イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ようやく片をつけました

 写真は、ペルージャのうちを取り囲むオリーブたちの木の一つです。

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21/5/2018

 月曜に、畑の奥に夫が植え替えたバラたちの咲き具合を見に行ったとき、ふとオリーブの枝を見ると、小さいつぼみが、たくさんできています。最近は、蠅の被害で収穫がほとんどなかったり、ひどく減ったりという年が時々あります。どうか今年は、花がたくさん咲き、秋には、たくさん実ったオリーブを収穫することができますように。

 閑話休題。やらなければと思いながら、気が乗らず、気が重くて、ずっと先延ばしにしていたことを、今日は三つ、一気に片づけました。何だそんなことか、なんでそんなにも長くと、あきれられそうなのですが、過去の翻訳の仕事で、まだ報酬を受け取っていないものが2件あり、また、昨年秋に受けた診療の領収書を、後から秘書がメールで送ると聞いていたのに、まだ受け取っていないのです。

 昨年も、再度の催促の結果、「あれ、支払いまだだったんですか。」と、たまたま電話を受けた担当者のおかげか、その後はすぐに支払いがあったこともありました。大きな仕事の、その日本語版という一部だけを担当したので、まだ全体の仕事が終わっていないのだろうか、あ、夏休み期間に入ってしまったから、催促は休み明けに、などと先延ばしにしては、学校の仕事や授業で、それどころではなくなりと、再度請求書を送るのが、遅くなり、遅くなったら遅くなったで、ますます送りにくくなってしまっていたのです。

 報酬にしても領収書にしても、本来相手がすぐに送るべきところを送らないのだから、断固とした態度で、すぐに要求しなければいけなかったな、そろそろ来るだろうなどと待つのではなかったと反省しています。そういう請求には慣れていないのですが、これからは、しっかり請求ができるようにならなければいけません。

 新たな試みなど、あれこれとやってみたいことがあっても、急ぐ仕事や目の前の授業の準備は別にして、たとえばイタリア語学習メルマガを発行したいとか、日本語の教材を作ってみたいとかいったことは、報酬と領収書を請求するメールを送ってからと、先延ばしにしてしまっていました。

 それは早く請求しなければと、会計士さんにも前から言われていました。腹を決めて送ったので、これで来なかったら、今度は電話攻撃や直接訪問なども考えています。というわけで、わたしがまず取るべき措置を取ったというだけで、完全に片がついたわけではないのですが、これで、片がつく方向に向けて、ようやく動き始めてくれると思うことにします。

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 この日はうれしいことに、また美人ヒナゲシが、一輪咲きました。

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 どういうわけか、奥にオレンジ色の花たちが見える花壇から遠く離れて、この花もまた、お隣に住む若夫婦の家の前に咲いたのですが、了承をもらって、後から種を取るために、赤いひもを結んでおきました。

 上から見ても横から見ても、とてもきれいです。

 去年は、今も完全には上がらない左肩の凍結肩のために、検査や診療、リハビリに、かなり通いました。報酬と領収書を要求するメールを、ようやく送り終えたので、今度は、確定申告での医療費控除のために、さまざまな医療費の領収書を、きちんとすべて見つけ出して、整理しなければなりません。

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Tanti piccoli boccioli sugli olivi.

Fra poco ci saranno tanti fiori e poi in autunno tante olive,
così speriamo.
Un fiore di papavero particolarmente bello nel giardino.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2018-05-26 08:52
なおこさん、自営業のお仕事は、時にはそういうこともあるので大変というのは家の夫を見ていても思います。
請求書は、正しいことなのに、なんだか、気を遣うということは多々で、精神的に疲れますね~大変ですががんばってくださいませm(__)m
ひなげしのお花の色、格別に美しいですね~お花を見るとほんとに癒されます(^^♪
そして、オリーブの小さい実にも笑みが♡
なおこさん家のオリーブ、今年はたくさん収穫出来ますように~(^-^)
Commented by mitsugu-ts at 2018-05-26 13:31
請求書の件、お疲れさまでした。僕もよく同じような状況に陥るのですが、どうしても「角が立つんじゃないか」と考えてしまってやりにくいものなんですよね。コンサートの場合は、市や州の補助金で企画されることも多く、役所の手続きの遅さのせいで支払いが遅れることも多々あります。そういう時は雇い主を責めるわけにもいきませんし、難しいもんです。ところでイタリア人の友人が「ヒナゲシには麻薬成分が含まれている」と物騒なことを言うのですが、本当かどうかご存知ですか?
Commented by ムームー at 2018-05-26 14:50 x
なおこさん
こんにちは
可愛いヒナゲシですね、色も素敵です
取り揃えておくって私、苦手です
いつもどこに置いたか困りますの
医療費の申請のための領収書を集めています
なおこさんは色々となさることが多くて
、それでもこなされるって素晴らしいですねぇ
いつもご心配おかけしています
Commented by hillfigure at 2018-05-27 00:27
こんばんは!

オリーブの木はぷちぷちと小さなつぼみがたくさんできるんですね!
どんなお花が咲くのか楽しみです(*´∀`)ノ゚♪
請求問題、当然の権利、臆せず主張して良いと思うのですが
特に催促しなければならない状況となるとなぜだか気が重〜くなりますよね〜。
そんなときは美人なひなげしさんなど見て気持を和らげてから
ことに挑んでみてはどうでしょうかε-(´・`) フー?
Commented by nonkonogoro at 2018-05-27 08:46
ひなげしの花
本当に可愛いですね。
漱石の本のタイトルにもある「虞美人草」が
ひなげしのことだと 初めて知りました。
アグネスちゃんは 「丘の上 ひなげしの花が~」と
歌っていましたし 今は ポピーと呼ぶのが一般的になっていますね。でも ひなげし の方が ぴったりですね。

オリーブの花
我が家の小さな鉢植えのオリーブにも
可愛い花がいっぱい咲きましたよ。
実がたくさんできてくれると いいなあ。

支払いなどの請求を わざわざしなくてはならないのは
面倒ですね。 そう思うのは日本人だからで イタリアの人は 当たり前にされてるのかもしれませんね。
Commented by milletti_naoko at 2018-05-27 22:51
アリスさん、だんなさまも、日本でも、そういうことがあるんですね。大変ですね。決まった日が来れば給料がもらえるのにずっと慣れていたこともあってか、相手の都合もあるだろうしと、気が進まないのですが、やはりただ待つのではなく、こちらからも言わないといけないなと反省しています。

花っていいですね。ありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2018-05-27 22:57
みつぐさん、ありがとうございます。みつぐさんにも、同じような経験がおありなんですね。そうそう、角が立つんじゃないかと、つい気になってしまうんですよね。大きな仕事全体でいつになったら支払いが行われるかということもあるでしょうし。初めからいつまでに支払いということも含めて、はっきりさせる必要を感じました。実際支払いが遅くなる仕事というのは、たいてい締め切り直前に、他が見つからなかったのか頼まれて超特急で仕上げなければいけないことが多いので、ついついそういう細かいところまで打ち合わせずに、仕事をしてしまうような気がします。

アヘンが採れるのは、Papaver somniferumというケシであり、日本でも麻薬防止のために栽培を禁止されている品種は限定されているようで、ふつうのヒナゲシにはそういう作用はないのではないかと思います。
Commented by milletti_naoko at 2018-05-27 23:00
ムームーさん、こんにちは。
ありがとうございます。時々めずらしい花が咲いてくれて、
きれいな姿にうれしくなります。
そうなんですよね。わたしも医療費関係の書類は、
基本的に一箇所にそろえておくのですが、時々療法士さんに
肩関係の検査や療養の経緯だけ見せなければいけないというときなどに、
別に分けた分などがあり、別の場所にないとも限らないので、
これを機会に整理しなければと思いました。
いえいえ、もっときちんといろいろなことをしなければと
反省することしきりです。
どうかお体を大切に、お過ごしくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2018-05-27 23:03
Cocoaさん、こんにちは。オリーブの花は、びっくりするほど小さいんですよ。
今日撮影したので、また機会を見て、写真を載せますね。

催促をされるほうも気が重いでしょうが、しなければならないのも、大変なものだなと
感じています。ようやく請求メールを送って、とりあえず一段落。ほっとしました♪

Commented by milletti_naoko at 2018-05-27 23:14
nonさん、わたしも高校の漢文の授業で『項王の最期』を教えるたびに、
虞美人草の話はしていたのに、それがヒナゲシのことだとは、
イタリアに来てから知りました。アグネスチャンの歌、なつかしいです。

お宅のオリーブにも花が咲いているんですね♪

通訳や翻訳の仕事などは、自営業という形で請け負うため、請求が必要になります。
アリスさんのコメントから察するに、日本でも自営業の肩は、大変なようです。
by milletti_naoko | 2018-05-25 22:56 | Fiori Piante Animali | Comments(10)