2019年 02月 24日
雪山を望めば風に揺れる松、サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノ

この写真は、サンタ・ヴィットーリアを訪ねた直後に訪れた村、モンテルパーロ(Montelparo)から撮影したものです。

ちなみに、モンテルパーロは、サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノから、こんなふうに見えました。

マルケ州フェルモ県は、西はシビッリーニ山脈の一部を含み、東はアドリア海岸にまでわたっています。モンテルパーロから西を望むと、シビッリーニ山脈の高峰が見えるのですが、地図にはないものの、上の写真の位置関係から、サンタ・ヴィットーリアの位置も推測できるのではないかと思います。

この日夫が、目的地の一つとしてサンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノを選んだのは、とても興味深い歴史があるからなのですが、歴史については後日また記すことにして、今日は2月初めの雪山の眺めなど、風景と暴風についてお話しします。
昼食を食べられそうな店が見つからないので、この広場にあったバールでパニーノを食べました。閑散期の小さな村では、おいしい昼食が食べられるレストランやバールを見つけるのが難しいのですが、ここでもその点についてはがっかりしました。村のあちこちに、ところどころにまだ雪が残っています。

この小さな村も、2016年のイタリア中部地震で被害があり、丘の高みに建つこの15世紀の礼拝堂(Cappellino)には、壁に補強が施され、ここまで登る途中で見かけた教会も、危険があるからでしょうか、周囲に柵があり、入り口の扉と窓が補強されていて、近づけないようになっていました。

この礼拝堂まで登ると、それまでは木々や町並みの向こうに見え隠れしていたシビッリーニ山脈の連なりが、ようやくきれいに見えたので、うれしかったです。
この日はひどく風の強い日で、うなるように吹く風に、松の枝が大きく揺れ動いていました。イタリア中部では、先週末から激しい風が吹き続けています。暴風と言えば、ご紹介したい映像が二つあり、その一つがこの強風に翻弄される松と雪のシビッリーニ山脈の映像なので、今日はこの日の小旅行について書くことにしました。
興味のある方はご覧ください。途中で左端に写っている壁は、上の写真の礼拝堂の右手の壁です。

車でここまで来る途中、時々雨に降られたのですが、この村を歩いている間は、幸い雨が降りませんでした。
雪山の方を見やると、丘の上に建つ村がいくつかあって、

緑に囲まれ、シビッリーニ山脈を間近に望み、町並みも美しく見えるこうした村は、何という村だろう。わたしたちが、すでに訪ねたことのある村かしら。そんなことを話しながら、夫と二人で、風景を眺めました。

丘を下っても、レンガ造りの趣ある建物の間から、時々緑豊かな遠景を見ることができました。


丘の上にある村が、イタリアには多いように思います。
この時期の強風、凄いですネ!動画を見て、これは、なおこさんが、こういうお天気予報が出ていたら、村歩きを躊躇されるのが解りました!
周囲日広がる平野がきれいに見えて、うれしかったです♪
天気がよければ、海も見えたかもしれません。
まだ風が強いのですが、週末に比べるとずっと勢いが弱くなったので
ほっとしています。洗濯物はよく乾くので、ありがたいです。
あおられる砂は美しいですが、遠くからはそんなふうに
見えるんですね。
ありがとうございます。季節の変わり目、
お転婆シニアさんもどうかお元気でお過ごしくださいませ。