2018年 11月 08日
日傾けば 年重ねれば、トラジメーノ湖夕景

夫や義弟の髪にも白髪がかなり目立つようになりました。イタリアでは、少なくともわたしの周囲では、女性は、白髪が目立つようになると、髪を染める人が多いように思います。そもそも髪を切りにでさえ、イタリアではついおっくうになって、美容院にめったに行かないわたしは、それだけが理由ではありませんが、自分の髪が白くなったら白くなったで、仲よくつきあっていきたいと今は考えています。

顔のあちこちにできるしみも、夏の炎天下の日中に夫と歩くことが少なくないこともあり、もう50歳でもあるので仕方ないとは思いつつも、数が増えて、色も濃くなっていっているように思います。夏に皮膚科で診てもらったときに、今回当たった女医さんからは、半分は日焼けによるものだけれども、残り半分は「あなたのDNAに刻まれているのだから、化粧品や薬品で効果があるわけではなく、レーザー治療ででシミを取るしかありません」と言われて、ショックを受けました。今のところレーザー治療を受けるつもりはないのですが、今からこれでは先が思いやられます。

母には白髪がなかったような、色も白かったけれども、顔にこんなしみなどなかったようなと思い、母の髪はわたしほど黒くはなかったし、イタリアの強い日ざしの下を夏の日中長時間歩くこともなかったからと考えて、そうして、自分が母が亡くなった年と同じ年齢よりも、さらに2年という年を、重なることができたのだということに思い至りました。そして、ありがたい大切な命と時間に、感謝しながら、変化と向き合い、受け入れて、生きていきたいなと思いました。日が傾き、雲があってより美しくなる、トラジメーノ湖の夕焼けに、少しでもあやかりたいものです。
写真は、9月21日の午後7時過ぎに、トラジメーノ湖に沈む夕日と、桜色の空が水面に映る様子を撮影したものです。冬時間に入ったためもあり、今日の日の入りは午後4時56分で、日が沈むのがすっかり早くなりました。
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All'ora di tramonto suggestive
anche la sagoma del pontile e le nuvole colorate
riflesse sull'acqua del Lago Trasimeno.
San Feliciano, Magione (PG) 21/9/2018
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たしかに、たしかに~と読んでいて思いました♫
年をとると、病気じゃないけれど、いろいろな身体の変化はつきもので、どのようにしてそれとお付き合いしていくのか?
これもまた、人生における宿題のように感じています~♪
私も実母が生きた年まであと1年になり、感慨深いものがありますが、この年まで大きな病にもかからず元気であったことに感謝して、身体の変化とはつきあいたいと思います(*^_^*)
歳を重ねていけば自然なこととわかってはいても
つい鏡を見るとにらめっこをしてしまう...
幸いまだそんなにシワとシミは目立たないけれど
白髪は美容院で染めてきています。
わたしは顔がどちらかというと童顔なので
どうも白髪が似合わないみたいです(苦笑)
とはいえ自然体で
歳を重ねていければなぁとも思います(^ ^)
シワも笑いじわなら素敵ですものね♪
大きな病気もせず、元気でいられること、本当に感謝して、
重ねていくとつきあっていかなければいけませんね。
遠い日本で、アリスさんも同じように感じてくださっていると
知って、うれしいです♪
「つい鏡を見るとにらめっこをしてしまう」、わたしもそういうときが
よくあります。これはやはり、にっこり笑ってみないといけないなと
思いつつ。重ねた年の分だけせめて少しでも心が豊かに、穏やかに
なれることを願いつつ、まずは鏡を見る瞬間から変化とつきあっていけたら
と思います。
イタリアでは、白髪がなくても、いろいろ髪を染めて楽しむ人が多いように
思います。わたしはペルージャで二つ美容院を試したのですが、値段は
日本とほぼ変わらない、そこそこの値段がするものの、一つは、長い間
待った挙句に、流れ作業の機械のように乱暴に扱われるようで気が進まず、
もう一つは腕や髪の扱いはよかったのですが、初対面なのにずけずけと
あれこれ質問攻めにあって閉口し、新たな店を開拓する度胸もなしに、
そろそろ髪を切らなければ、もう自分で切るのはめんどうだしと
困っている次第です。髪を染めるとなると、そういう苦手な美容院に
しばしば行かなければいけないのも、髪を染めるのがおっくうな理由です。
なおこさんも私も夕方16時過ぎ、まさにこの夕映えの時間帯ですね。
まだ白髪が目立ち出しただけだなんて
なおこさんは若々しいですね!
髪の色の薄い人の多い欧州でも髪染めするんですか…
紫外線の強いイタリア、しみは仕方ないかもしれません。
私はインドア派ですが、サンルームや自室で
いつも同じ側から日差しを浴びる上、ノーメイクなせいか、
顔の半分のしみが残りの半分より多くて…
まるで半月のような?!
ヴァカンスでできたしみを誇る向きのある欧州なら
日本人ほど気にすることはないのでしょうか?
こってりお化粧する人も少ないようですし。
日本より自然体でい易い土地柄のように思えます。
ps. なおこ少納言さまへ一首さしあげます。
伊太利の夫(つま)と肩よせなつかしの米ドラマみる幸せな日々
もともと皆髪の色が人によって違うからか、
若い頃からいろんな色に染めて楽しむ人が
少なくないように思います。
昨晩読んでいた本に、最近ではアメリカの
ベビーブーム世代の人々が、70歳が中年で、
85歳以上が老人だと考えていて、そんなふうに
とらえて生きていくといいと書かれていて、
なるほどと思いました。
夕映えの年代と考えるとすてきですね。
そうなんですね! わたしもなぜか、顔の右のほうが
左の方よりしみが多くて濃いのは、夫の車の助手席で
日を浴びることが多いからかもしれません。
イタリアの人には、わたしたちのようなしみはできない
のですが、そばかすがあったり、しわが早くからできたり
するように思います。
大和言葉になって、歌の最後にこうしてドラマの名前が来ると、
掛詞的な手法になり、歌全体の響きもきれいで、すてきですね。
ありがとうございます♪