2018年 03月 30日
アーモンド・野スミレ花咲くミジャーナの春、イタリア
古いオリーブの木にできたほらに咲く、こちらのスミレ(violetta)と、つぼみたちです。この冬は雪が降ったり、氷点下の日が続いたりもしたので、古木の幹に守られて、無事に冬を越すことができたのでしょう。自然という芸術家が、美的効果も考えて活けたようで、とてもきれいです。
少し離れて、このスミレに宿を与えたオリーブの古木の写真も撮影してみました。地面から数十センチほど上のほらに、スミレが育ち、咲いています。
スミレが地面を覆って、じゅうたんのように見えるところもあります。
地面に咲く花が多いのですが、他にも、こんなふうに木のほらに育つスミレがあります。
数年前に若木を植えたアーモンド(mandorlo)も、小さいかわいらしい花が、いくつか咲いています。
雨の日がしばらく続いたおかげで、何度かの水やりに使えるだけの水もたまりました。木や雲や空が、きれいに映っています。
木のほらに咲くスミレを見つけたのは、野生のアスパラガスが顔を出していないかと、探していたからです。まだ小さいアスパラガスを、夫がいくつか見つけたので、わたしもぜひ収穫したいとはりきっていました。
オリーブの木々の周囲や草原を注意深く見ていると、夫が突然声を上げました。
「キジがいるよ。」
夫はかなり離れたところにいたのですが、近視のわたしにも、かろうじてキジを見つけることができ、慌てて撮影しました。
焦点を定める間もなく撮った上の写真の、キジが写っている辺りを中心に切り取ったのが、こちらの写真です。
桜(ciliegio)も、つぼみが育っています。
今年は寒い日が続いたため、野生のアスパラガスはまだ地面に顔を出し始めたばかりで、日曜には、わたしは見つけることができず、夫の収穫も4本だけだったのですが、今日は夫が、20本ほど摘んで帰りました。昨日からは最低気温も上がり始め、今日に続いて明日も雨が降るという予報が出ていますから、これからは、野生のアスパラガスが、すくすくと育つことでしょう。タケノコやキノコ同様に、野生のアスパラガスもまた、雨が降ったあとには、たくさん見つかることが多いのです。
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Violette cresciute nel cavo dell'olivo vecchio.
Fiorito anche il mandorlo, i ciliegi con tanti boccioli.
Poi un fagiano tra gli olivi!
Tutto a Migiana di Monte Tezio, Perugia 25/3/2018
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すみれの咲き誇る丘、とっても素敵♪
そんな中で
なおこさんが捉えたオリーブの木のほらにさくスミレは
秀逸ですね(*O∀V艸*) !
自然の美には何ものもかないません。
私たちは常にそこからありとあらゆるバランスというものを学ばされるんですよね(-∀-。)ウンウン♪
楚々と咲く野のすみれ、大好きです。
亡母が好きだったので、私もパンジーより野のすみれに魅かれます。
かばんやブラウスのポケットに野のすみれの刺繍・アップリケをしてもらった事がありました。
そちらはまだ少し寒いのでしょうか?日本は先週から一気に気温が上がり、25℃超えの地域もあり桜も満開です。
アメリカ在住の方が「アメリカ人は桜や季節の花が咲いても、日本のようにお花見はしないし、特別な感情は持たない」と綴っておられました。
そちらはいかがですか?
歳時記や風物詩を愉しむのは日本の尊い文化なのかもしれませんね。
Sabio
色が綺麗なので♂ですね(*^_^*)
すみれの絨毯が素晴らしいです~
日本では桜満開の時期、そちらではアーモンドなのですね♪
良い季節になりましたね☆
足元に可憐なスミレの花を見つけましたよ。
以前は我が家の庭にも咲いていたのですが
今は消えてしまいました。
我が家のヤマモモの古い大木には
うろ(ほら)ができているので
そこに 可愛い花を植えると楽しいかも~
自然の芸術、古いオリーブにみずみずしい小さなスミレ、とてもきれいでした♪
イタリアは少しずつ気温が上がりつつありますが、ペルージャは、最高気温が高くてまだ15度ほどではないかと思います。桜に特別に意味を認め、観賞用に植えるのは日本独自の風習で、イタリアでは桜はもっぱらサクランボ目当てに植えることが多いのですが、アヤメやバラ、椿、牡丹、あじさい、ツツジなど、さまざまなそれぞれの花を中心に植えた庭園がイタリア各地にあり、そういう季節の花が主人公の花祭りも全国各地で催され、18世紀には冬にも愛でられる椿が貴族の間で人気があり、さまざまな品種が開発され、多くの庭園に植えられるなど、庭の文化も長く、ヨーロッパにはヨーロッパ独自の、他の文化を取り入れつつ花などを愛でる習慣があると思います。ちなみにこちらでは柿の木を、葉や実の美しい色の観賞用にと植える人が従来多く、最近になってようやく食べる習慣が全国に広まりつつあるようです。
もうお休みでしょうか。でも、月曜もイースターの休日ですね?
キジは鳴きましたか?わが家では10年ほど前からキジが見られなくなりました。コジュケイは鳴いていますが、姿を見たことがありません。
いつもお忙しいなおこさん、この週末はほっとできますように。。。
キジの鳴き声と言うと、悲しい日本昔話を思い出します。夕方には色々な鳥がにぎやかに鳴いていました。お宅の周囲も、自然が豊かなんですね、