油断禁物ハンバーガーと曇天の湖畔の夕日

　今夜はハンバーガーとピザのおいしい店で、夕食を食べました。イタリアでは明日が祝日で、トラジメーノ湖が見える店は、どこも混雑が予想されるため、湖からは少し離れた町のなじみの店で食べました。
　

　夕方7時、開店とほぼ同時に入ったこともあり、まだ人が少ない店内で、おいしい食事をゆっくり楽しむことができました。

　問題はこのあとです。今夜はわたしが会計を払ったのですが、レシートの明細は確認したら正しくて、料金は２６ユーロだったのに、イタリア郵便局のキャッシュカードで支払い、受け取った領収の控えを見るともなく見やると、なんと１０ユーロ多い３６ユーロ支払ったことになっていたのです。会計処理をしたばかりの初めて見た若い女性に頼むと、すぐにすみませんと謝罪して、現金で１０ユーロ返金してくれはしたのですが、こういうこともあるので、支払い時には気をつけないといけないなと思いました。

　最近でこそ、湖の夕日を眺めながら食事をしようと、岸辺の店で食べることが多いものの、このピザ屋兼ハンバーガー屋は、わたしたちが年間を通じて最もよく行く店の一つです。意図的なものではなく、まだ仕事を始めたばかりの人のうっかり間違いだったのだろうと思います。

Tramonto al Lago Trasimeno, Torricella, Magione (PG) 14/8/2018 20:12
　空が一面雲に覆われていたので、夕日が沈むのを見られるだろうかといぶかりながら、トラジメーノ湖に向かいました。マジョーネからトッリチェッラへと、道路を下って行く途中に、沈みゆく太陽が、灰色の太陽の下に姿を現しました。

20:16
　夕日のすぐ右手は、雨が降っていたようで灰色だったにも関わらず、地平線近くの空と湖は、茜色に染まっています。

20:13
　夕日が沈むと、マッジョーレ島とミノーレ島の周囲の空と湖がピンクに染まり、その湖面を、鳴き声もにぎやかに、カンムリカイツブリたちが行き交っていました。

20:27
　マガモたちは、仲よく並んで列をなし、寝ぐらに向かっているようです。

20:29
　黒々とした雲が映る湖水もまた、印象派の絵画のようで美しいと写真を撮ってから、駐車場の車へと向かいました。車で駐車場を出る直前に、うっすらと細い月が雲間に見えたのですが、撮影することはできませんでした。今日の日没時刻を確認すると、午後8時14分になっていて、まだ8月だと言うのに、もうこんなに日が沈むのが早くなったのかと、驚きました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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