イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

今夜イタリアTVで日本映画放映、『そして父になる』

 2013年にカンヌ映画国際映画祭審査員賞を受賞した日本映画、『そして父になる』が、今夜イタリアのテレビ Rai 5、23チャンネルで、午後9時15分から、2時間にわたって放映されます。

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Dalla pagina webhttp://www.rai.it/rai5/

 是枝裕和監督と言えば、つい最近、やはりイタリアのテレビで見て感動した映画、『海街diary』でも、監督・脚本をされていて、映画を見て、美しい四季や風景の中、難しくも温かい四姉妹の人間関係や細やかな心の機微が、ていねいに優しく描かれていて、感動したばかりです。

 世界的にも評価が高い作品で、今から見るのが楽しみです。日本のドラマや芸能界事情には、浦島太郎状態になっているわたしは、福山雅治さんというと、記憶にあるのは、ドラマ『ひとつ屋根の下』でチイ兄ちゃん役を演じていた姿なので、この映画では父親役を演じているのかと、そんなことも興味深かったりします。

 イタリアでは、例によって、イタリア語による吹き替えで放映されます。参考のために、イタリア語版と日本語版の予告編の映像をご紹介します。


 YouTubeのページからは、イタリア語字幕と共に見ることも可能です。ただ、自動翻訳は、相変わらず日本語名をイタリア語として聞き取ろうとするため、「けいた」という名前が、YouTubeの字幕ではche etàとなってしまっています。確かに発音は「けえた」なのですけれども。

 余談ですが、予告編を見て、イタリアの視聴者には、「こんな小さい子供が、入試を受験したとは。」と驚く人も多いのではないかと思いました。



 イタリアのテレビでは、日本のアニメ番組は、こんなものまでと思われるものさえ放映されるのですが、映画については、イタリアの映画館やテレビで放映される作品の大半は、イタリア映画、アメリカ映画、ヨーロッパ映画で、日本映画が放映されることは、ごくまれです。そのため、『おくりびと』、『あん』、『海街diary』など、最近こちらで見た邦画には、国際的に評価の高い作品が多く、たいていは見て感動します。一度だけかなり前に、ペルージャの映画館で、杉本彩主演の筋も演出もとんでもないポルノ映画が上映され、そうと知らずにイタリアの友人たちといっしょに見て、後からいろいろ質問されて、恥ずかしい思いをしたことがあるので、例外もありはするのですけれども。

*追記(5月23日)
 イタリア在住で見逃した方は、今ならRaiPlayからインターネットで視聴することが可能です。詳しくは記事末の関連記事をご覧ください。

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Stasera su Rai 5 (ch 23) dalle 21:15
film giapponese, "Father and son"

Vincitore del Premio della Giuria nel Festival di Cannes 2013.
Dello stesso regista anche il film, "Little sister" trasmesso su tv2000 di recente.
Non l'ho ancora visto ma immagino sia un film molto bello.
23/5/2018 Ora il film è disponibile su RaiPlay: RayPlay - Father and son
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参照リンク / Riferimento web
- ufficiostampa.rai.it - Rai5: Father and son. Un tema difficile affrontato con delicatezza 22/5/2018 - 21:15
- amazon.co.jp - そして父になる DVDスペシャル・エディション

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- RaiPlayで日本映画 『そして父になる』と山田洋次監督5作品、今なら視聴可能 / Ora si possono vedere su RaiPlay il film giapponese, "Father and son" doppiato in italiano & cinque film del regista Yoji Yamamoto nella lingua originale (23/5/2018)
- びっくり日本映画放映 伊カトリックTV、今夜『海街diary』 / Sorpresa! Ieri sera su TV2000 film giapponese, "Little sister" (2/5/2018)
- 映画、『Le ricette della signora Toku』~邦題『あん』、イタリア公開中 / Film giapponese, "Le ricette della signora Toku" (30/12/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by hillfigure at 2018-05-23 14:05
こんにちは〜!

「そして父になる」は大丈夫、ポルノではござ〜ません!
健全で素敵な映画ですので安心してご家族皆さんで楽しめますヨン(* ̄ω ̄)vウフフ♪

イタリア語で映画がちゃんと理解出来ちゃうなんて羨ましい!!
私もむか〜し、英語のままで映画が見れたらな〜って趣味で英語の勉強をしてて
イギリス郊外にホームステイを兼ねて語学学校に半年ほど通ってたことがあります。
そのとき学校の多国籍な友達と連れだって映画を見にいくと大まかなストーリーはわかるんだけど
結果にいきつくまでの途中の展開に聞き取りや解釈の食い違いが多発しまくり〜!!
結局日本に帰ってから日本語字幕版を見直すまで本当のところはわかりませんでした(^_^;)>
みんなであーだこーだ言ったりした楽しい思い出ですん(´▽`*)アハ
まだまだ勉強は必用ですね〜。
「あん」はまだ見てないのでそのうちレンタルしてみようと思いま〜す♪
ではでは、楽しい映画ナイトを...(*´▽`*)/!!
Commented by pintaro23 at 2018-05-23 16:56
『そして、父になる』が日本で上映された時、観に行きました。
子供のいない私ですが、じわじわ~っとくる映画でした。
是枝監督は、つい先日カンヌ映画祭で大賞を受賞され、ご自身も感激に震えておられました。
なんてことのない日常に視点を置いた考えさせられる作品を作っていらっしゃるようです。

なおこさんは日本を離れて長いですが、日常では断然イタリア語を話し聞き書くことが多いですよね。
日本語とイタリア語で、微妙なニュアンスの違いや表現の仕方の違いを感じられることはありますか?

今日のこの映画は吹き替えでなく日本語で放送されるのでしょうね。
福山雅治は美声です(笑)

TBいただいて帰ります。
Sabio
Commented by milletti_naoko at 2018-05-24 16:10
Cocoaさん、ありがとうございます。いい映画ですね。大丈夫、最近は、映画の楽しみが半減するとは知りつつ、作品の内容やあらすじを確認してから、見る映画を選んでいます。ホラーやスリラーは嫌いですし、主人公があまりにもつらい思いをするのは見るに耐えられず、昔々、キャンディやおしんや小公女セーラも、いじめられている場面やそういう回は見なかったわたしです。本や漫画なら大丈夫でも、画面で見のは耐えがたいので。

イギリス郊外の留学やホームステイの思い出、楽しかったことでしょうね♪ 英語は、アメリカ英語はわたしたちが文法や学校で学んだ英語よりかなりくだけた発音をされることが多くて聞き取りにくいし、イギリス英語は慣れていないため、やはり日本人学習者には聞き取りにくいのだと思います。大草原の小さな家など、比較的ゆっくり話されて、かつ話されている内容が画面や情景から推測しやすいものから始めて、かつてわたしは、ヒアリングマラソンをしたときに、耳を慣らしていきました。

『あん』、とてもよかったです。どらやきやあんが食べたくなって困りました♪

Commented by milletti_naoko at 2018-05-24 16:20
Sabioさん、ありがとうございます。親子の絆だけでなく、夫婦間の人間関係や、仕事と家庭の人生における比重なども、心に問いかけてくれる作品だなと思いました。是枝監督の受賞、わたしもこの記事を書いたあとで知ったのですが、すばらしいですね! むやみに費用ばかり投入して、大がかりな撮影をする映画が人気を博すことが少なくない中で、是枝監督や山田洋次監督が、こういう人の心や人生、社会を、日常生活に焦点を置いて描いた作品を、次々と作られることもすばらしいし、こうした映画が評価されること、イタリアでも放映されることがありがたく、うれしいです。

同じことを同じ程度の字数で伝えたいときでも、日本語とイタリア語では、完全には対照しない表現で書くことが多い気がします。それは、日本語とイタリア語のニュアンスや言葉の響き、文構造の違いもあるのですが、日本の人とイタリアの人では、聞いて心に響く、関心を持つスイッチになる言葉や言い方が、若干違うように思うからとでもいいましょうか。

映画ではイタリア語吹き替えでしたが、予告編で久しぶりに、福山雅治の声を聞きました。なつかしいです♪ ついついついでに、どうだったかなと、『ひとつ屋根の下』の映像なども探して、声を聞いてみました。
by milletti_naoko | 2018-05-22 18:38 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)