2018年 04月 19日
天国に近い島、トラジメーノ湖 ポルヴェーセ島

トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に浮かぶ三島のうち、自然の豊かなポルゼーセ島が、わたしたちのお気に入りです。冒頭の写真は、サン・フェリチャーノの駐車場から、港へと歩く途中に撮影したものです。右手奥に、ポルヴェーセ島の先端が見えています。

あちこちに咲く野の花や木の花を愛で、

オリーブの古木や湖、古城の眺めを楽しみながら、

緑豊かな島を、時計回りに一周しました。岸辺に打ち寄せる波は、音が耳に心地よく、見ていて心が落ち着きます。
最近いろいろなことがあり、まだまだ解決しなければいけないことが山積しているのですが、優しい緑の中を、湖の眺めや音、日の光に包まれて歩いていたら、心はただただ、目の前にいる蝶や花、湖を一心に楽しみ、味わって、二人ともそういう問題は、自然にどこか遠くに追いやっていました。
歩いているだけで、そこにいるだけで、幸せに満たされるような、不思議な力が、ポルヴェーセ島にはある気がします。

湖の周りを一周したら、港の近くにあるバールで、ジェラートでも食べて、ゆっくり一休みするはずだったのですが、バールはかつてとは場所が若干変わり、新しいバールは閉まっています。
そこで、もうひとがんばりと、島の中央の丘を登ったところにある、こちらの宿を訪ねて、ジェラートを買って食べました。藤の花がみごとだったことを覚えていたので、この宿まで歩くつもりはあったのですが、坂道を上る前に、ジェラートを食べながら、腰を下ろして一息つけたらと考えて、港近くのバールを訪ねたのです。

この宿は、10年前に一泊したことがあり、その後、毎年、年に一度か二度ほど、散歩中に訪ねて、ジェラートを買ったことがある程度なのですが、それでも宿の女性が、わたしたちのことを覚えていてくれたので、驚きました。眺めを楽しみながら、のんびりジェラートを食べていたら、島を出る今日のフェリーの最終便の出発が近づき、「どうせ女の子を港に迎えに行かなければいけないから。」と、車で出発しようとしていたその女性が、車で港まで送ってくれました。
ポルヴェーセ島は、春から初秋にかけてのみ、サン・フェリチャーノからフェリーで行くことができます。港近くの宿やレストランの経営者が変わり、これまでとは大幅にいろいろなことが変わっていくとは聞いていましたが、フェリーの便がなかった冬の間に始まっていたであろう工事は、まだ途中です。

まずは4月25日から5月1日にかけての、休みが多い時期に、そして、6月半ばを過ぎて、真夏が近づけば、今は比較的静かな島も、特に週末は、大勢の観光客でにぎわうことでしょう。今日もローマのかわいらしい小学生たちが、古城の近くでオリエンテーションをしているのを見かけたので、宿の人に尋ねたら、60人の子供たちが今週月曜から来ていて、明日まで島に滞在するのだと言っていました。
9月に島に渡れなくなってしまう前に、またポルヴェーセ島に行ける機会を、できるだけ持てたらと考えています。
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Isola Polvese sul Trasimeno in primavera,
cantano gli uccelli, sono allegre le onde.
L'anima è in pace e gioia,
quando si passeggia tra i fiori, il verde e il lago.
Sembra di stare nel paradiso terrestre. 19/4/2018
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天国に近い島なんて素敵ですネー♪
冒頭のお写真にはも〜うっとり、
岸辺のお写真からは打ち寄せる波の音が聞こえてきそうです(人´∀`)
こんな素敵な島を散策しながら食べるジェラードは
また格別に美味しいでしょうね〜y(^ヮ^)y
きっと島を訪れる人達が島の自然を好み愛でてくれるので
島も訪問客の訪れや賑わいを喜んで歓迎してくれているのかもしれませんね!
なおこさん御夫婦は、宿泊されたこともあったのですね~
ロ―マからの子供達、60人もが宿泊できるお宿なのですね☆
自然豊かなポルヴェ―セ島、この時期は自生の野のお花達がとびきり美しい季節ですね~♫
いつかのんびりと訪ねてみたいと改めて思いました♫
わたしは疲れ切っていたので、ジェラートをレジの前のソファーで食べたかったのですが、夫が外に行くのでやむなくさらに歩いたら、きらきら輝く太陽の下広がるオリーブ畑と湖が見えて、きれいでした。
港の近くの宿やレストランは改装されて、五つ星や四つ星の豪華なホテルができるらしいと聞いているのですが、それで、島の自然が損なわれることがないことを祈っています。
目の前の蝶や花、湖や緑をただただ楽しむ…
とても大切な時間を過ごされたんですね。
お写真から、湖をわたる風や水音を感じたくて耳を澄まし、目を凝らしました。
蝶といえば、
「もう飛ぶまいぞこの蝶々」のフィガロをうたった
すてきな短歌があるんです。
先ほど、ふと思いついて英語の翻訳をイタリア語に変更してみたら…
すごい!拙い訳なのにレオパルディの詩もどきです!
イタリア語って音楽なんですね!!
目から、耳からウロコの感動を
誰より先になおこさんにお伝えしたくて…お邪魔しました。
どんなお歌か、また拝見しますね。イタリア語は、強勢アクセントや二重子音、開音節の母音が長く伸びる上、母音が多く、口が大きく開く母音が多いので、音楽的な、開放的な響きがある言語なのではないかなと、感じています。