2018年 11月 29日
新オイル ブルスケッタとオリーブ収穫、ウンブリアの秋


新オリーブオイルは、我が家が持ち込む搾油場で受け取ったものと、地元の評判の高い搾油場で購入したものと、二つありました。焼いたパンに新オイル(olio nuovo)をかけて食べると、独特のぴりっとした辛みが感じられて、おいしかったです。今年は夫も、この地元の評判の高い搾油場で、うちで採れたオリーブをしぼりたかったのですが、10月に尋ねた時点で、11月15日まで予約がいっぱいで空きがないと聞いたので、今年もいつもオリーブを持ち込んでいる搾油場で、しぼることになりました。
同じペルージャのテッツィオ山周辺の搾油場の新オリーブオイルでも、色や味、辛みがかなり違ったのですが、どちらもおいしかったです。エミリア・ロマーニャ州のフェッラーラ県やリミニ県から来た友人たちも、おいしいと喜んでくれました。

続いて夫が、まずはマルケのセニガッリアのパン祭りで教わったやり方で、オリーブオイルたっぷりのローズマリー風味のフォカッチャ(focaccia)を、

次にパン三つを、ピザ窯で焼きました。フォカッチャもパンもとてもおいしかったです。


翌日、11月17日土曜日の朝は、東の空を覆う厚い雲の層から、ようやく顔を出した朝日が、雲と空を照らす様子が、とてもきれいでした。

朝食後、友人たちと5人でオリーブの収穫を始めました。ハシゴが二つしかないので、夫と友人一人は、ハシゴに登ってオリーブを収穫し、時に実でいっぱいの手が届かない枝を切り落とし、わたしたち3人は、木の下で、夫たちが切り落としたオリーブの枝の実を摘みました。

地面いっぱいに広げた網の上に、摘まれたオリーブが落ちていきます。下枝の実は黒々と熟しているのですが、木の高みにある枝には、思いがけず、まだ赤や紫色の色のきれいな実がたくさんありました。

11時頃、一本のオリーブの収穫が終わり、網の上のオリーブを寄せ集めていた頃に、エミリア・ロマーニャから、新たに4人の友人たちが到着しました。

わたしたちがさらにオリーブの収穫を続ける間に、着いたばかりの友人たちが昼食のしたくをしてくれました。午後1時過ぎから、9人でテーブルを囲んで、パスタやサラダを食べました。

昼食後は義父も駆けつけ、ハシゴも4本に増えて、総勢10名で、オリーブの収穫を続けました。

人数が多いので、網の上で収穫をする組と、袋やカゴを手に、あちこちのオリーブの木をめぐり、手が届く下枝の実を収穫する組に別れました。

午後は人数が増えたので、夫は忙しそうに、ハシゴを安全な場所に移動して立てかけたり、実でいっぱいのオリーブの高枝を切り落としては、網の上まで運んだりしていました。
そうなのですが、わたし自身がオリーブを収穫しているところも、やはり写真に残してもらいたかったので、夫に1枚撮影してもらいました。

すると、ハシゴの上にいた友人も撮影していました。

テッツィオ山の東の斜面にあるミジャーナでは、午後早いうちから、すでに太陽は山の向こうに隠れてしまって見えません。その見えない太陽が沈もうとしていたからでしょう、午後4時過ぎには、雲がピンク色になり、その桜色の雲の上に、白い半月がきれいに見えました。

そこで、義父はまだ収穫を続けたい様子でしたが、日が暮れて暗くなる前にと、その日の収穫作業を終え、片づけを始めました。こうして摘んだオリーブでいっぱいの箱を、皆で運び終えた頃に、さらに3人の友人が到着し、おしゃべりとあいさとのあと、皆でたき火での焼き栗を楽しんだのでありました。
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Raccolta delle olive, bruschetta con l'olio nuovo,
pane & focaccia cotti a forno a legna, pranzo
@ Migiana di Monte Tezio, Perugia 16-17/11/2018
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以前に絞った新オリーブオイルでのおもてなし、ご主人様がフォカッチャを焼かれての気の効いたおもてなしだと思いました(^_-)-☆
そして、友人様も、食事の用意をしてくれると凄く助かりますね~
美味しいオリーブオイルで作られたパスタは、極上の味だったに違いありませんね♡
楽しいお写真をありがとうございます(^^♪
何週間も収穫して疲れたから、オリーブを採るよりは、どこかを
訪ねたり歩いたりしたいのにと言っていたのですが、皆でわいわい
こうやって収穫したり、自分が腕をふるったパンなどをふるまえたり
して、友人たちも喜んでくれましたし、夫自身も楽しかったのではないか
と思います。女性陣が多いと、こうやってあれこれ料理や片づけを
率先してしてくれるので助かりました。
こちらこそコメントをありがとうございます♪
お写真もいい記念になりますね。
お隣の鳥の絵、まさにアーカイブ作品ですね。
実物の小ささに驚かされる絵は、気宇が大きいんです。
少年の魂の広がりを、PC経由ながら実感します。
この鳥は海を越えて、なおこさんたちを結びつける未来の使命を担っていたのかもしれませんね。
写真を撮る機会が増えて、後からも、あれはいつだったっけと、ブログ検索で
調べられたりもするので、助かっています。
写真からだけだともっと大きい絵を読む方が想像されるだろうとは、
ちっとも思い寄らなかったので、コメント興味深いのですが、確かに
そうですよね。小さい平面にいっぱいの少年の夢や魂の広がりが
描かれ、残っているのでしょうね。すてきなお言葉をありがとうございます♪