2019年 03月 13日
山も海も眺めすてきなモンテコーザロ、マルケ

中世の城壁と門に趣があり、レンガの壁に菜の花がたくさん咲いています。左手には、雪の連峰も見えて、眺めもすばらしいので、駐車場で車から降りて、夫もわたしも感嘆しました。

すぐに門から中心街に入りたがっていた夫に、「どこに行くの」とあきれられながら、レンガの塀に沿って走り、雪を頂くシビッリーニ山脈(Monti Sibillini)が正面に見える場所まで行って、撮影しました。
2016年にイタリア中部地震の震源となり、多くの市町村で大きな被害があった美しい山脈は、かつてしばしば訪ねていたわたしたちには、いつ見てもうれしい、懐かしい山です。ペルージャのテッツィオ山から見るのとは反対の方向から、そして、はるかに近くから見やることができるのも、興味深かったです。シビッリーニの左手には、さらに南方にあるアブルッツォの山脈まで見えていたのですが、日ざしと霞のためにきれいに撮れなかったので、その写真は割愛します。

レンガ造りの風情ある町並みを歩いていたら、窓から人形がこちらをのぞいています。

イタリアでは、古い宮殿や修道院などを、市役所や町役場として使っている市町村が多く、このモンテコーザロも、村役場の建物は、13世紀に建てられた元修道院です。階段を上る夫について行くと、

北東の窓からは、連なる屋根の向こうに、アドリア海が青く見えます。

海の近くにも、趣ある丘の上の村が見えたので、ズームで拡大して撮影しました。

南東の窓からは、緑の平野とシビッリーニ山脈が見え、19世紀半ばまで修道院として使われていた建物は、扉にも壁にも装飾が施され、見晴らしも建物も、すばらしい村役場でした。

きれいな花が咲くこちらの公園からも、雪の高峰と海を見ることができます。

歴史のありそうな教会が多いのですが、ほとんどが閉まっていたので、残念です。

1時間半ほど散歩を楽しんでから、美しい村を後にしました。
この日の朝は早起きしたにも関わらず、出かける先が、なかなか決まりませんでした。山よりも町がいいと夫が言うので、マルケ州のイタリアで最も美しい村を調べて、まだ行ったことがなく、かつ写真や説明からよさそうなモンテコーザロに行こうと言ったのですが、夫は、すでに訪ねたことがあるんじゃないか、名前に聞き覚えがあると言います。それでわたしも自信がなくなり、その後夫が口にした市町村の一つ、オージモに行くことにしました。オージモへの行き方を地図で確認したとき、モンテコーザロが、通り道に近いからと、そこで結局は訪ねることにしたのです。行ってみて、初めて訪ねる村だと分かり、とてもすてきな村だったので、行くことができて、本当によかったです。
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Allegri fiori gialli di colza lungo il muro,
in fondo la vista dei Monti Sibillini con la neve.
Carina Montecosaro, uno dei borghi più belli d'Italia,
a nord-est si vede pure il mare adriatico.
Poi dalla finestra di un palazzo ci osservava qualcuno!
Montecosaro (MC) 9/3/2019
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小山の頂上にある古い街々、いつでも自転車だったのでフーフー言いながら登ったのを思い出しました。
直子さんのブログを拝見する度にまた行けるかしらと思うのですよ。
何よりも、シッビリ―二山脈が綺麗に見える眺めが最高です(^^♪
公園に咲くピンクの花は桜を連想させるような華やかなお花で綺麗ですね~♡
小さいお花にも春を感じて素敵です(^^♪
春の街歩き、こんなお天気だと楽しいですね(*^_^*)

訪ねたことがあるのは、そのほんの一部なんですよ。
自転車で訪ねるのは、険しい坂もあるので、大変でしょうね。
巡礼で歩いていても、丘を登り続けるのはつらいものです。
またいつかぜひお越しくださいね。
シビッリーニ山脈がいつになくきれいに見えました。
イタリア中部ではこの数日大雨が降って気温が下がり、遠くの山にまた
雪が積もって白くなったと、義父からも聞いています。
街角でもドライブ中も、桜を思わせる花に出会えて、うれしかったです♪