北風に耐えて夕焼け愛でる夕、トラジメーノ湖

　今日は久しぶりにトラジメーノ湖に沈む夕日を見に出かけました。日没時刻を天気予報サイトで確認すると、7時55分となっていて、もう日の入りが8時前になったのかと驚きました。

Lago Trasimeno, Sant'Arcangelo, Magione (PG) 26/8/2018 19:24
　早めに家を出たので、日没30分前に、サンタルカンジェロの桟橋に到着しました。


　桟橋を歩いていたら、釣り人のそばにいた猫が、一匹わたしの方にやって来ました。地面に寝転がってのかわいらしいポーズを、釣り人たちといっしょに眺めてから、桟橋の先端に向かいます。

19:54
　昨日から今朝にかけて雨が降り、午後は日が照ったものの、今日はかなり気温が下がりました。うちを出る前に天気予報を確認すると、激しい北風が数時間吹き続け、日が沈む午後8時頃の気温は１８度を下回るとのことでした。

　そこで、念のためウルトラライトダウンジャケットも持って行って、日の入りを待つうち、寒くなったら着ようと考えていたのですが、吹きつける北風の冷たさに、岸辺に駐車した車から降りてすぐに、ジャケットも着てしまいました。それでも若干の寒さは感じるほどの強風の中、せっかく来たのだからと、夫と二人で、日の入りまでじっと待ち、沈む夕日を見送りました。地平線に近づいた太陽は、写真には白く写っても、肉眼には赤や黄色に見えることが多いのですが、今日は、いつまでも白く輝いたまま、沈んでいったので驚きました。夏至には、シルエットが見えるカスティッリョーネ・デル・ラーゴの右に沈んでいた太陽の位置が、左にかなり移動していることにも驚きました。

　途中で何人かが、おそらくは夕日を愛でようとして桟橋にやって来たのですが、半袖のＴシャツに半ズボンどいういでたちの人が多かったこともあり、あまりの寒さと北風に、皆、しばらく桟橋を歩いただけで、すぐに岸辺へと引き返していました。

20:00
　日が沈んだ地平線あたりの雲が、まずは金色になり、それからオレンジ色にと染まっていきました。このあとの雲や空、湖の眺めが美しいことは知っていたのですが、あまりの寒さに、今夜はすぐに退散し、車が湖畔近くの道路を通る間は、窓から夕焼けを愛でました。

　明日からは、また少しずつ気温が持ち直すそうで、暑すぎるのも困るとは思いつつ、ほっとしています。

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Domenica il sole brillava ancora candido
nel momento del tramonto.
Violenta e fredda la tramontana,
ma abbiamo resistito e goduto il panorama.
Sant'Arcangelo sul Trasimeno, Magione (PG) 26/8/2018
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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