2018年 06月 04日
不思議なイタリア自動車税と山で子牛が通せんぼ
自動車税(tassa automobilistica)の領収書に記載される期限(scadenza)は、税の有効期限であり、支払い期限は記載がありません。ご覧のように、支払い(pagamento)が有効期限4月(aprile)の翌月、5月29日でも、遅延利子(interessi)や罰金(sanzioni)は取られていません。
自動車税の有効期限は4月末だけれども、支払い期限が5月末となると、手元におけるお金はできるだけおいておきたいのが人情で、どうしても支払うのは5月下旬になります。イタリアでは、日本と違って、毎年自宅に自動車税の納付書が、納付期限前に届くわけではなく、自動車の所有者が、有効期限と支払い期限を、自ら覚えておいて、期限内に納税しに行かなければいけません。有効期限と支払い期限が同じであれば、つまり、どちらも4月末であるか5月末であるかで、両者が一致していれば、自動車の所有者が、期限をしっかり覚えておくためにも、役所が、納税期限と未納者を把握するためにも、便利ですし、何より合理的だと思うのです。けれどもイタリアでは、自動車税の有効期限の1か月後が、支払い期限となるのでありました。有効期限と支払い期限の間に1か月あれば、うっかり遅れて払ったかもしれない人も、支払い期限内に納税ができると考えているのか、あるいは、1か月間支払い期間が余分にあるのだから、その期限からは遅れないように払えよと暗に示唆しているのかはなぞですが、ぎりぎりに支払おうと考えていて、払い遅れる人が出ないようにという温情から、有効期限を支払い期限の1か月前に設けているのではないかという気がします。
今日は車の話ということで、昨年の夏、カトリア山を登ろうと、夫の車で山道を登っていたときに出会い、車内から撮影したキアニーナ牛の写真を添えておきます。人や車が多く通る野山で放牧されている牛や馬が、のんびりと道路を渡ったり、道路を歩いたりしているのに出くわすことが、時々あります。このときも、登山の出発口近くなので、人が多い場所で、牛の群れが草を食んでいて、中には、車道に立っている子牛もいました。
ごくまれにですが、そういう牛や馬の一頭、あるいは数頭が、車の前に立ちはだかり、フロントガラスに鼻をすりつけるようにして迫ってくるので、車を前進させられずに、困ることがあります。
この日も、どういうわけかこの一頭が、しばらく通せんぼをしていたのですが、エサがもらえないと分かったからか、はたまた他の理由からか、幸い数分後には、道を通してくれました。
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- あらあらあら、うっかり未納の自動車税
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Foto: Vacche chianine sul Monte Catria (PU), 22/7/2017
L'articolo parla del mistero del bollo auto italiano,
cioè del fatto che la scadenza della tassa automobilistica, indicata anche sulla ricevuta,
è stranamente un mese prima della scadenza del pagamento.
Lo trovo strano solo io?
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車にのってる時なら怖くないけれど、歩いてる時だと大きいし、何頭かいたら恐怖です^^;
何分か?待ってる時間は長く感じますよね(・・?
あの美味しいフィレンツエ名物のステーキになる牛さんだと思うと少し感慨深いです(笑)
先日、京都のよく行くイタリアンのお店で、ステーキと注文したら(そのお店でステ―キ注文は初めて)、
何と、フィレンツェ風のステーキで驚きました!(^^)!
あのパルミジャ―ノがのる、ルッコラとコラボなのです。
お肉は、でもキアニ―ナ牛さんは日本では驚く程高価なのでニュージ―産の似た肉質の牛肉だとお店の方に聞いたら説明してくれました!
旅でのことが思い出される1品に感動でした☆
今日のなおこさんのお写真もまた同じで感動です(^_-)-☆
こんにちは〜!
自動車税の支払い期限に有効期限もあるなんて税金の支払い方も国によって色々あるんですね〜。
日本の自動車税は5月中の支払いが常でわかりやすいけど
車検も自動車税もお高いから頭が痛い.../( ̄ロ ̄;)\
さっさと払っちゃわないと後回しにしてたら払うお金がなくなっちゃいますヨンε=(。・д・。)フー
せっかく安くなってたガソリン代が
最近またリッター150円前後の高騰続きでヤレヤレです〜┐( ̄▽ ̄)┌ フゥゥ~
白いキアニーナ牛さんは車に慣れてるんですね〜♪
あんなに道路のすぐ脇で草を食べてるなんて、とってものどかな感じ♪
青い空もきれいだし、自動車税の支払いも済んで気持も晴れ晴れですネ!!
近寄られると、やはり迫力があります。京都のイタリア料理店で、
フィレンツェ風のステーキとは、ひょっとして、パルミジャーノ
やルーコラがいっしょなら、ウンブリアや他の地域でも食べる
タッリャータのことでしょうか。思い出と共に食べられて、よかったですね♪
支払い期限が違ってくるのが、おおしろいですよね。イタリアの車検は、
ディーラーでするとかなり高めにはなるようですが、何も問題がなければ、
近所の車検ができる自動車修理工場に持って行けば、70ユーロ弱で、目の前で
たったったとしてくれて、すぐに終わるので助かります。
ガソリンはイタリアでは税のために他国に比べて高いので、今調べてみたら、
(こんな便利なサイトに今気づきました。https://www.prezzibenzina.it)
わたしがよく行くガソリンスタンドでは1リットル1.599ユーロですから、
今の為替相場だと、1リットル200円強です。高いですね。まあ、かつては
1リットルが2ユーロ近い高額だったこともありましたから、そのときに比べれば。
とりあえず、払うべきものを払い終えて、ほっとしています。
自動車税、有効期限と支払い期限が違うって面白いですね。
うちの車は買ってから満13年、まだまだ乗るつもりなのですが
税金が今年から、6千円近く上がってしまい、がっくり・・・・
息子は、約40年以上前のfiat500に乗っているのですが、普通自動車なみの税金払ってるみたいです。
イタリアは、ガソリンも高いのですね。
日本はハイブリッド車が多くなってきましたが、イタリアはどうですか?
ヨーロッパは、ガソリン車の生産を止める動きもありますよね。
なんと息子さんが約40年以上も前のチンクエチェントに乗られているんですね。
うちにも50年近く現役のチンクエチェントがあるのですが、幸いイタリアでは
30年以上前に新車登録されたクラシックカーは自動車税がかからないので、
所有者の義父はそのおかげもあって、義弟から譲り受けた古い車と2台を所有し続ける
ことができているのだと思います。ただ、クラシックカーを持つだけではなく、
うちのように路上も走りたいという場合は、年に30ユーロ弱払う必要があるそうですが、
いずれにしても、自動車税よりはずっと安くつきます。
ハイブリッド車はまだまだこちらでは値段も高いので少ない気がします。
イタリアでは、わたしの車はガソリン車ですが、家族や友人・知人には、燃費がよく
燃料代も安いからと、ディーゼル車に乗っている人がかなりいます。