なおこのイタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

なんちゃって巻き寿司づくり 覚え書き

 明日、土曜日は、夕方リミニの友人が企画した海開きの会が、浜辺であります。料理や飲み物は互いに持ち寄るのですが、わたしは、そういうとき、たいてい巻き寿司を作って持って行きます。ピザやデザート、ケーキ、野菜料理は、おいしいものを作ってくれる料理上手の友人が多く、巻き寿司を食べられる機会はやはり少ないからでしょう、皆が喜んでくれるからです。数年前に初めて作って持って行った頃から、友人たちの十代の子供たちも、おいしいと言って食べてくれるので、いつも驚いています。大人は遠慮して、他の人の分を残そうと、自分だけたくさん食べたりはしないのですが、子供たちは見ていると、食べ続ける子が多いのです。イタリアでは、冷やしたごはんを、細かく切った野菜やツナ、ゆで卵などの具と混ぜて、サラダのようにオリーブオイルと酢、塩で味つけしたものを、insalata di risoと呼び、冷たいごはんを酢の風味で食べる慣習があるために、子供でも酢飯に抵抗がないのかもしれません。

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 これまでいろいろと、具を変えて試してもみたのですが、最近は、卵焼き・キュウリ・マヨネーズを混ぜたツナを具とすることが多くなりました。皆が抵抗なく食べられるものばかりだからか、一番受けがよかったように思える上、準備するのも楽で助かります。ズッキーニをかんぴょう風に煮て、具にしたこともあるのですが、気に入った人もいれば、口に合わなかった人もいたようでした。

 前回作ったのは2月で、皆で食べてもらおうと、学校の生徒や同僚のために作ったときです。しばしば作るわけではないので、のりに対する米の必要量などに、自信がないまま、ごはんを炊くことが多いので、自らの記録として、ここに控えておきます。

 今日は巻き寿司を6本作ったのですが、めずらしく、寿司飯が余ることも、足りなくて困ることもなく、ちょうどいい分量だったからです。

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・巻き寿司のり         6枚
・米     コップ3杯弱(490g)
・米を炊くときの水    コップ4杯
・昆布   適量
合わせ酢
・酢    白ワイン酢 大さじ5杯弱、自家製赤ワイン酢 大さじ1杯
・砂糖    黒砂糖 大さじ2杯
・塩    小さじ2杯

・卵    6個
・塩・オリーブオイル   適量
・ツナ缶  80g缶 2個
・マヨネーズ  適量
・キュウリ  長ければ1本、イタリアでよく見かける太く短いキュウリなら2本

 寿司酢を日本人向けのレシピで作ると、イタリアの人には、砂糖の味が気になったり、酢の味が感じられなかったりするため、砂糖は控えめに、酢は多めに入れています。本当は白ワイン酢を7杯ほど使うつもりが、切らしてしまい、自家製の赤ワイン酢を足したのですが、この自家製の赤ワイン酢は、一般に売られている酢に比べて、さらに酸味が強いのです。

 米はわたしは、イタリアの米の中では、ribeという品種が、一番大きさや食感が、日本の米に近いような気がするために、このribeで代用しています。米を炊くときに使う水の量が、日本のレシピで見かけるものに比べて多いのは、炊飯器ではなく鍋で炊くために、蓋と鍋の間から逃げていく水分が多いからかもしれませんし、イタリアのお米だからかもしれません。いろいろ試してみて、30分ほど米を昆布も入れた水につけておいてから、ごはんを炊いて、炊けてから10〜15分蒸らしたあとで、寿司酢と合わせると、巻き寿司づくりにちょうどいいあんばいに炊けるように感じていますが、これはごはんの炊き方によって、たとえば、炊飯器で炊いたり、違う種類の鍋で炊いたりするのであれば、その使う道具によって、また変わってくることと思います。

 日本に暮らしていた頃は、自分で寿司酢や巻き寿司を作ったり、ごはんを鍋で炊いたりする日が来るとは、思いもしませんでした。人間、必要に迫られれば、また、その気になれば、それまで思いもかけなかったようなことが、できるようになるものだなと、つくづく思います。

 すでに皆さん、お気づきのことと思いますが、この記事は前日に書いて、予約投稿にしています。土曜は早朝にうちを出て、寄り道して山を歩いたあと、リミニに向かい、ペルージャのうちには、日曜の晩(日本時間で月曜未明か早朝)に戻ります。

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Preparazione dei makizushi, involtini di riso per la festa sulla spiaggia.

In Giappone non immaginavo mai che avrei cotto il riso con la pentola
né avrei preparato il sushi. L'apparecchio per cuocere il riso è uno degli elettrodomestici
immancabili nelle case giapponesi e in Giappone ci sono molti negozi in cui
si può mangiare o comprare il sushi buono.
Quando la necessità richiede, uno riesce a fare qualcosa che non avrebbe mai
immaginato di poter fare.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by mimozacottage at 2018-06-03 02:05
Naokoさん、こんにちは♪

巻きずしはアメリカでも人気がありますが、イタリアでもそうなんですね!?日本の伝統料理が世界中で愛されるのを知ると嬉しくなります。
Naokoさんの巻きずし、とっても美味しそうです☆

私も何回か作って、人気がある具材を観察してみた所、
アメリカではアボカド、卵焼き、エビ、キュウリかレタスに
マヨネーズで味付けしたものが人気があって、
毎回すぐになくなります。
Commented by papricagigi at 2018-06-03 02:42
ツナたまキュー、ですね♪ 美味しそうです!
イタリアの人が酸っぱめの寿司飯が好きっていうのは新鮮な情報です。私の相方も酢飯が大好きで、酢飯に胡麻を混ぜたのだけでも美味しいといって喜びます。今度私もこの具で巻いてみます☆
週末山歩き、楽しんでください!
Commented by hillfigure at 2018-06-03 07:26
おはようございま〜す!
今日の巻き寿司もとっても美味しそうですね〜!
ツナ巻きは私の大好物ですヨンv(o^^o)vウフフ♪
ズッキーニをかんぴょう風に煮るのは面白いアイデアですね!
私もイギリスでホームステイ中何度か作りましたが
炊飯器でしかご飯を炊いた事がなかったから
やはりお鍋でご飯を炊くのが一番の難関でした〜。。。
生のお魚を使うよりこうした巻き寿司の方が見た目も綺麗で
喜ばれますよね♬
緑茶が苦手な方が多かったけど保守的な傾向が強くて
紅茶がメインのお国だからかな〜(^▼^;)?
今日の晩ご飯はうちも巻き寿司を作ろうかな!!

Commented by ayayay0003 at 2018-06-03 11:10
なおこさん、なおこさんが巻き寿司を作られてるのに触発されて、私も2月の恵方巻きだけですが作るようになりました!
なおこさんは、イタリアへ行ってからと、外からの刺激によって、もともとあった食文化を見直すきっかけになるのでしょうか?
今のところ、自分で巻いた巻き寿司のが自分好みの味なので美味しいと感じます~なおこさんのおかげで有り難いです♡
なるほど、日本のよりはお砂糖ガ少なく、酢っぱいお寿司なのですね!
イタリアは、お米を食べる文化があるので、やはり巻き寿司が受け入れられやすい素地があったのですね(*^_^*)
イタリアの皆さんが日本の国の食べ物を美味しく召し上がられたら嬉しいものですね(^-^)
Commented by milletti_naoko at 2018-06-04 01:26
ミモザさん、こんにちは。アメリカでも人気があるんですね!
お優しいお言葉をありがとうございます。

ミモザさんの巻き寿司もおいしそうです♪ やっぱり卵焼きは皆が好きで、
何かあっさりした野菜と魚介類という取り合わせがいいのかなと思いました。
ペルージャは山中にあって新鮮な魚介類を手にいれるのが難しく、また、
会場まで冷房のない夫の車で炎天下片道3時間という事情もあり、
いちおう氷といっしょに入れてはおくのですが、持ちもいいということで、
この具に落ちついています。スモークサーモンもおいしいのですが、
生だと思って食べない人が出てきてしまうんです。
イタリアでも日本料理や寿司は最近とても人気があります。まだまだペルージャのような
地方の町では、おいしいお店がないのが、残念なところです。
Commented by milletti_naoko at 2018-06-04 01:32
papricagigiさん、イタリアでは、寿司と刺身を混同している人が、
寿司が生魚で、寿司がごはんといっしょと思い込んでいる人が結構いるんです。
そういうこともあって、皆が知っているものばかりで、食べても安全と分かっている具
から、寿司に興味を持ってもらえたらなと考えてもいます。

わたしがよくいっしょに夕食会をして、巻き寿司を持参する会のメンバーの感想からなので、
好みは人それぞれだと思いますが、日本の要領で合わせ酢を作ると、砂糖が気になったり、
味がデリケートだ、つまりあまりしないという感想が多くなるので、
皆の好みに合わせていった結果、こういう酢・砂糖・塩の量になりました。
わたし自身は酢の物が苦手なので、サラダでも、時々和えた人が酢をたくさん入れていてあれあれ
と思うことがあるのですが、イタリアにも酢漬けの食品が結構あるからか、酢の味は、若干多めの
方が喜ばれる気がしています。砂糖は、こちらの人は、料理に使うことに抵抗があるようで、
うちではすき焼きやしょうが焼きをしても、砂糖はまったく入れないか、黒砂糖をかなり控えめに
入れるようにしないと、夫が嫌な顔をします。ありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2018-06-04 01:39
Cocoaさん、以前にイタリアに暮らす日本の友達が作っていたのを見て、ズッキーニの
かんぴょう風、いいなと思ったのですが、みりんや砂糖などを使うために甘くなるので、
敬遠する人がわたしの友人には多いのです。平均年齢が50歳なので、若い人に比べると、
味が保守的で、料理に砂糖はどうもという人が多いからかと思います。

お茶もやっぱり、ずっと紅茶に慣れて過ごすと、紅茶がおいしいと思うのでしょうね。
逆に、イギリスほど紅茶を飲む習慣がないイタリアでは、緑茶と紅茶を同じくらい、
あるいは緑茶の方を好む人もかなりいます。

あら、だんなさん、きっと喜ばれますね!
Commented by milletti_naoko at 2018-06-04 01:43
アリスさん、なんとそうだったんですね! アリスさんの恵方巻き、とてもおいしそうでした。
日本では、お寿司というと、何かと食べる機会が多い上に、簡単に店で食べたり、買ったりすることが
できるので、自分で作ろうと考えたことがなかったのが、自分で作らないと食べられないとなると、
また友人たちが喜んでくれるおかげで、巻き寿司や押し寿司など、たまにですが作るようになりました。
夫や義家族、友人たちの感想を、いっしょに食べながら聞いてみて、酢は多め、砂糖は少なめが喜ばれるようだ
と、こういう分量になりました。いえ、毎回いろいろ配合を変えるのですが、今回は夫も食べて受けがよかった
ので、この分量で控えておきました。1杯だけ自家製赤ワイン酢というのが中途半端なのではありますが。
日本でもイタリア料理の人気がありますし、違うようで、結局はいろいろと共通するものが、和食とイタリア料理には実はあるのかもしれませんね。
by milletti_naoko | 2018-06-02 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)