2019年 04月 09日
丘の町急坂登ればトラジメーノ湖、コルトーナ

町をゆっくりと散歩して、町の高みから遠くに見えるトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の眺めを楽しむためでした。

駐車場から坂道を歩いて登ると、田園風景の向こうに、大好きな湖が少しずつ見えてきます。

丘の斜面に広がるコルトーナの中世の町を、のんびり歩こうと考えていたのに、

ほら、こんなところに黄色いスミレ(violetta)が咲いているよと、夫が教えてくれたスミレの撮影にわたしが夢中になっているうちに、夫ときたら、前方に見える途方もなく長い急な坂を、

どんどんと

どこまでも登っていくではありませんでした。
数日前に、早朝から晩までローマに遠出をして、ローマで歩き回って疲れ気味だったわたしは、こんなつもりじゃなかったのにと思いながら、夫の後を追いました。この後、前方に見えるちょっとしたトンネルの向こうに出たところに、

歴史ある大きな教会があったので、しばらく中を訪ねました。
教会から出たとき、ここまで登ったのだから、あと少し登っていけば、さらにトラジメーノ湖がきれいに見えるのではないかと、わたしは坂道を登り続けたいと思ったのですが、ところが今度は夫が、疲れたし、日の入りまでにはまだかなり時間があるから、もう引き返そうと言います。実はこの日も、行きがけに家具屋に寄って、改築中のうちのシステムキッチンの足りなかった部品と取扱説明書を、ようやく手に入れたところで、夫もかなり気疲れしていたのでしょう。

そこで、別の場所を通って、駐車場へと戻ったのですが、疲れたと言いながら、難易度の高い道を選んで下る夫なのでありました。

コルトーナからは、日は西に沈み、トラジメーノ湖は、南南東の方角に見えます。
傾きつつある太陽は、まだかなり高い位置にあるものの、柔らかな金色の光を放ち、公園の噴水の像や水が、日の光に輝いて、きれいです。

車に乗って、そのまま湖畔の村、トッリチェッラ(Torricella)へと、夕日が沈むのに間に合うだろうかと、どきどきしながら向かい、赤々とした夕日が沈もうとするときに、何とか間に合って着いたのは、実は、このコルトーナからの帰り道だったのです。(記事はこちら)

夫は幸い、かなり熱が下がってきたのですが、わたしの方が午後の授業のあとから悪寒を感じ始め、熱がどんどん上がり、先ほど夕食前には38.9度あったので、さすがにこれはどうかと、とりあえず解熱剤を飲みました。夕食は、ありがたいことに、夫が野生のアスパラガスを卵と料理してくれました。午後の授業に来た12歳の少年と母君に、インフルエンザを移してしまっていないことを願いつつ、夕方に電話があった授業の依頼には、事情を話して、また来週に授業をしようという話になりました。
と言うわけで、今夜から明日にかけては、できる範囲でゆっくり休むつもりでいます。熱と坂道で「ぐんぐんのぼる」点が共通しているということで、すでに写真を選んで、書きかけていたこちらの記事を、こんばんは投稿しました。


今日の写真も素敵ですなあ
一緒にイタリア旅行しているような気分です
とくに夕日写真がお気に入り
コンデジとのことですがミラーレスなら軽く小さいのでお勧めですぞう
もっと綺麗な写真になりますぞう
タワシもコンデジ写真良く撮ってますけど・・・(・・;)
おほめのお言葉、ありがとうございます。
夕日を湖に見に行くのが好きな夫のおかげで、わたしも夕日を
撮る腕が上がったかもしれません。
ミラーレスのおすすめ、ありがとうございます。今回のカメラの
買い換えるときも選択肢の一つにあったので、次回買い換えるときに
またじっくり検討したいと考えています。夫や友人たちがどんどん先に
歩いているので、コンデジで慌てて撮って歩いても、トレッキング中
遅れがちになってしまうわたしです。