山小屋からシビッラ山(2173m)の山頂を目指して、登っていく周遊コースは、出発地点の標高が1540mと高いので、ペルージャ周辺や標高961mでは、もう花の季節が過ぎたイヌバラ(rosa canina)が、7月に入っても、まだ花盛りでした。

Rosa canina fiorita & Rifugio Sibilla, Montemonaco (AP) 7/7/2018 18:55
この写真は、山頂から長い間細道を下り、ようやく到着地点でもある山小屋、(Rifugio Sibilla1540m)が近づいてきたときに、撮影したものです。斜面に見える黄色い背の高い花は、すべて、昨日の記事でご紹介したビロードモウズイカです。
岩がちの山頂付近にこそ、花が見当たらないものの、山小屋を出発してから山頂が近づくまでの間には、色とりどりの花がきれいに咲いていました。

Fiori di achillea 13:26
このピンクのかわいらしい花は、セイヨウノコギリソウ(イタリア語名 achillea、学名 Achillea millefolium)の花です。セイヨウノコギリソウ、イヌバラ、ビロードモウズイカは、いずれもイタリアの野山ではよく見かける植物で、古来、薬草として用いられてきました。

13:30
ナデシコ(garofanino)の花も、たくさん咲いています。

テッツィオ山では、6月半ば頃が花盛りだった聖ヨハネの草、セイヨウオトギリ(イタリア語名 iperico、学名 Hypericum perforatum)も、シビッラ山では、今が花盛りです。この花をオリーブオイルに浸して、日光にさらし、赤くなったオイルは、古来火傷などの特効薬として使われてきました。

13:57
ケンタウレア・モンタナ(centaurea montana)の青い花も、あちこちで見かけました。

14:07
砂利道を歩いている間は、道の左右に、色とりどりの野の花が咲いているところが、たくさんあります。

14:11
この黄色い花は、根が薬用として用いられるゲンチアナ(イタリア語 genziana maggiore、学名 Gentiana lutea)の花です。夏のアルプスや、アブルッツォの高原、カンポ・インペラトーレでは、よく見かける花で、こうした土地で売られているゲンチアナのリキュールが夫は好きなのですが、土曜の登山では、この一輪しか見かけませんでした。斜面が急なので、道の両側に咲いている花しか、目に入らないためでもあるかと思います。

16:23
頂上付近は標高も高く、岩がちであるためか、花は少なかったのですが、眺めがすばらしかったです。
天高くそびえるシビッラ山(Monte Sibilla)の高みからは、はるか遠くの海まで見渡すことができます。

16:54
山頂付近の道が険しく、登頂が大変なので、この山に巫女、シュビッラ(Sibilla)が住み、ヨーロッパ中から面会を求めに来る騎士たちに神託を与えていたという伝説を思い、長旅の末に険しい岩も乗り越えて、ようやく巫女から神託を聞いたときの騎士たちの喜びや達成感を、想像してみます。

16:59
1枚上の写真は、シビッラ山の山頂(2173m)からの眺めを撮影した風景です。その5分後、山頂から下り始めてすぐのところに、まだつぼみのマルタゴンリリー(イタリア語名 giglio martagone、学名 Lilium martagon)を見つけました。(咲いた花の写真はこちらの記事にあります。)

17:03
ラン(orchidea)の花も、きれいに咲いていました。

17:15
巫女の洞窟跡近くに、このかわいらしいピンクの花がたくさん咲いていました。ニンニクの親戚ではないかと思うのですが、まだ裏づけとなる資料がみつかっていません。

18:24
頂上から下り始めて約30分後、夫に言われてふり返ると、確かに夫が言うように、シビッラ山の山頂付近の盛り上がった高みの右下に、まだ白い雪が残っていて、その雪が、ハートの形をしています。

18:30
尾根道を後にして、斜面を山小屋に向かって下っていくと、ここにもまた、いろいろな花が咲いていました。このオレンジ色の花は、イタリア語名がgiglio di San Giovanni、直訳すると「聖ヨハネのユリ」で、学名はLilium bulbiferumです。このユリも、セイヨウオトギリ同様に、イタリア語名に「聖ヨハネの」(di San Giovanni)とあるのは、聖ヨハネの祝祭日である6月24日前後に、花が咲くためでしょう。最近は、あちこちの野山に出かけるたびに、よくこのユリの花に出会いました。

18:33
この辺りには、この鮮やかな色のかわいらしい花がたくさん咲いていました。
こんなふうに土曜日は、野の花や眺望を愛でながら、歩くことができて大変でしたが、すばらしい山歩きができました。こういう登山がしたかったんだと、友人たちも喜んでくれたので、うれしかったです。
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この写真は、山頂から長い間細道を下り、ようやく到着地点でもある山小屋、(Rifugio Sibilla1540m)が近づいてきたときに、撮影したものです。斜面に見える黄色い背の高い花は、すべて、昨日の記事でご紹介したビロードモウズイカです。
岩がちの山頂付近にこそ、花が見当たらないものの、山小屋を出発してから山頂が近づくまでの間には、色とりどりの花がきれいに咲いていました。

このピンクのかわいらしい花は、セイヨウノコギリソウ(イタリア語名 achillea、学名 Achillea millefolium)の花です。セイヨウノコギリソウ、イヌバラ、ビロードモウズイカは、いずれもイタリアの野山ではよく見かける植物で、古来、薬草として用いられてきました。

ナデシコ(garofanino)の花も、たくさん咲いています。

テッツィオ山では、6月半ば頃が花盛りだった聖ヨハネの草、セイヨウオトギリ(イタリア語名 iperico、学名 Hypericum perforatum)も、シビッラ山では、今が花盛りです。この花をオリーブオイルに浸して、日光にさらし、赤くなったオイルは、古来火傷などの特効薬として使われてきました。

ケンタウレア・モンタナ(centaurea montana)の青い花も、あちこちで見かけました。

砂利道を歩いている間は、道の左右に、色とりどりの野の花が咲いているところが、たくさんあります。

この黄色い花は、根が薬用として用いられるゲンチアナ(イタリア語 genziana maggiore、学名 Gentiana lutea)の花です。夏のアルプスや、アブルッツォの高原、カンポ・インペラトーレでは、よく見かける花で、こうした土地で売られているゲンチアナのリキュールが夫は好きなのですが、土曜の登山では、この一輪しか見かけませんでした。斜面が急なので、道の両側に咲いている花しか、目に入らないためでもあるかと思います。

頂上付近は標高も高く、岩がちであるためか、花は少なかったのですが、眺めがすばらしかったです。
天高くそびえるシビッラ山(Monte Sibilla)の高みからは、はるか遠くの海まで見渡すことができます。

山頂付近の道が険しく、登頂が大変なので、この山に巫女、シュビッラ(Sibilla)が住み、ヨーロッパ中から面会を求めに来る騎士たちに神託を与えていたという伝説を思い、長旅の末に険しい岩も乗り越えて、ようやく巫女から神託を聞いたときの騎士たちの喜びや達成感を、想像してみます。

1枚上の写真は、シビッラ山の山頂(2173m)からの眺めを撮影した風景です。その5分後、山頂から下り始めてすぐのところに、まだつぼみのマルタゴンリリー(イタリア語名 giglio martagone、学名 Lilium martagon)を見つけました。(咲いた花の写真はこちらの記事にあります。)

ラン(orchidea)の花も、きれいに咲いていました。

巫女の洞窟跡近くに、このかわいらしいピンクの花がたくさん咲いていました。ニンニクの親戚ではないかと思うのですが、まだ裏づけとなる資料がみつかっていません。

頂上から下り始めて約30分後、夫に言われてふり返ると、確かに夫が言うように、シビッラ山の山頂付近の盛り上がった高みの右下に、まだ白い雪が残っていて、その雪が、ハートの形をしています。

尾根道を後にして、斜面を山小屋に向かって下っていくと、ここにもまた、いろいろな花が咲いていました。このオレンジ色の花は、イタリア語名がgiglio di San Giovanni、直訳すると「聖ヨハネのユリ」で、学名はLilium bulbiferumです。このユリも、セイヨウオトギリ同様に、イタリア語名に「聖ヨハネの」(di San Giovanni)とあるのは、聖ヨハネの祝祭日である6月24日前後に、花が咲くためでしょう。最近は、あちこちの野山に出かけるたびに、よくこのユリの花に出会いました。

この辺りには、この鮮やかな色のかわいらしい花がたくさん咲いていました。
こんなふうに土曜日は、野の花や眺望を愛でながら、歩くことができて大変でしたが、すばらしい山歩きができました。こういう登山がしたかったんだと、友人たちも喜んでくれたので、うれしかったです。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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なおこさん、こんにちは!
可愛いお花がいっぱいで楽しい登山でしたね!
日本で園芸種として販売されている原種のような花がたくさんあって北海道の同じくらいの標高の山にある種類とはだいぶ違うと言うのが分かりました。
ヨーロッパやアメリカ原産の花が本当に多いんだなぁとあらためて知ることができます。
日本は結構な高さまで緑モリモリの山が多いのに比べてイタリアは岩山が多くそういう地層の違いも当然ながらあるのでしょうね。
それにほとんどが薬草としての効用もあるというのも興味深いです。
シビッラ山のお花見登山、本当に楽しそうでいいなぁ~
でも先記事の鎖場のある登山をみると、あれはちょっとこわいです^^;
久々で長くなりました。
また楽しみにしていますね~!
可愛いお花がいっぱいで楽しい登山でしたね!
日本で園芸種として販売されている原種のような花がたくさんあって北海道の同じくらいの標高の山にある種類とはだいぶ違うと言うのが分かりました。
ヨーロッパやアメリカ原産の花が本当に多いんだなぁとあらためて知ることができます。
日本は結構な高さまで緑モリモリの山が多いのに比べてイタリアは岩山が多くそういう地層の違いも当然ながらあるのでしょうね。
それにほとんどが薬草としての効用もあるというのも興味深いです。
シビッラ山のお花見登山、本当に楽しそうでいいなぁ~
でも先記事の鎖場のある登山をみると、あれはちょっとこわいです^^;
久々で長くなりました。
また楽しみにしていますね~!


