2019年 01月 06日
ベファーナツリーときれいな夕空

今朝起きたら、チョコレート入りのベファーナ人形を、夫がわたしのために、机の上に置いてくれていました。人形もチョコレートも、いくつになってもうれしいものです。昨夜訪ねた義弟宅では、暖炉近くに靴下はいくつも飾ってあったのに、ベファーナ人形が見当たりませんでした。人形は飾っていなかったねと、今朝夫がそのことを残念そうに言っていたので、今日の午後、夫がこれまで贈ってくれたベファーナたちを探し出し、4人のベファーナをクリスマスツリーに飾ってみました。右上の若草色の服を着たベファーナが、今年の新入りのベファーナです。

今日でイタリアの長いクリスマス期間も終わり、明日にはクリスマスツリーなどを片づけなければいけません。色とりどりの明かりがきれいなツリーを見るのが毎晩楽しみで、明日にはしまってしまうのが残念なので、ベファーナだけではなく、ツリーもいっしょに撮りました。
今日の大家族での昼食で、義父母や義弟たちの思い出を聞くと、義父母が小さい頃にも、1月6日にはベファーナが贈り物を運んでくれていたのですが、戦後の貧しい時代だったので、贈ってくれたのは、イチジクやリンゴなどの果物だったそうです。夫がまだ幼い頃に、クリスマスにと赤い車のおもちゃを買った今は亡き伯父が、クリスマス当日まで贈るのを待つことができずに、前日に夫に贈り、いっしょに遊んでいたことがあると、義母が教えてくれました。上から何やらにぎやかな物音がすると思って見に行くと、神父だった伯父が1歳半の夫と、赤い車で楽しそうに遊んでいたそうです。夫はそのことはまったく覚えていないと言っていました。

今日も、窓の外の夕焼けがとてもきれいでした。

茜色の空の下の町の明かりにも風情があります。

まだ赤みが残る山際から上に行くに従って、空が暗い青色になっていく、その空の色や、移りゆく色彩が美しいので、うっとりしながら眺めました。
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Tanti auguri di Buona Befana!
Con la foto del nostro albero delle Befane :-)
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ベファーナおばさんが飾ってあるツリーとっても可愛くて素敵ですね。イタリアではサンタクロースのようなおばあさんがいるんですね。という事はサンタクロースは来ないのですか?
靴下の中にチョコがたくさん・・大人でもうれしいですね!
地方によって慣習が異なる可能性がありますが、つい最近までは、クリスマス
には幼子イエスが贈り物を、主顕節にはベファーナが贈り物をしてくれると
子供たちに語っていました。一方、リミニ周辺では、昔はクリスマスの贈り物は
ベファーナからのものだったそうです。イタリア各地で、以前は贈り物を
贈ってくれる人や時期が違っていたのが、近年、映画やドラマなど、アメリカ
文化を経由して入ってきたサンタクロースが、そういう伝統的な贈り主に
取って代わってしまう傾向があり、うちの義父母などはとても残念がっています。
かつてのイタリア各地での慣習については、以前に「贈り主いまむかし」という
記事に詳しく書いていますので、よかったらご覧ください。リンクはこちらです。
https://cuoreverde.exblog.jp/15369046/
何歳とか関係なくクリスマスのプレゼントは嬉しいものですね~♡
ご主人さまの幼少の頃の思い出も良いものですね(*^_^*)
茜色の雲が真冬を明るくしてくれますね♡
うれしいものですね。チョコレートは半分こするので、半分は夫も
食べるのではありますが、気持ちがうれしいです。
この窓は南向きで、最近はまだ日が沈む方向がかなり南の方なので、
夕焼けがきれいな日が多くてうれしいです♪