イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリア語学習メルマガ第116号発行、創刊10周年を迎えて

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 2008年12月29日から発行しているイタリア語学習メールマガジン、「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化」の第116号を、昨日発行しました。創刊した頃は、ペルージャ外国人大学で、日本語・日本文学の授業を講師として担当しつつ、シエナ外国人大学の大学院課程で、外国語としてのイタリア語教授法を専攻し、卒業を間近に控えていました。

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創刊号から

 大学や語学学校でのイタリア語の授業参観で、日本から来られた留学生の方が、イタリア語の授業で苦労されている様子を見て、また、自分自身が、まだ日本に住んでいた頃、いいイタリア語の教材が見つからずに困ったことを思い、わたしがイタリアの大学で学んだ、より効果的なイタリア語の学習方法や、楽しんで勉強するための手立てを、より多くの方に知っていただけたらという思いから、メールマガジンを発行することにしました。シエナ外国人大学の大学院課程卒業と同時に、外国人へのイタリア語教育専門家の資格が得られても、日本人のわたしには、イタリアでイタリア語で教える仕事を探すことが難しいために、せっかく学んだことを生かしていきたいという思いからでもありました。どちらの外国人大学の課程にも、イタリア語の歴史やイタリア方言学、イタリア語教育法など、イタリアやイタリア文化に特化した授業の他に、応用言語学や異文化間教育学、心理言語学など、日本語や日本文化を教えるためにも、また、イタリア語以外の外国語を自分が学ぶ際にも、大いに役立つ授業や演習がたくさんありました。日本で高校の国語教師としての経験があるわたしだからこそ、イタリアで学んだ欧米の当時の最新の外国語教育・学習研究の成果をもとに、イタリア語を学ぶ方の励みになり、新しい学び方の可能性を模索する一助になるようなメールマガジンが発行できるのではないだろうかと、まずは創刊号を発行しました。

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http://www.geocities.jp/naoko_ishii/backnumber.html

 発行当初から数年の間は、定期的に発行できていたのですが、読者には、入門者の方もいれば、一般の教材に満足するものが見つけられない上級者の方もおいでかもしれないと、どんなレベルの方にも何か得ることがあって楽しめる内容にしようと、気負いすぎたためもあり、仕事などで多忙で発行が遅くなり、いったん遅れてしまうと、ずるずるとさらに先延ばしになってと、すっかり発行が滞り、昨年は2号しか発行できていませんでした。

 にも関わらず、創刊から今までの10年間に、多くの方が読者登録をしてくださり、年と同じでメルマガの読者にも、行く方来る方がいるため、数に変動があるのですが、ずぼらな発行になってしまったにも関わらず、現在も読者として楽しみにしてくださっている方が、726人いらっしゃいます。

 読者あってのメールマガジンですから、せっかく読んでくださっている皆さんの思いに応え、また、10年間育ててきたメルマガだからこそ、10周年を迎えたことを機に、初心にかえって、定期的に、できれば毎週、少なくとも月に2回、お届けできるようにしようとの決意を心に、

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https://archives.mag2.com/0000280229/20190201071212000.html

昨日、メルマガの第116号を発行しました。そうです。昨日のブログ記事に、「本来ならば、雌クロウタドリとすべきところを、雌ツグミと書いてしまいました」と記したのは、この116号の記事のことだったのです。

 一番自分がしたいことは教えることで、それは、日本語・日本文学はもちろん、イタリア語やイタリア文学、イタリア文化でもあるのだ、ならば、その自分がしてみたいことに、再びもっと時間と手と心をしっかりかけていこう、今はそんなふうに考えています。そして、毎回すべてを網羅しようとはりきる代わりに、今号はこのことをと、焦点を絞ることで、定期的に発行し、かつ質を保てるように心がけるつもりでいます。

 まぐまぐのメールマガジンでは、イタリア語に存在する強勢アクセント記号が書けないという、語学マガジンとしては致命的な問題があったため、創刊号の発行直後から、強勢アクセント記号も添えた過去のメルマガを、サイトを作って、バックナンバーとして載せ始めました。絵や写真などの視覚教材は、学習動機と記憶の定着の両方を高めるために、外国語学習に有効なのですが、メルマガには写真が載せられないこともあり、サイトに載せる際には、しばしば写真も添えていました。

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http://www.kitsunenomado.com

 ところが、もともと、イタリア語の強勢アクセントが載せられるからと選んだYahoo! ジオシティーズのサイトで、数年前から、強勢アクセントが載せられなくなり、以前に作成したウェブページからも、強勢アクセントが消えてしまいました。コーヒーのcaffèと理由を問う疑問詞のperchéでは、eの上に来るアクセント記号の向きが異なり、発音も違うのですが、メルマガでもヤフーサイトでも、この二つのe、強勢アクセントのついたèとéが書けないために、e'とアポストロフィつきの母音で代用することになります。けれども、それでは、表記も発音もメルマガを見ただけでは分からず、学習の妨げになってしまいます。

 実は、そのための対策として、サイトの移転を検討していたことも、メルマガ自体の発行が滞った理由の一つでした。問題を感じつつも、そのままヤフージオシティーズのサイトを使い続けていると、今度はさらなる問題に直面しました。わたしがヤフージオシティーズのサイトを利用することにしたのは、ホームページ作成の知識に乏しいわたしでも、ジオクリエーターのおかげで、比較的楽にウェブページが作れたからでした。ところが、2年前に勤務先の学校の仕事がきっかけで、マックブックを購入し、その後、ウィンドウズパソコンが使用不可能となったとき、ジオクリエーターは、マックブックからは使えないことが分かり、そのため、発行したメルマガをサイトに載せることさえ、難しくなってしまいました。

 にも関わらず、すでにわたし自身のブログにリンクを付したメルマガの過去記事も多く、

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http://www.geocities.jp/naoko_ishii/meteo_italia

日本語サイトでは分かりにくい、イタリアの天気予報の、刻一刻、最新情報が分かるページを作っていて、それが多くの方のお役に立っているであろうし、別のサイトで同じものを作り直す自信がないこともあって、長い間、毎月料金を払って、サイトを維持してきました。そうなのですが、

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https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.html

思いがけず、ヤフー側から、ジオシティーズのサービスを終了するという連絡があり、これで、自分では決心がつかなかったサイトの移転を、今年3月末までに行うことを余儀なくされました。

 バックナンバーの数が多いのではありますが、毎号のメルマガの本文自体は、メールとしてわたしも受け取っているため、移転は可能だと思います。いろいろ考えた挙句に、慣れたエキサイトブログさんで、新たな別ブログを作って、そちらに過去のメルマガを移していくつもりでいます。最初は移転で忙しいと思うのですが、日々イタリア語学習のヒントになりそうなことや興味深い教材が見つかることは多いので、あまり気負わず、わたしもさっとかけて、読者の方もさっと読めるようなブログの記事も、ゆくゆくは書けていければと考えています。

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https://archives.mag2.com/0000280229/20190201071212000.html

 イタリア語学習メルマガの最新号、あるいは最近の号に興味がおありの方は、こちらからご覧ください。

 創刊号から第104号までについては、今年3月末までは、こちらのページに各号の内容の一覧があり、リンクもありますので、ご参照ください。

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Ieri ho pubblicato il numero 116 della mia newsletter per i giapponesi interessati alla lingua e cultura italiana.

Sono passati dieci anni dal 29 dicembre 2008, dalla pubblicazione del primo numero.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2019-02-03 12:13
なおこさん、長年続けてきたメルマガ御苦労様ですm(__)m
サイトの移行は、大変な作業になると思いますが、
エキサイトさんでの新たな出発、何よりと思います♪
私も、興味深い記事は、時々拝見しているので、期待しています(*^_^*)
Commented by milletti_naoko at 2019-02-04 05:40
アリスさん、ありがとうございます。できれば自分で
WordPressを使ってとも、ずっと考えていたのですが、
書く方に労力を注ぎ、機械的な作業はできるだけ早くできる
方がいいと、エキサイトを利用することで、心が決まりました。

多くの読者の方には興味がない内容かと思いつつも、わたしとしては
どうしても書いておきたいことだったので、お言葉ありがたく、
うれしいです♪
Commented by snowdrop-nara at 2019-02-11 21:09
こんばんは。
HPは一方的にサービス終了されることがあるのですね。
エキサイトに機械的に移せるのでしょうか?
それならいいのですが…
メルマガのバックナンバーを少しずつ拝読し始めました。
Montaleの詩、聴講生として聞いたイタリア詩の講義を思い出し、胸がつまりました。
マザー・テレサの詩も力強いですね。
各行の冒頭を統一する手法、なんとヒトラーも演説で使っていたのです。
言葉の力を正しい方向へ用いる大切さを感じます。
Commented by milletti_naoko at 2019-02-12 04:01
snowdrop-naraさん、ヤフーはホームページもなのですが、
知恵ノートなど他にも突然サービスが中止になったものもあり、
長い間更新していなかったからでしょうが、ブログも消えてしまって、
困りました。エキサイトに機械的には移せないのですが、幸い
メルマガの本文はメールとして受け取っているものをコピーできますし、
エキサイトブログの方が書くのが手っ取り早そうです。でも早く
始めないと、3月末までに間に合わないことに今気づきました。

モンターレなどのイタリアの詩も学ばれたんですね。当初はいろいろな
イタリアの文学作品や詩をもっと多くの日本の方に知っていただきたい
という思いもあったのですが、詩そのものより作家や時代背景の説明に
時間がかかりそうで、つい文学作品の紹介が少なくなってしまっています。
言葉の力についてのお考え、本当にそのとおりだと思います。
バックナンバーまで読んでくださって、そして、ご感想をありがとうございます。
by milletti_naoko | 2019-02-02 22:27 | Lingua Italiana | Trackback | Comments(4)