2018年 06月 15日
災い転じてひき肉カレー
すべての日本料理が口に合うわけではないイタリア人のわたしの夫は、まだ味覚が柔軟な若い頃に、インドを旅したことがあるので、カレーライスは好きなのです。イタリアではカレールウはひどく高価で、ペルージャではなかなか手に入らない上に、近年は、カレールウに含まれる添加物が気になり始め、カレーを作るときは、ルウなしで作るようになりました。インターネットで見つけた、夫も好きなカレーのレシピは、作るのに時間がかかるため、カレーをさっと作って、わたし一人で食べたいときは、自分であれこれと、時に材料や調味料、その配分を変えて、作っています。実は、火曜日も、自分一人用にと手早くカレーを作りました。ところが、カレー粉を入れすぎて、ひどく辛くなったので、何か甘みのあるものをと考え、このときにハチミツを入れればよかったのに、ふと、さくらんぼジャムを瓶詰めにして煮沸消毒した際に、瓶に入りきらず、煮沸消毒もしていない少量のさくらんぼジャムが残っているのを思い出して、それを加えると、辛くはなくなったものの、妙な酸味と甘みが強く感じられました。これはいけないと、トマトソースと塩を加えて、さらに煮込むと、幸いなんとか食べられないことはないのですが、カレーというよりは、甘さと酸味が気になるハヤシライスソースのようです。本来は夫の留守に、わたしが一人だけで食べきれる量を作るつもりが、味を調整しようと、ジャムやトマトソースを加えていたら、食べ終わったあとも、1、2人前残ってしまいました。
水曜の夕食に、カレーを作ろうと考えたときは、夫も好きなレシピで、じっくり時間と手間をかけてたくさん作り、味がおかしくならない程度に、火曜に作ったへんてこカレーも混ぜ合わせようと考えていました。さて、レシピどおりに作ったカレーは、レシピにある固形スープの素の代わりに、野菜を煮て裏ごししたスープを使ったからか、おいしくできたものの、わたしが覚えている日本のカレーの味、ハウスバーモンドカレーの甘口の味とは、微妙に違う味になりました。かなりの量のカレーを作ったので、混ぜ合わせても気にならないだろうと、おととい作った妙なハヤシライスソース風カレーを温めて、新たに作ったカレーと混ぜ合わせると、ところが不思議なことに、肉が牛ひき肉であるところは違いますが、子供の頃食べ慣れた、あのおいしい味そっくりのカレーになりました。
というわけで、思いがけずおいしくできた牛ひき肉のカレーライスが、昨日の夕食のプリモでした。夫もおいしいと喜んでくれて、うれしかったです。カレーは、わたしには、幼い頃の家庭の味、日本の懐かしの味であり、夫にとっては、若い頃の友人たちとのインド旅行の思い出と冒険の味なのだと思います。旅行中、真っ黒に日に焼けて、当時やせていた夫は、地元の人にインド人と間違われたことさえ、あったそうです。
写真のナイフとフォークは、つい最近までスーパーで、ポイントを集めれば購入できたEganというメーカーの製品です。野の花にも見えるハートの形と色づかいがかわいらしくて、わたしには黄色、夫には水色で、ナイフ・フォーク・スプーンをそろえ、ミジャーナ用に、何枚かのピザ皿も購入しました。カトラリーは、結婚したときに、わたしたちが選んで、祝いの品として贈ってもらったお気に入りの6本セットが二つあり、夫はそのフォークやナイフの方が手になじんで使いやすいし、記念の品だからと言うのですが、ハートマークのこのセットもかわいらしいので、結婚祝いのナイフやフォークを使うことの方が多いのですが、時々はこのハートのフォークたちも、食卓に並べています。
この記事は、6月14日金曜日の晩に書いて、予約投稿としたものです。
カレーは、こちらでは、どうしてもルウで作るため、ルウの味になってしまいますが、私は生のリンゴを1コすりおろして加えるのがお気に入りです~(^^♪
カレー、その家庭の味が有りますよね(*^_^*)
ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ 、カレーライスだい好きです!
なんとも美味しそうなカレーライスの写真が目の前に。。。(๑´ڡ`๑)ウ~ム!!
スパイスだけで作るカレーもバーモントカレーのようなルーを使うカレーも
その時の気分次第、どちらも美味しいですよね〜♪
味付けが決まらなくてどんどん量が増えちゃうことってありますよね〜(●´艸`)
苦心の甲斐あって美味しいキーマカレーが出来て楽しいディナータイムになりましたね♪
ハートの模様の黄色のフォークたちも
テーブルクロスのひまわり柄とよくマッチしていてとっても可愛い♩(●´∀`●)ホェ
懐かしい日本のカレーの味になってよかったですね。
カレーは家庭ごとの味があるのですが、最近はルーよりも
レトルトカレーの市場が拡大しているそうです。
作るということより、出来合いのものが好まれるようになってきたというニュースを聞いて驚きました。
ナプキンリングも可愛いですね。。。
いったいどうなることかと思ったのですが、
不思議にいい味に落ち着いて、ほっとしました♪
リンゴ、わたしも時々加えています。
おっしゃるとおり、カレーって、家庭ごとの味があり、
それが好みの味のもとになるような気がしています。
ありがとうございます。何だか何かの実験のようで、
最終的にどういう味になるかが予測できず、はらはらしただけに、
おいしいカレーになってくれて、うれしかったです♪
レトルトカレーも、忙しい方も多いので、さっと食べられて便利ですよね。
レストランのようなおいしい味がレトルトで再現できる、
レトルト市場も日本では需要が多くて、かなり進化しているのですね。
ヒデキの「リンゴと蜂蜜とろ~り溶けてる」カレーですね♪
旦那様、インドへお越しになったことがあるんですね。
スウェーデンのブロ友もインドへ行ったことがあるそうです。
おそらく旦那様と同世代なのでしょう。
かくいう私も初めての海外はインドでした。
インドがご専門の先生夫婦に連れられての旅でしたが…
街頭のカレーも大学のカレーもホテルのカレーも同じ味で
奥では厨房がつながってるんじゃないの?と笑いましたっけ。
奥様の方はヒンディー語に堪能でインド料理がお上手です。
この夏、お二人に数年ぶりにお会いすることもあって
カレーの味などなつかしく思い出しました。
歌が頭に残っているからでしょうね。味の調整にはついハチミツや
リンゴをと、頭に浮かんでしまいます。
インド旅行をされたことがあるんですね! 本格的なカレー、
わたしは辛いのは苦手なのでたぶん食べられないと思うのですが、興味があります。
夫は若い頃、友人たちと、インドを始め、タイや中国、アルゼンチンなど、
世界の各国をかなりあちこち旅行しているんですよ。