イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

何かが違う

宴を開いて、大勢の客を招待するために
うちを改築したり、掃除したり、飾り立てたりするよりも、
倒れやすい塀の下敷きになって、まだ傷が癒えない子供たちが
元気になれるように、危ない塀を取っ払って、安全な塀を築くためにこそ、
注意や心、家計を使うべきではないか。

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Santuario Kasuga, Nara, Giappone 2/4/2009

末っ子がいじめっ子のために苦しんでいるのに、
わざわざそのいじめっ子をうちに長居させるより、
もう辛い思いはしたくない、虐げられたくないという
我が子の気持ちの方を大切にするべきではないか。

どこかがおかしい、これではいけないと感じることの多い昨今です。
それでも、災害が起こったときに、外国から来た方たちも
安全に避難ができ、ふだんから対策が取れるようになど、
多文化共生のために取り組まれる方々の存在に、
そういう美しい日本もあるのだと、うれしく思います。


真の意味で、
日本の人にも、国や肌の色を問わず、異国から来る人々にも
優しく、日々の暮らしが生きやすく、うれしいことの多い
日本となってほしい。
切にそう願う今日この頃です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by mahoroba-diary at 2019-03-12 10:39
なおこさん、こんにちは。
今日のなおこさんの言葉がとても心に響きます。
本当にそうですよね。なにかがおかしいですよね。
今の日本、、、(今に始まったことではないのですが)
ほぼ毎日のように児童虐待の問題が取りざたされていて、深刻な問題だと思っています。少子化なのに、虐待件数は年々増えている、昨年末児童養護施設に勤める方々とお会いして話をうかがいましたが、根底にあるのはコミュニティの崩壊と子供をちゃんと育てようとする親が少なくなっていると聞き、愕然としました。いじめの問題も然り・・・日本は一見整い美しい国に見えますが、他人に対する連帯感の欠如は危機的だと感じることも多いです。多くの人が自分さえ良ければ、自分の家庭さえ良ければ、と思っているのではないかとも感じます。なおこさんが仰るように、真の意味で差別意識のない、人間愛のある社会、少しでも良い社会になって欲しい私も願う一人です。震災の問題にしても、福島からの避難者に冷たい言葉を吐く人も多いと聞き、どうしてそのような冷たさを困っている人に向けられるのか、不思議でなりません。
Commented by milletti_naoko at 2019-03-13 17:22
まほろばさん、こんにちは。
お心のこもったお言葉を、コメントを書くのが難しい記事に、ありがとうございます。
ずっと思っていることを、どうやって言葉にした方がいいものかとためらいながら、
書いては書き直しながら書いたので、まほろばさんが読んで共感してくださったと知って、うれしいです。
児童虐待が日本でそんなに問題になっているとは知らなかったので、驚きました。
わたしは自分の仕事柄、現在日本に日本語を学び働きに来ている外国の方への薄給や非人間的な待遇などが
特に気になっていたのですが、まほろばさんが書かれている罪のない幼い子供がしかも自分の親から
ひどい扱いを受けるということも、結局は社会の中で、「農民は生かさず殺さず」ではありませんが、
過重なまでの仕事の量や長時間拘束、仕事上のストレスを職場が当然のように働く人に課すところが多く、
学校も国もそういう働く人の暮らしや幸せより私益を追求する企業に都合のいい人材を作る教育や法律を作るので、
多くの人が苦しい思いをしながら働いていて、そのしわ寄せが、子供や外国の人など弱い人に向かって
吐き出されているのではないかと心配しています。

被災地の方への冷たい言葉など恐ろしいことだと思うのですが、
もちろん多くの方は、そういう難しい環境の中でも、優しさや自分を大切に生きられていることと思いつつも、
それだけ、豊かさの影、美しさや笑顔の影で、自らも精一杯という方が多いのではないかという危惧があります。

サービスのすばらしい日本は逆に、それだけ働く人に自由がなく、労働時間が長いわけでもあり、
イタリアと日本の間をとったくらいがちょうどいいと常々考えているのですが、もっと働く人が、すべての人が
いろんな意味でゆったりと生きていけるように、企業が、そして残業や労働基準法違反、取らずとも支払われない
有給休暇などを厳しく取り締まっていくなど国が、変わっていくことを願っています。
by milletti_naoko | 2019-03-11 23:37 | Giappone | Trackback | Comments(2)