2019年 01月 22日
不思議たのしい城と森、トッレ・アルフィーナ

初めて村を訪ねたときに、屋根から脚と手が飛び出ている家があるのを見て、ひどく驚きました。

道中、寄ってみることにしたのは、たそがれの頃でした。

村の高みに、イタリア中部では珍しい、荘重な構えの城があります。

城の前からは、町並みや風景の眺めがすばらしく、

アーチをくぐり、ジグザグになった階段を上っていくという村のつくりがおもしろかったです。
そのたまたま通りかかった村のことは、すっかり忘れていたのに、再び村を、今度は旅の目的地として選んで訪ねたとき、村で上の写真のアーチをくぐり、階段を上るうちに、

そして、村のてっぺんの城と屋根から突き出す脚と手を見て、ここにはいつか前にも来たことがあることを、夫と二人で思い出していました。二人とも、前に来たときには、リミニの友人たちといっしょだったと覚えていて、わたしはさらに、女性の友人たち二人は教会を見に行き、男性の友人は、食べ物を調達しに店をのぞいていたこと、皆で車でどこかに向かっているうちに、トッレ・アルフィーナ(Torre Alfina)という道路標示を見た友人の一人が、「よさそうだから寄ってみよう」と言ったのがきっかけで訪ねたことなどを、かなりはっきりと覚えていて、確信さえありましたし、今でもそんな気がしています。城の屋根からの見晴らしや遊び心のある屋根を、女性の友人と並んでいっしょに見た記憶があります。

その確信が揺らいだのは、まずは、この週末にいっしょに温泉旅行に行った友人たちに、「あなたたちといっしょに、トッレ・アルフィーナを訪ねたことがあると思うのだけれど、いつどういうわけで行くことになったのか、どうしても思い出せないの」と言ったとき、二人ともまったく記憶にないと言い、それを聞いて、夫まで記憶があいまいになったようだったからです。

さらに、きっとどこかに写真が残っているはずだと思い、帰宅してから機会があれば、グーグルフォトで地名や「城」、「塔」というキーワードで検索をしてみたのに、ラッツィオ州にあるこの村を、友人たちといっしょに訪ねる写真がなかったからでもあります。
それだけであれば、カメラを持たずに出かけることもあれば、旅行中にどこかを訪ねても、特に以前は、それほどしばしば撮影はしていなかったので、写真がないというだけの可能性もあります。

わたしが今回、自分の記憶に自信がなくなり始めたのは、グーグルフォトで検索すると、2013年12月4日に、夫と二人でたそがれ時にトッレ・アルフィーナを訪ねたときの写真が見つかったため、そして、ブログの過去記事から、どうやら、2度目に訪ねて「いつか来たことがある」と思ったのは、2015年4月18日らしいことが分かったためです。(記事はこちら)
ということは、わたしたちの記憶にある「いつか」、たそがれの頃たまたま立ち寄ったときは、2013年12月4日で、この日は夫が誕生日祝いにと小旅行に誘ってくれたので、夫とわたしの二人だけだったはずです。では、どうして、わたしはこんなにもはっきりと、他の友人たちがどんなふうにこの村で行動していたか、そして、いっしょに歩いたか、眺めたかを、そのときの情景と共に、こんなにもはっきりと覚えているのでしょうか。もともとは夫の友人であり、今はわたしの友人でもある皆とのつきあいは長く、夫と出会った翌年、2004年の春からですから、約16年になります。その長い16年の間に、ひょっとしたら、2013年よりも前に、皆といっしょに訪ねたことがあるのかもしれないと、どうしても自分の記憶違いとは納得しがたいのですが、ひょっとしたら、どこか別の、丘の上に城がある似たような場所での思い出と、混同してしまっているのかもしれないと、今は思い始めています。友人たちとは、イタリアやフランスの各地をいっしょに旅行してきましたし、イタリアにもフランスにも、丘の上に城がある村というのは、たくさんあるからです。

イタリアで最も美しい村であるトッレ・アルフィーナには、村の下方に、苔むす石や岩、そして、魂があって今にも動き出しそうに見える木々が美しい森、Bosco del Sassetoがあり、これまでにも何度か森を散歩しに行きました。

森では、2015年4月には、自生のシクラメンやアネモネなどが咲いていたのすが、過去記事を見ると、1月末にはヘレボルスが、3月下旬には、マツユキソウやプリムラが咲いていたようです。今年もまた早春の花に出会いに行きたいと、以前の記事の写真を見ながら、そう思いました。(リンクはこちら)
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A Torre Alfina spuntano dal tetto
non i camini ma le gambe e una mano gigante :-)
Torre Alfina, Acquapendente (VT) 4/12/2013
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そういうこともあるかもしれませんが
私も その時の情景をはっきり覚えていても
記録に残ってないと不安になることがあります。
ブログの記録は大事ですね。
絶対的な証拠になりますもんね。
川の温泉
憧れます。 でも 温度が低いので
ちょっと寒いかも。。。
ところで
こちらでは インフルエンザが猛威をふるっていますが
なおこさんのエリアでは どうなんでしょう?
学校とか職場では 流行ってないですか?
なおこさんの記憶を辿ると、ご主人様と二人ではブログに記録されていたのですね~
ブログは、過去の痕跡を辿る時にとても役に立ちますよね~
いろいろな場面で私も実感することが多いです!
ご友人と一緒にと言う方は、似たような場所を訪ねられたかも?という推測?
確かに、イタリアの地方の村の感じは、似たようなところがあるように日本人である私などは特に見分けがつかないかもしれません!
また春のお花散歩を私も楽しみにお待ちしています♡

意外とあるのかもしれません。ここまで細かい状況まで
覚えているのにと不思議なのではありますが。
ブログの記録のおかげで、いつあそこに行ったっけとか、
あの店どうたったかしらなど、確認できるのが便利ですね。
こちらでもはやっていますが、日本ほどではありません。
子供も大人も無理して登校・出勤する傾向があるので、
日本はよりはやりやすいのではないかという気がします。
楽しめる味のある村です。確か日本の方作の陶器か
何かのお面をたくさん飾った壁もあるように覚えている
のですが、それも写真といつかめぐり合えたらご紹介しますね。
アリスさんもですか! 日記は年度途中でやめてしまった年が
多く、記録がさっとは見つからないので、すぐ検索もできて、
ブログは本当に便利ですね。春の記事を楽しみにしてくださって、
ありがとうございます♪
以前は、http://blog.with2.net/link.php?XXXXXXX で、
現在は //blog.with2.net/link/?XXXXXXX となっています。
というわけで、わたしも編集についての知識がそれほどないので、よく分からないのですが、単純にhttpをhttpsに変えればいいのかどうか自信がありませんので、念のために、人気ランキングのマイページから、バナーリンクを新たに取り直されることをお勧めします。詳しくはこちらのページをご覧ください。
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