なおこのイタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

カゼルタ宮殿の広大な庭園と動物たち、イタリア カンパーニア

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 18世紀にナポリ王、カルロが新しい行政首都を、ヴェズヴィオ火山の噴火や敵が来襲する恐れのあるナポリから、約30キロメートル離れたカゼルタに移そうと考え、ベルサイユ宮殿をしのぐ規模の王宮や庭園を構想して着工が始まり、19世紀半ばにようやく完成を見た壮大な王宮、カゼルタ宮殿(Reggia di Caserta)が、今回の旅行の主要な目的地でした。

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Reggia di Caserta, Caserta (CA) 20/9/2018

 王宮も庭園も共にユネスコ世界遺産に認定され、スター・ウォーズシリーズや『ミッション:インポッシブル3』などの映画の舞台にもなっています。イタリアでは、テレビの歴史や旅行を扱う番組で取り上げられることが多く、わたしもそうした番組を見て、いつか行きたいとは考えていたのですが、今回は夫の発案で、ナポリに近いカゼルタ宮殿を目指して、ティレニア海岸を少しずつ南下し、昨日ようやく、宮殿を訪ねました。

 ここまでは、主に、昨日宮殿の書店で購入した案内書を参考にして書いています。今夜遅くペルージャの家に戻ったばかりでもあり、今日はカゼルタ宮殿紹介の導入として、手早く書けることもあり、広大な庭園を、庭で出会った動物を中心に、ご紹介します。写真は、ヴィーナスとアドニスの噴水の後方から、はるか奥に見える王宮を撮影したもので、ここにも、動物たちが像として登場しています。

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 滝から流れ落ちた水が、

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いくつもの噴水から流れ出る水と共に、水槽に清らかな水を満たし、水路を通り、

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小さな滝水として流れ落ちて、水槽から水槽へと、王宮に向かって下っていきます。

 噴水の像にもさまざまな動物の姿が見られる上に、王宮から滝へと近づくと、こんなふうに水槽の装飾も、イノシシや鹿、狼など、森の動物になります。

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 どの水槽でも、鯉たちが泳ぐ姿が見られた上に、とても小さい魚たちも、あちこちの水槽にいました。

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 ピンクのトンボも、そこかしこで見かけました。飛び回っていたので、撮影に苦労しましたが、この1匹がようやく目の前で、羽を休めてくれました。イタリアに来てから、日本ではよく見かけたトンボを見る機会がかなり少なくなったので、たくさんのトンボが見られてうれしかったです。

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 水辺では鳩もくつろいでいます。

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 庭園は、長さが3キロメートル、面積が120ヘクタールにも及ぶため、王宮から庭園の奥の方にある英国式庭園まで、往復2.5ユーロのミニバス(写真中央左)がかなり頻繁に出ていて、多くの観光客が利用していました。

 事前にあまり調べずに訪ねたわたしたちは、王宮から庭園に出たすぐのところに、庭園の地図や案内を詳しく記した紙が置かれ、オーディオガイドやバス、自転車などの利用料金も記載されていたのにまったく気づかず、そのため、庭園の入り口に止まっていたバスを横目に見て、地図もなしに歩き始めてしまいました。切符売り場で渡してくれるか、地図置き場にもっと目立つ掲示をしてくれておけばよかったのにと、後で多くの人が地図を手に歩いているのを見て思いました。夫が楽しみにしていた英国式庭園で、地図なしに歩いたために、最も美しい場所を、夫が見逃してしまったのが、残念でした。まあこれは、紙の地図を取り損ねたためだけではなく、庭園内の案内看板や順路を気にせずに、と言うよりは、大勢の人がいるところは避けて、夫が好きに歩いたためでもあります。

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 馬車に乗っての庭園訪問を楽しむ人々もいて、庭園では、ですから馬たちも働いていました。

 わたしも夫も歩くのには慣れている方なのですが、単に直線距離を3キロメートル歩くだけではなく、その往復の上に、脇にある広い英国式庭園などを訪ねたり、壮大な王宮内も歩いたりしましたので、最後にはかなり疲れ、夫でさえ、行きだけでもバスを利用すればよかったねと言っていました。

 あらかじめ調べておかなかったために、見逃したところもあって残念ではありましたが、美しい庭園と王宮を訪ねることができて、よかったです。

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Bello e immenso il Parco Reale di Reggia di Caserta.

Le acque di vasche sono ornate da diverse fontane e sculture
e abitate da numerose carpe e altri pesci.
Volano intorno anche molte le libellule rosa.
Reggia di Caserta, Caserta (CA) 20/9/2018
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Riferimenti web / 参照リンク
- Reggia di Caserta - HOME
- イタリア政府観光局 - イタリアの旅:世界遺産を巡る - カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by hi-guchi at 2018-09-21 09:18
おはようございます・・・
さすが、凄いですね〜 !! ぶらりと歩いてみたいです・・・
Commented by ayayay0003 at 2018-09-21 16:55
なおこさん、ガゼルダ宮殿、旅行のパンフでは見たことがありましたが、詳しくは知らなくて、初めて知ったようです(*^_^*)
凄く広大なんですね~
そして素晴らしい庭園もある。
最初の写真でどれほど広大なのか想像出来ますね~
動物の水槽の装飾が興味深いです♡
ピンクのとんぼも珍しく綺麗です☆
最後の馬車観光を見て、ほんとに広いんだあ~とそして優雅だと思いました(^-^)
いつの日か訪ねてみたいと思いました♫
続編も楽しみにお待ちしています(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2018-09-21 21:48
Guchini-2さん、こんにちは。
規模の大きさと庭園のみごとさに感嘆しました。
いつか訪ねられる日が早く来ますように。
Commented by milletti_naoko at 2018-09-21 21:54
アリスさん、庭園の噴水や彫刻に飾られた水路や英国式庭園の庭がとてもみごとでした♪

庭園を歩くと、少しずつ近づいていく中で、噴水や王宮の方を水路と共に
撮影できるという利点があり、わたしはそういう意味では歩きがいもあったかと思うのですが、
その分、英国式庭園は疲れていて一部だけをさっと回る形にもなり、よりよい訪問のためには
逆に片道だけでもバスを利用した方がいいかとも思いました。途中でゆっくり休憩をする
時間的余裕があれば話は別なのですが、ナポリに近いカゼルタには治安の不安もあり、遠くの宿から
出発し、訪問後、別の遠くの宿まで行かなければかったからでもあります。

ピンクのトンボ、珍しいですよね。羽までピンクなのでびっくりしました。
いつかアリスさんも訪ねられる日が早く来ますように♪
Commented by hillfigure at 2018-09-21 23:41
こんばんは〜!
最終目的地はカゼルタ宮殿だったんですね!
映画のロケ地としてよく取り上げられていて、
テレビか何かの特集で紹介されていたのを見たことがあります。
そんな場所を実際に訪れることが出来るなんてとっても羨ましい(///≧∀≦///)
ながさ3kmという庭園の眺めは壮観、
噴水も周りの彫像も素晴らしいです( ღ'ᴗ'ღ )!!
散策する人々やミニバスが小さく見えるのからして
庭園の規模の大きさが伺われました!
そんな中を1日歩いての見学は、楽しいとはいえ
相当お疲れのこととお察しいたします〜(;´▽`A
Commented by milletti_naoko at 2018-09-22 05:42
Cocoaさん、こんばんは♪
日本でも取り上げられたり紹介されたりすることがあるんですね!
ペルージャからはかなり遠く、交通事情に夫が辟易していましたが、
訪ねることができて本当によかったです。
噴水も庭園もとてもすてきでした♪
Commented by taekamede at 2018-09-22 07:13
凄い長い庭園ですね~~!
始めは歩いて行こうと決意しても
馬車を横目に羨ましく見つめてしまいそうです!
世界にビックリするような場所が沢山あるんですね。
いつか行ってみたいです。(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2018-09-22 19:52
たえかさん、朝早く来て、休みながらじっくり訪ねるのであれば、
歩くのもいいのですが、時間が限られているのであれば、馬車
(区間はバスに比べて短いようです)やバスを活用すると、
より充実した訪問になるのではと思いました。
いつか行ける日が来ますように♪
by milletti_naoko | 2018-09-20 22:57 | Campania | Trackback | Comments(8)