2018年 06月 23日
花の香り・自然の力浴びる朝、聖ヨハネの水
そこで、聖ヨハネを記念する祝祭日(Festa di San Giovanni)の前日である今日は、花をいっぱいに浮かべた香りのいい聖ヨハネの水(l'acqua di San Giovanni)を用意しようと、バラの花や野の花、山の花がきれいに咲くミジャーナに、花を摘みに出かけました。
2015年に通ったラッツィオ州の薬草学講座では、薬草に使うために花や実、芽を摘むには、その植物のエネルギーが最も高まっている時期に行う必要があり、夏至の頃は、エネルギーが最高に達する植物が多いと学びました。植物が活力や香りに満ちるこの時期に、花を摘んで一晩水につけておき、さらに、月の光の力も得て、聖ヨハネの水は、自然の活力や香りに満ちたものになり、翌朝は、その聖ヨハネの水で顔を洗うことによって、自然の活力や香りを、心身に取り込むことができるのだと思います。
今年は張り切って、ミジャーナの花盛りの美しい、香りも高いバラの花もいくつか摘み、薬草でもある野の花も、山で摘んで帰ったので、聖ヨハネの水が、いつにも増してきれいです。明日の朝には、花の香りと自然の力にあふれ、心にも体にも元気を与えてくれる水になっていそうで、今から楽しみです。
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L'acqua di San Giovanni,
profumata con i fiori raccolti il 23 giugno a Migiana e
messa fuori sotto la luce della luna per tutta la notte.
Domattina ci laveremo il viso con questa acqua profumata e
piena dell'energia della natura.
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ミジャ―ナにお花を摘みに行くって素敵なこおですね~♫
自然いっぱいのミジャ―ナのお花は、パワーも有りそうで、身体にとても良さそうな気がいたします~(^-^)
数年前からこの習慣が復活したのでしか?
昔からの習慣、現代人にとっては、謎な部分が多く神秘的ですが、その神秘にこそパワーがあるように私も思えてなりません(*^_^*)
とってもステキな慣習ですね〜。
水に浮かべた花々の美しさにもうウットリです(〃 ̄∇ ̄ポ)
朝起きたら顔を洗うといういつもなら考えずにやってしまっているのな当たり前のことが
そんなふうに特別に取り立てられる日があるということも
何気ない日常を見直したり感謝したりする良いきっかけにもなりそうな気もします♪
香り高く自然のエネルギーに満ちた水での洗顔はさぞかし心地よく、
特別な1日の素晴らしい始まりとなったことでしょうね〜(人´∀`).☆.。.:*・
今年は薔薇や香草も加わり、いっそう華やかで健康的ですね!
一晩戸外で水に浸すのは月の光を浴びるためだったのですね。
おかげさまで一層理解が深まりました。
リッチリンクの依頼を承認してくださってありがとうございます。
せっかくですので、今年の記事もリンクさせて頂いてよろしいでしょうか。
昨年の聖ヨハネの日に一目惚れしてしまった
なおこさん手作りの聖ヨハネの水、
年を追うごとに、より多くの方々に喜びを運んでくれますように。
幾重にも感謝いたします。Grazie mille!!
今年は庭の花が少ないからと、ミジャーナで集めたのですが、
ちょうど庭のバラや、カレープラント(elicriso)やセイヨウオトギリ
(iperico, erba di San Giovanni)などの山の薬草の花が花盛りで、
より彩り鮮やかで、香りもよく、効果も期待できそうな聖ヨハネの水が
できあがりました。
夫が始めた頃に、ちょうど昔の慣習を再開しようという人が次々に出てきて、
ブログなどの記事でもそう言及してあったり、SNSでも写真を載せたりする人が、
年々増えてきたように思います、かがり火を焚いて前夜に祝うところもあり、
夏を迎えるという意味もありそうで、調べてはいませんが、きっと
キリスト教以前から存在していた異教徒の祝いに、聖ヨハネの祝祭日が
重なってのことではないかと思います。ちょうどクリスマスがそうであるように。
薬草学講座で学んだのですが、薬草の花や芽、草を摘むにも、その生命力が最高潮に
達する日や時間帯を選ぶことが大切なようで、夏至の頃というのは、多くの草花にとって、
まさにそういう生命力の旺盛な時期であり、その力や香りを、水を通して分けてもらえる
ということではないかと思います。
日本と同じで、西洋にも、季節ごとの自然の移り変わり、植物の変化を生活に取り込む風習が
あることが興味深いです。
夏至の時期のエネルギーに満ちた時期はしばらく続くと思うので、
Cocoaさんもぜひ、クロ坊ちゃんと試してみてください♪
今調べてみたら、やはり、もともとはキリスト教以前の
異教徒の頃からあった風習で、日が最も長い夏至に、
鬼というか魔を払って福を呼び込む祭り・儀式が、
カトリック教の世になって、聖ヨハネの祝祭日前夜に
行うようになったようです。やはり冬至前後に行われていた異教徒の祝祭が、
クリスマスに受け継がれたのに通じるものがあります。
というわけで、宗教を超えて、自然や花の力・香りをもらうことができる
効果があると思いますので、ぜひぜひお試しください。
太陽が最も力あるときに邪を払い福を呼び込むための祝いで、
地域によって、いろいろな祝い方があり、かがり火を起こすところも多いようです。
夫の以前の教区も、守護聖人が聖ヨハネ、サン・ジョヴァンニだったので、
前夜に大きなかがり火を焚いていたそうです。
薬草学講座で通ったコッレパルド村では、毎年大勢が集まり、たっぷりと水と花が
たたえられた中に、皆が飛び込んで、かがり火も焚いて祝う祭りがありますし、
今日インスタグラムを見たら、浴槽に水をはって、花をいっぱいに浮かべている人もいました。
ありがとうございます。夫との競作で、今年はイタリア語名がその名も「聖ヨハネの草」である薬草、
セイヨウオトギリの花やカレープラントを山で摘み、うちのセージやミント、ローズマリーにラベンダー
も入れたので、香りや色合いに加えて薬草としての効果や香りの成分もさらに多くなったかと思います。
こちらこそ、リンクと共に、できれば多くの方に伝えたいなと考えて毎年ご紹介している風習を、
ご紹介してくださってありがとうございます。こちらの記事へのリンクもぜひどうぞ。
こちらこそありがとうございます。
今日、インスタグラムでも写真を拝見しました♪
漂う香りに、花や緑の生命力と効力をつくづく感じます。
こういうすてきな習慣が世界に広がっていくこと、うれしいです。
コメントをありがとうございます♪