2018年 07月 25日
湖の魚料理の村祭り、トラジメーノ湖 サンタルカンジェロ
わたしたちは初日に行って、魚料理を白ワインと楽しみました。わたしが注文したのは、ヨーロピアンパーチのパスタ(pasta al persico reale)と魚の串焼き(spiedini di pesce)で、夫は同じパスタとトマトソースで煮込んだ魚料理(tegamaccio)、そして、フライドポテトを頼みました。テガマッチョに入っていたウナギ(anguilla)の量が驚くほど多かったので、夫はフライドポテトは食べきれずに残していました。魚の串焼きがとりわけおいしく、ほんの少しだけぴりっと唐辛子の効いたパスタやウナギがおいしいと、夫も喜んでいました。
この日、メニューのつけ合わせの野菜には、フライドポテト(patate fritte)しかなかったのですが、わたしと夫がカステッルッチョでたくさん歩いた翌週の土曜、7月14日に、夫が帰宅後に義弟夫婦と出かけて、もう一度この村祭りで夕食を食べた際、義弟たちが頼んだ前菜に、サラダも入っていたそうです。14日の晩、わたしは、暑さと太陽と山歩きで疲れていたため、うちで休みました。
ランチョマット代わりの紙に、こんなふうに、四角い枠の中に書かれた魚に関連する言葉を、上の図から探して囲もうというゲームもありました。すでに登場したanguilla「ウナギ」や、carpa「コイ」、tonno「マグロ」などの魚の名前のほか、fiume「川」やmare「海」など、魚が生息する場所の名前もあります。
わたしたちが祭りの会場に向かう途中に見たと思われる雲は、会場に着いてしばらくの間は、こんなふうに上空を覆っていましたが、わたしたちが食事を終える頃には、空が晴れていました。
会場では、漁師さんたちが漁に使う網を展示していて、それぞれの網に、どういうしかけがあるのかを、夫の質問に答えて、詳しく説明してくれました。
ねらう魚によって、使う網の目の大きさが違ってくるそうです。
夕食を食べている間に、日は沈んでしまったのですが、たそがれのトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)もきれいでした。今日は、昨晩割愛した写真を2枚ご紹介します。
この写真は、白い明かりが湖面に映る様子が、気に入っています。
サンタルカンジェロの桟橋からは、正面にポルヴェーセ島(Isola Polvese)が見えます。西から東へ、この写真で左から右へと行くに従って、空も湖も少しずつ茜色が少なくなり、たそがれ色になっていく様子がきれいでした。
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Sagra del pesce sfilettato, Sant'Arcangelo, Magione (PG) 6/7/2018
Buoni i piatti a base di pesci di lago,
interessante lo stand Expo delle "Antiche Tradizioni.
l'arte della pesca raccontata dai pescatori di Sant'Arcangelo."
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やはり、なおこさんが注文された魚の串焼きが私も好みです♡
ハーブ系の感じがして、アッサリしていそうです~
トマトソースはやはりイタリア料理らしく、ヨーロピアンパ―チのパスタ?パ―チって何でしょうか?
ご主人様の魚のトマトソース煮込みにウナギ(anguilla)が入ってるというのに驚きました!
スペイン料理でウナギの稚魚を食べる料理があったのは知ってるのですが、他にヨ―ロッパで鰻を食べる文化があったのに驚きでした!
やはりブツ切りで入ってるのですか?日本のように開いてるとは思えないですから~
湖の魚、淡水魚でしょうけど、美味しいお料理が食べられるお祭、良いですね(*^_^*)
夕焼けとお料理と2つ美味しいトラジメーノ湖ですね♫
お魚料理の村祭りなんて、美味しそうなお祭りで良いですね〜♪
お写真を見る限りどのお料理もとっても美味しそう(ノ≧ڡ≦)
ウナギのトマトソース煮込みとやらを食べてみたいです!!
網の展示や漁師さんの説明も面白そうですね(A゜∇゜)
こんなお祭りがあるのだからトラジメーノ湖はとっても豊かな漁場でもあるのですね!
お魚さんがたくさん眠るトラジメーノ湖の夕焼けの風景が
今回もとてもきれいで和みました(*´∀`*)ホェ~
京都の祭りの一つ「祇園祭山鉾巡行」が終わりました。
毎日35℃を越える猛暑日がもう14日間も続いてます。もううんざりです。
ヨーロピアンパーチは、わたしもイタリア語名のpersicoの学名から
日本語で何と言うかインターネットで突きとめたのですが、伊和辞典には
「スズキ科の淡水魚」と語義のところに書かれています。
ウナギは、以前にも夫がボルセーナのレストランで、メニューから選んで
食べていましたから、イタリアでも食べる文化があるのだと思います。
特にボルセーナ湖やトラジメーノ湖など、ウナギがとれる湖の近くでは。
冒頭の写真の左上の皿に載っているのは、すべてウナギで、ここではこんなふうに
切っていますが、ボルセーナでは2センチほどの輪切りにして、焼いていた
ように覚えています。
わたしはウナギは苦手なんですが、夫は好きなようで、テガマッチョは、
いろいろな魚がいっしょに入っていることが多いように思うのに、
ウナギだけがかなりの量どんと入っていたので、驚いていました。
湖畔の村がそれぞれに趣向を凝らして、いろんな村祭りが相次ぐので
興味深いです。わたしのお気に入りは、9月開催のモンテ・デル•ラーゴの
文通祭りです。
魚が豊富にとれるトラジメーノ湖があり、おかげで遠い昔から
近隣の集落や町は、その豊かさの恩恵を得ていたようです。
ふだんは高い魚料理も、魚がとれる村で、村人が協力して料理するので、
安くおいしく食べられるんですよ。
京都は、お祭りに限らず、平安の昔からずっと続いている伝統が多いのがすばらしい
ですね。まだそんなに暑い日が続いているんですね! どうかお体を大切に。