2018年 03月 14日
マガモ寄り来る夕日の湖畔、イタリアトラジメーノ湖
他の湖畔の村に比べて、ペルージャからは時間がかかるのですが、岸辺に沿って歩ける小道があるからです。
日の入りのかなり前に到着するからと、散歩もできる村を選んだのですが、ところが着いてみると、まもなく夕日が沈もうとするところです。そこで、夫と二人で桟橋の先端まで歩いて、夕日が沈むのを見送ることにしました。
ところが、さあ、いよいよ日が沈む瞬間が近いぞと、わたしがカメラを構えていると、夫が言います。
「マガモがこっちに来てる!」
振り向くと、桟橋の上に、さっきまでいなかった雌雄のマガモがいて、だんなマガモは端に立って、空を眺めている風情ですが、奥さんマガモは、こちらに向かって歩いています。
そのうち、だんなマガモも、奥さんの後について歩き始め、どんどんわたしたちに近づいてきます。
週末の夕方、この桟橋を訪ねると、漁を終えたばかりの小舟や釣り人を見かけることがよくあります。「漁師たちから餌をもらい慣れたので、人間がこわくなくなったんだろうね。」と、夫が感心しながら言いました。
すぐ近くまでやって来たマガモ夫婦に、何かやりたいのはやまやまですが、何も持ち合わせがありません。鳥たちも、いつもと様子が違うようだと感じたのでしょう、しばらく周囲の様子をうかがい、どうやらもらえる魚はないようだと判断したらしく、
2羽仲よく、桟橋のこの位置から湖に飛び降り、そのまま湖面を進んで行きました。
このあと、わたしたちは沈む夕日を見送り、
せっかくだからと、日没後、岸辺の小道をしばらく歩きました。
2月末にはつららの衣をまとっていたトラジメーノ湖の怪物、トッシーも、今はその冬衣を脱ぎ去り、風が強いために押し寄せる荒波に、果敢に挑んでいます。
灰色だった雲が、ピンクに染まり始めた頃、車に戻り、ペルージャへの帰途につきました。
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"Dateci qualcosa da mangiare."
Forse voleva dirci così, la coppia dei germani reali
si è avvicinata a noi che guardavamo il tramonto.
Purtroppo, non avevamo niente da dare e
i germani si sono tuffati nell'acqua.
Monte del Lago, Magione (PG) 13/3/2018
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トラジメーノ湖で生活してるのは人だけではなく、
こういう野鳥さんいとってもなくてはならない素晴らしい湖なのでしょうね~☆
岸辺の小道。。 空気が感じられて見入ってしまいました
仕事の後で景色を見に行こうと相談して
出かけるお二人の生活は とてもお幸せですね
拝見しながら、いつも使うナビゲーションを
忘れずに持参しようと思いました
岸辺に沿って歩ける小道、いいな〜♪
夕日もとっても綺麗!!
遠くても足を伸ばす価値ありの素敵なお散歩場所ですね!
人間もマガモも女性の方が好奇心旺盛なのかな...(^m^ )?
マガモさん夫妻となおこさん夫妻が小道でご挨拶、
湖の様子を聞いたり世間話ししてたりしてne●´艸`)ププ
夕日の光が目に飛び込むと、自分で見た夕日の思い出が
頭に浮かびます。
おとといのキアニーナ牛さん、白くて可愛くて、でもどこか威厳がある風貌で、でもとっても美味しい!らしいって、ちょっとショックでした。笑
ここ数日の暖かさで庭の桜が咲き出してしまいました。明日からは気温が戻るそうなので長持ちしてくれることを願っています。
こうやって、2、30分湖畔で過ごすために、往復1時間かけて夕日を湖に見に行くことができる暮らしや、夫がそう誘ってくれることを、ありがたく感じています♪
岸辺に沿ってしばらく歩けるのは、島は別として、この村だけなので、週末は人が多いのですが、昨日は平日でもあり、人が少ない中、夕日と散歩をゆっくりと楽しめました。
キアニーナ、白くて大きくて、かっこいいのですが、そうなんです。食用に育てられているのです。せめて生ある間、こうして野山を自由に闊歩できるのが救いです。
気温の変動で、せっかく咲き始めた、芽を出した植物の行く末が、気にかかりますよね。イタリアでもまた急激に気温が下がり、雪が降るという予報が出ているため、義父も夫も心配しています。