジラモンドの浜(Spiaggia Giramondo)に立ち寄って、浜からなおも、トラジメーノ湖の夕焼けを愛でることにしました。

 駐車場に車を止めたとたん、夫が「走れ、走れ!」と言うので、二人で浜辺まで急ぎました。日が沈んでから、もう30分以上経っていたため、空と湖が暗くなってしまわないうちにと、急ぎ足で岸辺に向かいました。マッジョーレ島とミノーレ島は、桜色の光に包まれています。

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 左手を見やると、オレンジ色とも金色ともつかぬ美しい光の中に、ポルヴェーセ島がたたずんでいます。

 美しいトラジメーノ湖の夕焼けを、久しぶりに心おきなく、存分に愛でることができて、うれしかったです。

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Brilla come oro riflettendo il sole il Lago Trasimeno.

Dopo il tramonto il suo colore si trasforma in rosso, in rosa
e la luna crescente scintilla nel cielo e sulle acque.
Il sole tinge il cielo e il lago di colori stupendi,
e tinge di gioia e meraviglia anche i nostri cuori.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2018-01-30 09:32

イタリア人作曲家による マンドリン曲に
「Quartetto in Re Maggiore」という曲があるのですが
このMaggiore は ネットで調べたら
少佐という意味もあると書いてありました。
元気の良い曲なので 「少佐」の方の意味なのかも~
Commented by milletti_naoko at 2018-02-01 04:34
nonさん、この曲名の場合は、音楽用語なので、Re maggioreは「ニ長調」という意味ではないかと思います。マンドリンも、日本とイタリアをつなぐ架け橋なんですね。
Commented by papricagigi at 2018-02-01 05:26
夕日に染まる空と湖、本当に美しいです。以前にもNaokoさんの紹介される湖の写真を見て「心が洗われる」ようだとコメントしたことがありますが、本当に、こうして見ているだけで心が洗われてそのまま溶けてしまいそうです。こんなにも美しい風景の前に立つと、地球を大切にしなきゃいけないなぁという気持ちになりますね。
本当に美しいです。
Commented by milletti_naoko at 2018-02-01 06:33
papricagigiさん、ありがとうございます。空と雲、湖を美しく染めていく夕日のおかげで、わたしたちの心も、喜びや感嘆で満たされる気がして、トラジメーノ湖の夕景を、年に何度も見に行くことができて、ありがたいなと思います。
by milletti_naoko | 2018-01-29 22:39 | Umbria | Trackback | Comments(4)