イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

夕日に赤くモンテレオーネ、イタリア ウンブリア

 土曜日にラッツィオ州のトッレ・アルフィーナ近くの森を歩いたあとは、若干遠回りをして、あちこち寄り道をしながら、ペルージャに向かいました。ちょうど日が傾き始めた頃に、ドライブ中の車から見えて、訪ねることにしたのが、このモンテ・レオーネ・ドルヴィエートです。

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Monteleone d'Orvieto (TR) 24/3/2018

 壁のレンガや石が、夕日に染まっていっそう赤くなり、その向こうに緑の野山が広がって、とてもきれいです。

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 村に着いた頃、ふと見上げると、入り口の門の上に、白い月が見えていました。

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 小さな村を歩いて行くと、窓辺にそれは人懐っこい猫がいます。

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 この時計塔の時計の下に、村の紋章があります。村の名に「ライオン」(leone)という言葉が含まれているからでしょう、村の紋章の中央に、ライオンが描かれています。

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 丘の上に建つ村なので、村の西の端に並ぶ家と、その前の通りからは、

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風景や夕焼けが、きれいに見えます。

 このあと、日の入りには間に合わなかったのですが、さらにトラジメーノ湖に立ち寄りました。

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Con la luce del sole che cala,
ancora più rossi i mattoni del centro storico,
illuminati i paesaggi lontani.
Sopra la porta d'ingresso la luna bianca,
sul davanzale un gatto e i ciclamini.
Monteleone d'Orvieto,
un altro bel paesino dell'Umbria. 24/3/2018
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by hillfigure at 2018-03-27 14:26
こんにちは〜!

石の森をでたら今度は石畳とレンガの街の散策、
なおこさんの行く先々は
まるでおとぎの国のようですね〜ヽ(♥´w`○)ノ
レンガの建物越しに見渡す夕景は中世のような雰囲気があって素敵です。
人なつこい猫さんは街へのWelcoming Catかニャ?♪(o^^o)ふふっ



Commented by milletti_naoko at 2018-03-28 17:00
Cocoaさん、イタリア最古の民族は古代ウンブリア人と言われていて、ウンブリア州は古くから、テベレ川を境界として、ウンブリア人とエトルリア人が住み分け、さらに後から古代ローマ人がやって来て、中世にはペルージャ始め、自由都市が発達し、その後、長くローマ教皇の支配下に置かれました。おかげで逆に、イタリアの他州に比べると、古代遺跡や中世の町並みがそのまま残っているような市町村が多いのではないかと思います。

イタリアの見知らぬ小さな村で出会う猫は、散歩中ついて来て、なでてなでてとすり寄って来る猫、すたこら逃げていく猫、悠然とそのまま同じ場所で同じことをし続ける猫のいずれかという気がしますが、この猫はそのいずれでもなく、窓の敷居にい続けたものの、絶えずこちらに体で語りかけるかのように、移動したりポーズを変えたりしていました♪
by milletti_naoko | 2018-03-26 23:49 | Umbria | Comments(2)