イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

クリスマス2018 ペルージャ、アッシジ

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 姪たちは、義父母宅のクリスマスツリーを飾った日曜の次の日曜に、昼食後、夫が例年どおり義父母宅のプレゼーペを作るのを、約束どおり手伝ってくれました。

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Perugia 16/12/2018

 クリスマスが近づくと、親戚づきあいの多い義父母宅では訪問者が増え、この日はこのテーブルの手前に、客を囲んで皆が座っていました。3人の顔やプレゼーペが見えない写真になってしまっているのは、そのためです。

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 夫の今は亡き伯父はカトリック教の神父で、夫の家族は長い間、伯父が教区司祭を務める教会の活動を手伝っていました。クリスマスの夫の役目は、教会のプレゼーペを設置することで、毎年大がかりなプレゼーペを工夫を凝らして作り上げていたようです。

 今義父母宅で作っているプレゼーペは、それに比べるとずっと小さいのですが、それでも、毎回、レンガを積み重ねたり、苔を探してきたりして、少しずつ違う風景のプレゼーペを、姪たちやわたしの意見も聞きながら作り上げています。今年は、庭の竹を取ってきて、うまく風景に取り込んでいます。この角度からでは分かりにくいのですが、手前には銀色の紙が敷いてあって、例年はこの紙を湖や池に見立てるのですが、今年は葦が茂る湿地ということで、枯葉などで、銀色の紙のところどころを覆いました。 右手に見える岩壁は、最近訪ねたオルヴィエートの断崖に発想を得たのではないかと思います。その上から滝が流れるようにしようと提案したのはわたし、聖家族がいる小屋から湿地へと続く道を作ろうと考えたのは、姪です。飾りつけのために、やはり夫が庭で取ってきた赤い実も、とてもいい味を出しています。

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17/12/2018

 義家族がとても信仰心が篤いため、わたしたちが住むうちの前の踊り場の壁にも、1年を通して、こちらの聖家族の版画がかかっています。それに気づいた夫が、この版画に、クリスマスの飾りを添えました。

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 クリスマスツリーは、偽物ではなく香りがする生きた木でなければと夫が言うので、これまではずっと本物の鉢植えのモミの木を購入して、クリスマスの時期に飾っていました。そうして数年使ったあと、木を地面に植え替えていたのですが、そうして植え替えた木が枯れてしまうのが残念でかわいそうなこともあり、最近は、本物の木を買うのはどうだろうかとためらっていました。夫は生きた木でないならば、他に見にくる人や子供がいるわけでもないし、クリスマスツリーはなくてもいいと言ったのですが、うちに飾ったツリーがあると、やはりうれしい温かな気持ちになれますし、キリスト教以前にクリスマスツリーが持っていた新しい年、春の訪れを常緑樹を用いて祝うという心は、日本の門松にも通じるものがあるからと、わたしが、今年からは生きた木ではないツリーでも、買って飾ろうと主張しました。

 クリスマスイブ1週間前に、夫の説得に成功して、夕方店を回りました。一つ目の店にもいいクリスマスツリーがあったのですが、わたしたちがこれだと考えたツリーは100ユーロ以上もしたので、別の店を訪ねると、その移動中の夕焼けの空の色が、とてもきれいでした。この写真は、わたしたちがツリーを購入した二つ目に訪ねた店の前で、撮影したものです。

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20/12/2018

 夫は、ミジャーナの森の岩の間に、ランプなどを置いて、その間にプレゼーペを飾り、写真を撮ろうという考えに夢中だったので、うちのツリーは、ほぼわたし一人で完成させました。本物の木ではないのですが、とてもよくできていて、作業をしている間に、針葉がぱらぱらと落ちるのも、本当の木のようです。夫は、この偽物の木も本物の木のように、数年後には新たに買わないといけないのではないかなどと言うのですが、長持ちしてくれることを祈ります。

 これまで使っていた本当の木に比べると、枝の数がかなり多いために、リースなどの飾りが不足気味の感があったのですが、何とかきちんと飾りつけることができました。色とりどりの明かりが灯ると、その光でボールやモールが輝き、その光が床やドアのガラス、壁を照らしてきれいです。それは、枝が多いためにボールが足りない分を、ボールやモールをライトで照らすことで補おうと考えながら、飾りつけをしたからでもあります。偽のツリーなんてと乗り気でなかった夫も、色とりどりの明かりが点滅するツリーがきれいだとうれしそうで、主張してよかったと思いました。

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21/12/2018

 先週金曜日の夕方、ペルージャ中心街で、わたしたちの結婚式を執り行ってくれた画家でもあった神父さん、Don Nello Palloniの展覧会の開会式があったので参加しました。式のあとで、展覧会を訪ねると、中にはこんなふうにイエス・キリスト生誕場面を描いた作品がありました。

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22/12/2018

 翌日土曜日に、クリスマスの贈り物を買うために、再びペルージャ中心街を訪れると、プリオーリ通りの教会の脇に、温かみのあるプレゼーペが設置されています。聖母と聖ヨセフが見つめ合い、重ね合う手の上に幼子イエスが眠っていて、その二人の像の下にも、やはり小さな小屋があり、羊たちの姿が見えます。

 聖ヨセフの頭上に見える青い光は、

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広場のイチョウの木に取りつけられたイルミネーションが、ガラスに映ったものです。

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Presepe della Nuova Zelanda, Porziuncola, Assisi 23/12/2018

 羊と言えば、日曜に訪ねた世界のプレゼーペ展のニュージーランドのプレゼーペでも、お国柄を表して、飼い葉桶の近くに、ロバと牛の代わりに、羊が2匹いました。

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 日曜日は、ミサの帰りにアッシジからペルージャへと向かうと、途中でサンタクロース姿のバイクの運転手に遭遇したので、夫が追い越している最中に撮影しました。

 今日、クリスマス当日は、例年どおり朝のミサに行こうと考えていたら、義母が風邪を引いて辛そうだったので、朝はうちにいて、昼食の準備を早くから手伝うことにしました。大家族での昼食のあと、贈り物を交換し、後片づけをしたあと、夫とギフト姪たちと5人でカードで遊びました。

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25/12/2018

 そして、アッシジ郊外のサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会では、祝日には午後6時にもミサがあることが分かったので、姪たち一家を見送ったあと、午後6時からのミサに参加しました。クリスマスなど、カトリック教の大きな祝祭日には、参列者がひどく多い教会ではありますが、夕方は人が少ないだろうと考えていたら、境内の広い駐車場にまったく空きがありません。おかげで、近くの店の駐車場に駐車して、そこから教会へとしばらく歩いたのですが、おかげで、駐車場近くから、こんなふうにアッシジの町並みや聖フランチェスコ大聖堂、城塞がきれいに見えてうれしかったです。

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Natale 2018 Perugia, Assisi

Presepe di casa, l'opera di mio marito con l'aiuto delle nostre nipotine.
Bello vedere l'albero di Natale illuminato dalle lucine,
la scena di natività anche tra le opere di Don Nello Palloni esposte alla mostra.
Nel presepe della Nuova Zelanda al posto dell'asino e del bue ci sono due pecore,
al ritorno dalla Messa alla Porziuncola bella la vista del centro di Assisi.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2018-12-26 09:39
naokoさんちの クリスマスのプレゼーペや
町の風景など 静かなクリスマスの雰囲気が伝わってきて
楽しめました。
プレゼーペは毎年新たに作られるのですね。

naokoさんちの
クリスマスツリーも素敵に飾りつけされましたね。
ツリーを眺めていると なんだか しみじみした気持ちになります。


日本では 宗教と関係なく 一人立ちしてしまった
楽しく賑やかなクリスマスですが~
水族館などで 水中パフォーマンスをするサンタさんも
登場していて 何がなんやら~(笑)

Commented by ayayay0003 at 2018-12-26 12:37
なおこさん、メリークリスマス♡
今年も、また趣向を凝らしたプレゼ―ペをみせて頂きありがとうございます(^_-)-☆
毎年、どのように工夫を凝らすのかな?と考えてましたが、旅先などで得たインスピレーションもあるのですね~(^-^)
そして、なおこさんや姪御さんの意見も聞いて、一家で作り上げるという感じでほのぼのします~♡
義母さまがお風邪で、朝のミサ出席を見合わされたの正解ですね!
皆様での食事会、楽しいひとときでしたね(*^_^*)
夕方のミサ出席のための駐車場からの景色を見て、アッシジのことを思い出し嬉しい気持ちになりした、ありがとうございます♪
Commented at 2018-12-27 21:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2018-12-29 04:51
nonさん、ありがとうございます。我が家のプレゼーペは、人形や岩用の紙は
同じものを使うのですが、その他に、自然の素材などを加えて、毎年新たに
作っています。わたしもツリーを見ると、何だかうれしくなります。

水中パフォーマンスをするサンタさんまでいるんですね! イタリアの
クリスマスでは、伝統的にはサンタクロースは登場しなかったので、
アメリカ文化を通してやって来たサンタが、伝統的な文化を少し脇に
追いやった感があり残念です。
Commented by milletti_naoko at 2018-12-29 04:57
アリスさん、夜の駐車場からの写真ですのに、そんなふうに
言ってくださって、こちらこそありがたいです。
姪たちも大きくなりましたが、クリスマス当日も、義父も
交えて夫主導で5人でカードゲームを楽しみました。
昔のクリスマスの記事を読んで、以前は片づけが終わらぬ
うちに姪たちが遊ぼう遊ぼうと言ってきていたと読んで、
何だか懐かしくなったので、うれしかったです。
Commented by milletti_naoko at 2018-12-29 05:11
鍵コメントの方へ、エステ荘の庭園の噴水、大好きです。
訪ねたのはもう10年近く前ですが、勢いよく流れ落ちる滝には、
自然の滝も庭園の滝も、不思議と心が躍ります。
その噴水を題とするリストのピアノ曲があるなんて!
by milletti_naoko | 2018-12-25 23:54 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)