イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

おっと日本語、おとうと・おっと・おとうさん

 昨日の授業中、教科書に出てきた「おとうと」を、生徒さんが「おっと」と勘違いし、さらに、「あね」と「あに」の混乱もありました。家族を表す言葉が、ずいぶん久しぶりに、授業に登場したからでもあります。「奥さん」や「妻」、「お子さん」や「子供」は、授業中の会話や宿題の作文でよく使うため、間違えないのですが、自分自身の家族にいない「おとうと」や「あね」、「あに」は、久しぶりに見たので、忘れていたのでしょう。

 そこで、ホワイトボードに、こんな絵を描いて、生徒が覚えているかどうかを、問いかけて確認しながら、復習をしました。

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 確かに、「おとうさん」と「おとうと」、「おっと」は、響きがよく似ています。母音の長短を聞き分けるのに苦労するイタリア人学習者にとっては、「おと」と「おとう」の区別が難しい上に、北イタリアの人には、子音が単子音か二重子音かの聞き分けも難しいために、「おと」と「おっと」を聞いて区別するのも難しいのです。ですから、北イタリア出身の人は、「おと」「おとう」「おっと」を耳で聞いて判別しにくいためもあって、「おとうさん」「おとうと」「おっと」といった言葉を、混同してしまいやすいのでしょう、

 「あに」と「わたし」と「おとうと」、「あね」と「わたし」と「いもうと」の年齢の上下を、絵で表そうとしたら、ひどく年齢に差のある兄弟になってしまい、その両親がかなりのお年寄りになってしまいましたが、絵は、生徒が家族を表す語彙を復習し、整理して覚える役に立ってくれたようです。

 右上に赤で書かれているイタリア語は、この家族の絵とは関係がありませんので、あしからず。

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In giapponese,
con la parola,
おっと [OTTO] si riferisce al proprio marito,
おとうと [OTOOTO] al proprio fratello minore,
おとうとさん [OTOOTO SAN] al fratello minore altrui,
おとうさん [O TOO SAN] al padre altrui, mentre la parola
おくさん [OKU SAN] è usata per parlare della moglie altrui,
おこさん [O KO SAN] dei figli altrui.
Dunque, è facile confondere una con le altre, visto che
per gli italofoni è difficile distinguere la lunghezza della vocale e
per le persone del Nord d'Italia anche la lunghezza della consonante.
Così ho cercato di aiutare l'apprendimento scrivendo e dipingendo
sulla lavagna.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by クロちゃん at 2018-02-03 07:57 x
なおこさん、おはようございます。♪
なるほど!
私も勉強になりましたー。(^^)/
Commented by milletti_naoko at 2018-02-03 17:28
クロちゃん、おはようございます♪ 久しぶりのコメント、ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2018-02-01 23:52 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)