2018年 02月 05日
憂鬱も風邪も飛んでけ鬼は外、イタリアで日本語教育
意識して、何かの動作をしたり、声に出して言ってみたりすれば、心身に大きな影響を与えることができるものです。節分の2月3日は土曜日だったため、今日の授業で節分について説明するつもりで、準備はしていたのですが、授業の対象は社会人ですし、豆をまいては、後で掃除をする方に迷惑です。
今朝は1時間目の授業が終わったあとに、皆が廊下で、体調の悪さや仕事始めの憂鬱について話していたので、そういう皆を日本語の教室に招待して、節分についてさっと説明し、「鬼は外福は内」と言いながら、豆をまく習慣に言及しました。
「風邪や憂鬱、嫌なことや災いは飛んで行け、いいことや健康やって来いという意味なのですよ。さあ、みんな、わたしの後について、大きい声で、外に向かって言いましょう。鬼はそと、福はうち! いえいえ、そんな小さい声では、いいことがやって来てくれませんよ。もっと大きい声で。」
豆はないのですが、悪いことよ飛んで行け、いいことやって来いという思いを身ぶり手ぶりで表現して、皆にもまねてもらったら、皆も楽しそうに、悪いことを追い払い、福を呼び込んでいました。授業には皆、明るい笑顔で戻ってくれたので、何よりです。実はその後、声を聞きつけたアラビア語の生徒と先生もやって来たので、「鬼は外福は内」を繰り返し、次の休み時間にも、また他の人といっしょに、「さらばやなこと、おいでよいいこと」とばかりに、大声で繰り返しました。
2時間目の授業の後で、マケドニア語の先生が、「なおこ、あの言葉、ちゃんと効果があったわよ。」と、うれしそうに言ってくれて、うれしかったです。節分の慣習については、1時間目の授業が始まってから、詳しく説明したのですが、言葉だけでもすでに言ったあとだったので、興味を持って聞いてくれました。
板書の左上に、天気についての表現がまとめてあるのは、今日の授業の最初に、「今日の天気はどうですか。」と尋ねたとき、「ちょっとくもりです。」という答えが返ってきたためです。ちょっとは副詞なので、後にくもりという名詞を続けることができないことを説明し、理解してもらうために、さまざまな天気の表現について、問いかけながら答えを書いて、復習をしたのです。
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"Mostro fuori, fortuna dentro! (Oniwa soto, fuku wa uchi)"
Ieri mattina abbiamo gridato così dalla finestra della scuola per cacciare via l'influenza, la malinconia del lunedì e il male e invitare la fortuna e la salute da noi nella classe di giapponese insieme agli allievi e agli insegnanti di polacco, arabo, macedone e somalo.
In Giappone si dice così spargendo i chicchi di soia il 3 febbraio, nel giorno della festa di Setsubun per cacciare via il male e invitare la felicità. A scuola non avevamo i chicchi, ma dopo aver detto la formula, tutti sembravano più sereni e contenti, quindi funziona. Speriamo che così siano andati via tutti i virus dell'influenza.
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こちらでもインフルエンザが猛威をふるっています。
なんでも、A型とB型が同時にとか…。
大きな声で元気出すのも健康の秘訣でしょう。
鬼は外で、病原菌を追い払いましょう。(^^)/
豆は撒かなくても、大きな声を出して言うというのは良いことだと思いました(^^♪
我が家では、毎年豆まきをしますが福は内は、少しにして、鬼真は外を大々的にやります、それは掃除が大変だからでは有ります~(笑)
生徒さん達に喜んで貰えて良かったです(*^_^*)
豆まきの本場 日本では
小さなテトラパック入りの 豆も売られています。
昨年までは それを買っていましたが
少し割高なので 今年は昔ながらの豆にして
室内には少しだけまいて すぐ回収します。
寒くて面倒だけれど
やはり これをしないと 落ち着きません。
息子達は 豆まきしてないようですが~
ひょっとしたら日本語そのものが少しずつ変わってきているのかもしれませんね。たとえば、わたしは、日本語の教科書で教える「あつくないです」、「日本人じゃないです」の「ないです」に違和感があって、「あつくありません」、「日本人じゃありません」もいっしょに教えることを前提にしているのならいいのですが、『まるごと』ではどちらも「…ないです」の形しか教科書の会話に登場しないので困り、本来の形も教えて、読解や練習もその形を使ってするように気をつけています。どういたしまして。こちらこそ、コメントをありがとうございます。