2019年 01月 07日
アッシジでカンパーニア州プレゼーペ展、聖フランチェスコ大聖堂
先週土曜日に見に行きました。冒頭の写真の奥、
下部教会入り口前のプレゼーペでは、生まれてまもない幼子イエスに、東方の三博士が拝謁しています。
一方、大聖堂の回廊には、ナポリの伝統的なプレゼーペ、十五場面が展示されていました。
昨日が1月6日、主顕節(Epifania)で、東方の三博士が幼子イエスに出会って贈り物を捧げたとされる日でしたので、まずはその場面を表すプレゼーペをご紹介します。
「さすがナポリ、食べたり飲んだりする様子や物の描写が細かいな。」と夫が感心していたので、こちらの食べ物描写が精密なプレゼーペも、ぜひご覧ください。ガラス窓に回廊が映り込んで見づらいのが残念です。
わたしが個人的にいいなと思ったのは、こちらの小さいプレゼーペです。聖母マリアと聖ヨセフも、天使や村人たちも、幼子イエスの誕生がうれしくてしかたがないとばかりに、踊り出すような、拍手を捧げるような動作や表情をしているところが、独創的ですてきだなと思いました。
上部教会の前には、例年と同じ実物大のプレゼーペが飾られています。
夫が、このアッシジのプレゼーペを見ながら、ウンブリアでは野山を舞台にしたプレゼーペが多いのに対して、カンパーニアのプレゼーペでは、町が舞台になっていることが多いねと言いました。
2枚目の写真にある下部教会前のプレゼーペは、上部教会前の広場からも、こんなふうに見ることができます。この写真は、光学ズームで拡大して撮影したものですが、町を舞台としたプレゼーペも、こうして上から見ると霧に霞んだ緑の平野を借景として、より美しいように感じられました。
下部教会の中にも、プレゼーペが飾られていました。教会内は撮影禁止だからと撮らずにいたら、「プレゼーペは撮影可能」と書いてあることを夫が教えてくれたので、撮影しました。
イタリアでクリスマスを祝う期間は、主顕節であった昨日、1月6日で終わったため、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂でのプレゼーペ展も昨日までだったのですが、アッシジ鉄道駅に近いサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会の世界のプレゼーペ展(詳しくはこちら)は、今年は1月13日日曜日まで開催されています。イタリアのプレゼーペも多数展示されていますので、プレゼーペに興味がおありの方は、ぜひ訪ねてみてください。
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Mostra dei Presepi della Campania
Basilica di San Francesco, Assisi (PG) 5/1/2019
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それぞれ特徴があって見るのが楽しいです
特に、なおこさんが上から撮られた写真がとてもきれいですね。
プレゼーペがアッシジの風景に溶け込んで本当に美しい写真です。
すでに2枚目の写真に登場しているし、大聖堂が写っている
わけではないしと迷いながら、この写真がひどく気に入っていたので
載せたんです。それだけに、いただいたコメントがとてもうれしいです♪
おはようございます
プレゼーぺ素敵ですねぇ
上から見えるのも素晴らしい
幼子イエスの誕生を喜ぶ様子が
様々見れるのもいですねぇ
こちらでわけもわからずクリスマスで
騒ぐのは恥ずかしいですわ
貴重な写真、ありがとうございます
歴史ある教会と大きなプレゼーペの向こうに緑の平野が広がって、
眺めがきれいでした。
イタリアではカトリック教会離れが進んでいるのですが、クリスマスに
彩られる町や教会、プレゼーペを訪ねる人を見ると、やはりどれだけ
カトリック文化が深く社会に浸透しているかを改めて感じます。
こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございます。
ずいぶんと大きなプレセーベが飾られるのですね。
中にもそれぞれに違う趣のプレセーベがたくさんあってとても見ごたえがあります。
さすがカソリックの国ですね、いろいろな催しが興味をそそられます。
日本でもお寺で節目節目で行事を行うのと同じだとも言えますけれどね^^
とても楽しめました。