2018年 05月 09日
新緑と花美しきテッツィオ山、ウンブリア
5月5月土曜日は、朝ミジャーナの改築中のうちを出発し、プロコーピオ城(Castello di Procopio)を遠くに見やりながら、テッツィオ山に登りました。
路傍のイヌバラ(rosa canina)に、かわいらしいピンクの花が咲き始めています。
プロコーピオ城の前までは車も走れる砂利道が続き、そのあとは、緑をかき分けて、山道を歩きます。カエデ(acero)の新緑が美しく、足もとを見ると、散ったカエデの小さな花が、細い山道を覆っていました。
新緑と共に、色とりどりの木の花や
野の花も、山を彩っています。
見かけるのは大きなつぼみばかりで、どんな花が咲くのだろうと、木になる野草もありました。
1時間以上山を登ると、かつての放牧のためか、木が少なく、日当たりのいい場所に出ました。
セイヨウサンザシ(biancospino)が、花盛りです。数枚撮影したら、こんなふうに、マルハナバチ(bombo)が飛び立つ瞬間も、写真に収まっていました。
自生のラン(orchidea spontanea)も、きれいに咲いています。
森から出たおかげで、雲はありますが、見晴らしも楽しむことができます。夫が耳に手を当てているのは、鳥の鳴き声を聞き取ろうとしていたのだと思います。
このときは、正午を少し過ぎた頃でした。山頂まで登るにはまだかなり時間がかかる上、午後は改築中の家でするべき作業があり、午後1時から雨が降るという予報も出ていたので、この辺りで、山を下ることにしました。
森の中に、もう季節が過ぎたと思っていた自生のシクラメン(ciclamino selvatico)が、たくさん咲いていて、うれしかったです。
空に舞い上がろうとする天使たちにも見える、自生の白いランの花も、山道に咲いていました。
カエデは、種が遠くまで飛ぶように、トンボやセミが持つようなりっぱな羽が、種についているのですが、その種が飛び立つ準備も、整ってきているようです。
下りはもっぱら野生のアスパラガスを探しながら歩いたのですが、群生するランと、カエデの種の羽は、登っているときにうまく撮影できなかったので、山を下るときに、再挑戦しました。久しぶりにテッツィオ山を登って、新緑や花たちに出会えて、うれしかったです。
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Castello di Procopio & fiori di Rosa Canina,
sul Monte Tezio belli il verde delle giovani foglie,
le orchidee spontanee & tappeti di ciclamini selvatici.
Perugia 5/5/2018
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楓の種ってそんなふうになってるんですね〜、初めて見ました!!
いろいろなお花が楽しめて、頂上にでれば見晴らしも良くて
帰りには自生のアスパラも摘んで帰れる、お土産つきの楽しい山登りですね(人´∀`)イイニャ~♪
おうちの改築もなんだかとっても楽しそ〜+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
冒頭のプロコーピオ城が見える道に咲いてるのがピンクのイヌバラでしょうか(*^_^*)
このお花をヨーロッパ旅行の時にはあちょらこちらで見かけるので懐かしいです(^^♪
家の近所には白いノイバラが今の時期には咲いています♫
自生の蘭や、シクラメンとお花でいっぱいのテッツィオ山、私も満喫いたしましたよ~あろがとうございます♡
夫が日本風のトイレ作りにと、竹を切ったり組んだりして、格闘中です。明日はわたしも朝から掃除に参戦します♪
シクラメンと言えば、日本のクリスマス時に生花店に登場する5千円以上する鉢物か、ミニシクラメンですから。
野生のバラも素朴で良いですね~。
「五月のバラ♪」という古い歌があるように、今からがバラの季節ですね。
Sabio
いつか野生のシクラメンを見られるときが来るといいですね。10月にも秋咲きのシクラメンが咲くんですよ。
おっしゃるとおりです。できるだけ外来語やカタカナ、漢語は使わず、かつすでに他の方が採用されているブログやサイト名は避けようとしていて、草子は漢字2字ではありますが、枕草子が好きなので、響きもいいしと、写真草子という題名にしました。ありがとうございます。おお、そういうブログもおありなんですね!