なおこのイタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

断崖の脇ゆく道は2度こわい、オルヴィエート

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 断崖の上に広がるオルヴィエートの町へは、その断崖の周囲を回りながら上って行く車道があるのですが、昨日、その坂道を上って頂の中心街に着いてみると、無料の駐車場が見つかりません。そこで、中心街から車で今来たばかりの坂道を下り、最初に見つけたこちらの無料駐車場に車を置きました。

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Orvieto (TR) 1/12/2018

 写真の中央に石の階段があります。右手に見えるピアディーナ屋さんに尋ねて、この階段を上って行けば中心街に着けることを確認してから、階段を上り始めました。

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 凝灰石でできた階段には緑の苔がむし、前方の断崖の前には紅葉した木々も見えて、趣があります。

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 日本の寺社やお城へと続く石段のようだと思いながら、とジグザグを描きながら上る石段を歩いて行くと、

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冒頭の写真から約30分後に、断崖の下までやって来ました。中央に見える看板には、断崖の裾を歩いて回るトレッキングコースの地図と説明がありました。わたしも夫も、おもしろそうだからこのコースを歩いてみようと考えたのですが、不思議なことに距離や所要時間が書かれていません。

 トレッキングコースの途中に、何箇所か入口の門を通って中心街に入れる場所が示してあったので、まずは歩いてみて、疲れたら中心街に入ることにしました。

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 坂道を断崖の真下まで上り、断崖の裾を時計回りに回ろうと、左に曲がって歩いて行きます。最初は地面の上の舗装された道を通ったのですが、問題はこの先の道の色が違って見える部分です。

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 色が違って見えるのは、途中から道がアスファルトではなく木の板に代わっているからです。さらにこの木の遊歩道は、断崖にこそしっかりと固定されているものの、下の地面から少しずつ少しずつ離れていっています。

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 この先を、高所恐怖症のわたしは、ひどくはらはらしながら歩きました。断崖の周囲をずっと歩いて行けるものと思っていたのに、どうやらこの通路は、中心街への入リ口へと続く道だったようです。

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 見晴らしの写真を撮影するために、恐る恐る瞬時だけ、通路の左端に寄ってみました。

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 通路が行き止まったところで右に曲がると、石畳の坂道があり、足元に再び地面があることにほっとしながら、さらに坂を上っていきます。紅葉や見晴らしがきれいで、

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寒いと言うのに、そして、すでに実がなっていると言うのに、まだバラがかれんな花を咲かせています。

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 冒険の末に、ようやく中心街の広場に到着したときは、上り始めてから約50分経っていました。

 このあとは、オルヴィエートの中心街の観光や散歩を十分に楽しんだのですが、ここまで戻ったときには、とっぷり日が暮れていました。ただ、そのとき、この広場までは街灯がついていて明るかったのですが、この広場から断崖の脇を通って下方の駐車場へと続く道には、

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街灯があるにも関わらず、どの街灯も消えていて、真っ暗です。この道を通らなければ、車道を歩いて下方の駐車場に戻るしかないのですが、それも危険です。仕方がないので、携帯電話を懐中電灯代わりにして、ゆっくりと坂道を下りました。下方に見える夜景がきれいです。

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 4枚目の写真に写っていた看板のある場所、つまり、断崖の横を通る道から、駐車場へと右に曲がるべき地点まで来て撮影した写真です。このとき夫は、右に曲がらず、断崖の横を通る道をさらに直進しようとしていたのですが、幸いわたしは道をちゃんと覚えていました。

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 濡れた石の上は足が滑りやすく、また通路の下に地面がない場所も通らなければならなかったのに、そういう道をすべて暗闇の中で進まなければならなかったため、どきどきしました。ですから、こうして無事に、車を駐車した広場までたどり着けたときはほっとしました。わたしたちの数百メートル後方を歩いていた二人も、やはり懐中電灯を手にしていたのですが、このときには、もうかなり広場に近づいていました。

 せっかく街灯があると言うのに、どうして点灯していないのか不思議です。夜間は危険だからと事故を防ごうと考えるのであれば、階段の入口にある柵の前に、通行できる時間帯を書いて、その時間が過ぎれば柵を閉めて錠をかければよさそうなものです。

 この上り道は、行きは途中はらはらしたものの、風情や見晴らしを楽しみながら上ったのですが、帰りは何としたことか暗い中を進まなければいけなかったので、こわい思いをしました。無事に駐車場に着くことができて、本当によかったです。

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Avventura intorno alla Rupe di Orvieto (TR) 1/12/2018

Belli i sentieri, i panorami e i colori d'autunno, ma
che paura! Al ritorno abbiamo dovuto camminare
nel buio con la torcia del mio smartphone,
perché tutti i lampioni del sentiero erano spenti.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2018-12-02 23:43 | Umbria | Trackback | Comments(0)