2018年 12月 06日
実もたわわ冬イタリアの柿の木々
甘くておいしいし、日本を思わせる柿の実がわたしは好きなのですが、晩秋から冬にかけてイタリアで遠出すると、オレンジ色が美しい柿の実でいっぱいの柿の木に出会うことが少なくありません。実の色の美しさから、庭園の彩りのために植えているからでしょうか、それにしても、あんなにおいしい柿が、こんなに摘まれずに放置されているなんてもったいないと、そう思いながら眺めるのでありました。
写真は、オルヴィエートで駐車場から階段や坂道を上って、ようやく中心街にたどり着いたときに見かけた柿の木です。道路の脇に生えていて、木の下に駐車してある車があり、熟して落ちた柿の実が一つ、地面に落ちてしまっていました。放置していては、車の上に落ちてしまう可能性もあり、もったいないなあと思いながら、柿を横目に見て、通り過ぎました。
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Belli da vedere e buoni da mangiare,
è peccato lasciare i cachi sull'albero;
molto buoni anche per la salute.
Orvieto (TR) 1/12/2018
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熟してないと渋いのですか(・・?
そういう種類なのかな?ところ変わればですね~
秋にイタリアへ行ったことがないのでイタリアで柿を見たことはないのですが、日本でも最近は柿の木はあっても放置してるところが多いかも?
木の高いところになる柿は、採りにくいし、お年寄りには危ない?
若い人は、柿を好まない人が多いようです~
食べ物があふれる時代、もったいないことです∼(>_<)
最後のお写真、城壁の一部と黄葉が晩秋の雰囲気を醸し出して素敵ですね~♡
確かに木の高いところばかりに実がなっていると、取るのはお年寄り
には危ないですよね。若い人が柿が好きではないなんて、驚きました。
イタリアの町並みにも柿や黄葉が似合っているなと感じることがあります。
ありがとうございます♪
うちの甘柿は前の家から植え替えると渋柿に変わってしまいました。土壌によるのでしょうか。
早く熟させるためには、焼酎(イタリアでこれに似たお酒があれば…)をおしりに塗って置いておくといいです。焼酎柿をお皿に並べ、袋に入れて冷蔵庫へしまっておけば、熟す時期を調節できます。
高い枝にある柿は鳥が食べに来ます。わが家の木守り柿は年々多めになります。^^
谷崎潤一郎は『吉野葛』で、吉野で一番印象深かったのはとろとろの「ずくし(熟し)」柿だと綴っています。
確かに、イタリアで見かける柿やうちの庭の柿は、見かけは日本でよく
見る甘い柿にそっくりなのに、口に入れて渋くて驚いたほどなので、
アルカリ性土壌のイタリアでは、渋柿になるということが可能かもしれませんね。
また今度、調べてみたいと思います。
柿を熟させるには、こちらで義父母に教えてもらって驚いたんですが、リンゴ
といっしょに置いておくだけでも、熟し方が格段に早くなるんですよ。
友人宅で、オーブンで乾燥柿を作っていたので、日本の干し柿の写真を見せたら、
驚いていました。谷崎潤一郎も食べたと思うと、とろとろのイタリアの柿が、何だか
さらにとっておきの乙なデザートのように感じられます。ありがとうございます♪