2018年 04月 25日
ザリガニを鳥捕る湖畔の春の夕暮れ

近視のわたしには、カンムリカイツブリが口に何かくわえていることだけが、かろうじて分かったのですが、瞬間を逃すまいと、とりあえず撮影しました。

「大きいから食べるのに苦労してるみたいだ。」と夫が言うのを聞いてはいたものの、獲物がどれだけ大きかったかは、後から写真を見て、初めて知りました。イタリア語のgamberoには、「エビ、ザリガニ」の両方の意味があります。最初に夫の言葉を聞いたときから、写真を見るまで、わたしはずっと、カンムリカイツブリが食べようとしていたのは、それほど大きくないエビだろうと思いこんでいました。

それが、こんなに大きく、しかも食べにくい獲物を捕って、食べようとしていたと知って、あとから驚きました。水に潜ったときに地中のザリガニを捕らえたのだろうと、夫は言います。
以上3枚の写真は、すべて光学ズームで拡大して撮影した写真のうち、さらに、カンムリカイツブリが写っている部分だけを切り取ったもので、

実際には、カンムリカイツブリは、わたしたちがいた桟橋から離れた水面にいたため、かなり小さく見えていました。

沈んでいく夕日を、よく見える場所から見送ろうと、桟橋の先の方へと急ぎます。すでに二人先客がいたので、桟橋の先端の手前で立ち止まったのですが、やや冷たい風が吹き始めたからでしょうか、その二人が岸へと引き返したので、夫と二人で、先端まで歩きました。

金色に輝く夕日は、空と湖を茜色に染め上げながら、沈んでいきました。写真の右手に見えるのは、カスティッリョーネ・デル・ラーゴ(Castiglione del Lago)の町です。

岸辺に戻ろうと引き返すと、東の空の高みに、白い月が見えました。

桟橋の奥に見える島は、わたしたちが、つい先日フェリーで訪ねたポルヴェーセ島(Isola Polvese)です。この写真を撮影した場所の近くには、湖を眺められるベンチがいくつかあり、ベンチの上では、猫たちがくつろいでいました。

こんなふうに夕焼け色に染まる湖を眺めている猫もいました。
今日、4月25日は、イタリアでは、イタリア解放記念日(Anniversario della Liberazione d'Italia)で、国民の休日です。カトリック教会では聖マルコを記念する日でもあり、そのため、今日が誕生日のトーディに暮らす義弟の名は、マルコです。大家族で昼食を共にして、義弟の誕生日を祝い、義弟たちが帰宅したあと、夕日の頃に到着するようにと、サンタルカンジェロに向かいました。天気がいい祝日は、フェリーの港と電車の駅があるサン・フェリチャーノやパッシンニャーノは、人が多かろうと、少し足を伸ばして、このサンタルカンジェロまで来たら、正解で、人はいたのですが、ゆっくりと静かな中で、夕日を見送ることができました。
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Svasso maggiore, cacciatore sorprendente.
E' riuscito a prendere un grande gambero di lago!
A Sant'Arcangelo sul Trasimeno
cala il sole tingendo di arancione
il cielo e il Lago Trasimeno.
Alla riva in contemplazione anche un gatto.
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日本にもいるかどうかも分かりませんが、ちゃんと後ろ姿でもカンムリの部分が有るのが分かりますね~(^-^)
ザリガ二を捕まえて食べる瞬間はお見事な撮影でした☆
鳥さんを観察するのもゆったりとした時間が流れていて素敵ですね~☆
義弟さまのお誕生日、おめでとうございます。
大家族さまでお祝いするイタリアの習慣は、素敵だなあといつも思います(*^_^*)
サンタルカンジェロ、いいところですね。
イタリアに行くとなると、有名観光地や、世界遺産に足が向いてしまいますが、
こういう静かなイタリアもいいなあと、シニアーになってから思うようになりました(^。^)
それにしても桟橋からかなり離れたカンムリカイツブリが、ザリガニを捕まえたのを
よくご主人は見つけられましたね。きっと目がいいんでしょうね。
そして「光学ズーム」の威力が凄い。きっと「高額ズーム」だったのでは(笑)
よく見えないながらに撮影したのですが、レンズがちゃんととらえてくれていました。
ありがとうございます。昨日は、義弟の奥さんのお母さんもお客さまとして来られていて、皆で春の畑めぐりなどを楽しんでいたようです。わたしは皿洗いの片づけのあとは、花粉症のため外には出なかったのでありますが。
うちの夫、びっくりするほど視力がいいんです。わたしのカメラはコンパクトで、光学ズームは最大でも4.2倍なのですが、そのおかげで、遠くのものを拡大するときは、たいてい4.2倍に拡大して撮影するので、迷いが少なく、光学ズームの性能もいいのかもしれません。ちなみに、カメラはCanon PowerShot G7 Xで、選んだ理由などは次の記事に書いていますので、興味がおありであれば。https://cuoreverde.exblog.jp/24887077/ 山道などで、夫たちに遅れて歩きながら撮影することが多いので、持ち運びが楽で、頑丈で、そうしてさっと撮影できることを重視して選びました。
猫が多いなとは思っていたのですが、昨夕夫が、「ネコ科動物の保護区」という張り紙があるのを見つけて、ここでは猫が獣医に餌や健康も世話してもらっていて、保護されていることを初めて知りました。地域保健所の獣医が食事管理を行なっているので、餌を与えてはいけないと書かれているのですが、釣り人が多いので、そのお魚をもらうことも多いのではないかという気がしています。