2019年 01月 30日
美しいネーラ河畔に白い猫、スティフォーネ
スティフォーネ(Stifone)も、カルヴィ同様、ウンブリアの南、テルニ県に属しています。夫がいいよと言うので、グーグルマップの道案内で、スティフォーネに向かいました。村を歩いて、目指していたこの場所を、自分の目で見られたときは、とてもうれしかったです。
驚くほど水が澄んでいて、そして深いのですが、水が清らかなのは、このあたりに水が湧き出るところがあるからだと、夫が気づきました。
遠方に出かけた帰り道に寄ったため、日が傾いていて、いい写真をとるには、影になったり西日が強すぎたりしたのが残念ですが、青いネーラ川も水鏡も、とてもきれいでした。ネーラ川(fiume Nera)は、シビッリーニ山脈のマルケ州の村、カステルサンタンジェロ・スル・ネーラに発し、ヴィッソを通り、ウンブリアを流れ、やがて、ラッツィオ州オルテの近くで、テベレ川に合流します。
スティフォーネは、そのネーラ川の岸辺にあるごく小さな村で、古代ローマ時代には、ローマ人が船を築いた造船所と、その船でローマに向かった港が、近くにあったと考えられているそうです。遠出をしたあとの帰り道で、夫が疲れていたため、奥の方までは歩かなかった上に、スティフォーネについての詳しい情報がなかなか見つからず、年末年始は慌ただしかったので、ご紹介するのが、1か月以上経ってからになりました。
さて、冒頭の写真の場所を求めて、村を歩き始めたとき、こちらの白い猫が、上方からわたしたちをちらりと見たものの、すぐにそっぽを向いてしまいました。
ところが、川沿いの散歩を終えて、車に戻ろうと再び村を歩いていると、広場に駐車した車の上に、この猫がいて、
夫が手を差し出すと、全身でなでてもらおうとばかりに夫に近づいていって、
なでてもらっている間じゅう、気持ちよさそうな、うれしそうな表情をしていて、とてもかわいらしかったです。わたしたちが、再び車に向かって歩き出してからも、しばらく後をついてきていました。
イタリアで小さな村を訪ねると、こんなふうに甘え上手な猫がいたり、いっしょに散歩しようと、しばらく後をついてきたり先導したりする猫がいることがあって、かわいらしいです。
関連記事へのリンク
- 聖母子が壁を彩る中世の村、ウンブリア カルヴィ (21/12/2018)
綺麗に澄んだ水は心まで潤いを持たせます。
それに人懐こい可愛い猫さんがいれば完璧ですね。
ネーラ川は、わたしたちは水源を訪ねたこともあるし、
ノルチャやヴィッソへは、ネーラ川の清流の傍らを通る
車道を進むのですが、清らかに澄んだ川の流れが本当にきれいです。
いつかぜひ訪ねられる日が来ますように♪
こんにちは
まぁ、なんという美しさでしょう~
湧水があるなんて素敵
映り込みが素晴らしい色合いですね
そして、可愛い猫ちゃん慣れていますねぇ
猫を見るとにこにこします
いつもありがとうございます
驚くほど深いのに底まで見えて、それほどかなり大量の湧き水が
絶えず湧き続けているようです。猫も可愛らしかったです。
こちらこそ、いつもありがとうございます♪