2018年 08月 01日
通行感謝の黒トリュフパスタ
今週初め、採れたての黒トリュフを、わたしたちにも少し分けてくれました。五つある黒トリュフを、新鮮なうちに、水曜までには食べきらないとということで、月曜も今日も、夫の好きなニンニクとオリーブオイルと共に、トリュフをフライパンで炒めて、黒トリュフのパスタ(Pasta al tartufo nero)を作りました。
黒トリュフというと定番は、タッリャテッレなどの長いパスタなのですが、うちは夫が長いパスタが好きではないため、パスタにはフジッリ(fusilli)を使いました。溝にトリュフがうまくからみ、新鮮なトリュフの味が十分に味わえて、おいしかったです。
これが、今日料理を始める前の黒トリュフ(tartufo nero)です。黒トリュフは卵焼きにしてもおいしいのですが、今日は、わたしがケーキを焼くのに卵を使った上、義父母宅でも、昼食がズッキーニの卵とじだったので、自家製の卵は残り二つしかなかったのです。そこで、卵は目玉焼きにして、半分ずつ食べることにしました。つけ合わせは、畑の夏野菜たっぷりのサラダです。二人分をサラダボウルで、塩とバルサミコ酢、オリーブオイルで味つけしておいて、プリモのパスタを食べ終えたあと、フライパンの目玉焼きを皿に盛りつける際に、各自サラダを、ナイフとフォークを使って、自分の皿に取って食べました。
今日はペルージャの最高気温は35度で、これからも暑い日が続きそうです。暑さを閉め出すために、閉めていた窓とよろい戸を8時半過ぎに開けると、空に、赤いキツネならぬ、ピンクのキツネのように見える雲がありました。左手に長い鼻先があり、右上にしっぽがなびいているように、わたしには見えるたのですが、皆さんの目にはどう映るでしょうか。
ミジャーナでの作業を終えてから、遅く帰るであろう夫と夕食をいっしょに食べようと、ちょうどわたしも仕事の区切りがつかなかったので、この頃までは待っていたのですが、空腹を感じて食べ終えたら、そのすぐあとに夫が帰宅しました。
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Buona la pasta al tartufo nero.
Oggi al pranzo a casa :-)
Di sera mi sembra di aver riconosciuto
una volpa rosa nel cielo.
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関連記事へのリンク
- トリュフざんまい (2013/9/15)
↑ ウンブリア北端の町、チッタ・ディ・カステッロのトリュフ専門店でのトリュフの説明や料理法の紹介、トリュフ料理を味わう昼食会で、通訳を務めたときの記事です。トリュフのミニ博物館の訪問やトリュフを使った保存製品の工房も見学することができ、料理は、前菜・プリモ・セコンドだけではなくサラダにもトリュフが使われていて、とてもおいしかったです。
- 白トリュフ、見つけた! イタリアで犬とトリュフ狩り (2010/12/14)
日本の松茸のような存在でしょうか?
私もフランス料理などで 食べたことはあると思いますが
味はどんなだったかな?
日本に来るまでには 風味も抜けてしまうのでしょうね。
トリュフの元の姿を見せて頂いて
ありがとうございます。
雲の形が
何かの姿に見えると楽しいものですね。
生つばが口の中に湧いてきました(*^。^*)美味しそう~!
たしかに、空にダイナミックなピンクの狐が走っていますね~!子供の頃、大きな怪物を空に見つけて興奮した記憶がよみがえりましたよ!なおこさんはピュアな視点をお持ちなんですね(^^♪
でも私の舌は覚えていないと言ってます。さぞ美味しかった事でしょうね・・・(羨まし~い♪)
やはり、新鮮なうちに食べないといけないのでしょうね~
フジッリのパスタ美味しそうです~♡
イタリア旅では、フジッリのパスタ、度々食べたので懐かしいです~
家の夫は、なおこさんとことは反対でロングパスタ派なので、なかなか家でショートパスタにすることが有りません!残念です~
過日の私のミス(恥)、なおこさんに教えて頂いてやっと覚えました。指摘が無ければ、もしかしたら生涯「フリッジ」と思い込んで過ごしていたかもしれません。
今日もスーパーでこの商品を見かけたので、スペリングを確認したところでした(@_@)
ご親切に有難うございました。
昨年、北イタリアを旅した方にトリュフオイルを頂戴しましたが、なんだか勿体なくて未だ使っていません。
どんなお料理に使えば、トリュフの味が生きるでしょうか?
教えて頂けると有難いです。
Sabio
トリュフ風味みたいな料理は食べたことがあるけれど
そんな風にちゃんとしたトリュフというものを食べたことも
料理に使ったこともありましぇん…(^。^;)
どんなお味でどんな風味なのでしょう?
パスタも自家製の卵での卵料理も
なおこさんの説明文を読んだだけでとっても美味しそうです〜(ノ≧ڡ≦)♪
ピンクの狐さんが空を駆け抜けていく朝は
例えその後の猛暑が待っていようとしてもなんだか楽しそうな1日の幕開けです(0・ω・0)bネッ♪
値段もはるかに高く、希少で香りも高い白トリュフだと思います。
黒トリュフも独特の香りと味がして、わたしたちは好きなんですよ。
雲の形、おもしろいですよね。
香ばしくて、おいしかったです♪
おお、たえかさんにも狐さんが見えますか! うれしいです。
空に見つけた怪物、興奮されたほどの怪物、興味あります。
イタリア中部では、黒トリュフは夏にメニューにある店も少なくないと
思います。
そう言えば、数年前に、結婚式参加のために、はるばる日本やアメリカから
来られた親族やご友人のために、新郎新婦が主催したトリュフミニ博物館や
各種トリュフ製品の販売所訪問、トリュフざんまいの食事会で、通訳を担当
したことがあります。興味がおありであれば、記事へのリンクはこちらです。
https://cuoreverde.exblog.jp/20399853/
白トリュフを食べたことがある方には物足りなかったかもしれませんね。
イタリアでは、中国やモロッコ産の香りも味も劣るトリュフが、イタリア産と
偽って売られていることが、問題になっています。原産地でのお食事なら、
そういう偽物を使ったために香りが少ないこともなく、量が少ないために、
香りがしなかったわけでもないでしょうから。
いろいろな形があるのですが、うちの夫はペンネ・リガーテがとりわけ好きなので、
でも時々は変えてみたいということで、フジッリはわたしが好きですし、
具や味がからみやすくておいしいので、購入しています。
わたしたちが好きでも、だんなの好みもあるので、なかなか困りますよね。
フリットとかフリッパーとか「フリッ」で始まる言葉、多いですよね。
わたしも知らずに勘違いしている言葉が時々あります。
どういたしまして。
トリュフオイルは、わたしは購入したこと、使ったことがないのですが、
インターネットで調べると、おそらくはお土産も、エクストラバージンの
オリーブオイルでしょうから、風味を十分味わうために生で使うことを推奨
しています。白トリュフを使った料理の香りをさらに引き立てるために添える
といいとありますが、これはイタリアでも高価な食材のため難しいです。
肉や魚のタルタル、牛肉のカルパッチョに使ったり、サラミやアーティチョーク、
キノコなどを載せたピザの上にかけてもよく、すでに料理したパスタやリゾット
の上に生のオリーブオイルを回しかけてもよく、水牛のモッツァレッラなどの
フレッシュチーズにかけるのもよく、ポルチーニと料理した肉の上にかけてもいいと
あります。
https://www.zucchi.com/magazine/dal-campo-al-piatto/ricette-con-olio-al-tartufo-bianco/