2019年 04月 15日
ノートル大聖堂炎上 崩壊の危機免れる

写真は2016年6月に大聖堂を夫と訪ねた際に撮影したものです。

今夜はまずイタリアRai1の臨時ニュースで、鎮火作業の様子を聞いていました。大聖堂の基本構造は何とか救うことができたというニュースで、Rai1のニュースは終わり、このニュースでは消防員が一人重傷を負ったとのことで、

その後France24の英語版のライブニューズを聞いていたら、まだ火が上がっていると伝えています。

まだ火事の原因は分からず、どれだけの害があったかも把握できるまでもかなり時間がかかりそうだとのことです。

大聖堂の上部が燃え上がる様子をニュースで見て、燃えているのはどのあたりだろうと、3年前の写真から、気になった部分の写真をいくつか探してみました。

パリやフランス、カトリック教徒の人々にとってはもちろんのこと、ヨーロッパにとって、また世界にとって、かけがえのない大切な大聖堂の火災を、夫もわたしも、どうしてこんなことがと思いつつ、早い鎮火を祈りながら、ニュースを見ていました。

ニュースでは、必ず再建するというマクロン大統領の言葉の紹介と共に、この火災が政治的に分断しているフランスの心を一つにまとめるだろうとも、伝えていました。

最初に燃え盛る炎とニュースを聞いたときには、構造を守るために、上空からの飛行機による鎮火は行わないと聞いて、被害がさらに大きくなることを恐れていたので、

二つの塔も大聖堂の基本的な構造も無事らしいというニュースに、何はともあれ、ほっとしました。今も鎮火作業にあたる多くの消防員の方に、これ以上負傷する方が出ませんように。現在、イタリア時間及びフランス時間ではほぼ真夜中です。明日の朝、こちらで起きたときにも、大聖堂がしっかり建っていてくれますように。
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Salva la struttura di Notre-Dame di Parigi.
Finora così dice la versione inglese di France 24 live,
spero di cuore che la notizia rimanga così.
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朝一番のニュースがこのニュースでした。
まさか、あのノートルダム大聖堂が……。
驚きでTV画面を見つめてしまいました。
1982年夏に初めてこの場所に行きました。小さい子供を2人連れて。
近くの広場で移民の子供達にカメラを取られそうになり、
タクシーの中からその様子を見ていたやはりアフリカからの移民の男性が
子供達を蹴散らしてくれ、助かりました。そんな思い出のある場所です。
構造体は残ったとのこと。それだけでもよかったなぁと思いました。
ありませんが、このような世界的な遺産が
火に包まれるなんて・・
なおこさんのお写真で素晴らしいことが良く
わかります、大切なものは持ち出せたようですね
車3台分が落ちて来るぐらいの勢いらしいですね
飛行機での消化は難しいとか、テレビで話していましたが…
心を痛めますね、なおこさんいつもありがとうございます


ニュースを知って本当に驚きました。
40年近く前にノートルダム大聖堂を訪ねられたことがおありなんですね。
カメラを撮ろうとしたのは、今ならきっと移民ではなく移動型民族の
ジプシーの子供たちだと思います。イタリアでは今も親が幼い頃から物乞いや
盗みを教えていることがあって、問題になっています。
カメラが無事でよかったですね。
今後まだ、残された壁などがどれだけ安全かという調査が続くこととは思いますが、
当初は最悪の事態も予想されていたので、内部の聖遺物や十字架、貴重な芸術品なども
多くは損失を免れたと聞いて、ほっとしています。
火災発生から約2時間後で、飛行機での鎮火は水量が多すぎるために、
かえって害を広げかねないので行わないという判断が下されたと
聴きました。必死の多くの消防員の方の努力のおかげで、鎮火ができて、
予想よりもかなり被害が食い止められたようで、ほっとしています。
ムームーさん、こちらこそ、いつもありがとうございます。
燃え上がる大聖堂を見たとき、映画、『薔薇の名前』の名前の最後の場面で
炎上する修道院がふと頭をかすめました。こんなことが現実に起こりうるとは。
では、明日以降、記事を楽しみに訪問いたしますね。
なおこさんが撮られた写真、アングルが素晴らしくてノートルダム寺院の美しさが一段と冴えています。
私もツアーを含め4度訪問しました。ツアーの市内観光には必ずと言って良いくらい含まれている名所です。
殆どがファサードと内部をサ~ッとガイドさんの説明付きで見学しますが、夫と行ったパリだけ6日間の観光の際は、裏手にも回りました。
前と後ろでは全く違う表情なんですよね。
幸いバラ窓や祭壇、風見鶏は無事だったようですね。
再建への献金や援助金が続々と集まっているようですし、絶対的な世界遺産の再建を祈ります。
Sabio
そういう思いは国を超えていて、夫も同じように感じていたようでした。
おほめのお言葉をありがとうございます。何枚もある写真の中から、大聖堂の
構造が分かりやすいものを選び抜き、この晩は、その作業の間ずっと、火災の
ニュースを耳で追っていました。
Sabioさんたちは、パリや大聖堂をしばしば訪ねられているんですね。わたしは
パリには2012年に一人で2週間のフランス語留学で滞在し、2016年には夫と、
友人たちとノルマンディーで合流する前に一足先にイタリアを発って、短いパリの
滞在を楽しみました。わたしは、一度もう登ってはいましたが、夫の希望で2016年にも
塔にいっしょに登り、今は、あのときに登っておいて本当によかったと考えています。
何年かかってもきっと再建されることと思います。先を急ぐよりも、これからも長い間
安全に建っていてくれるように、しっかりとした修復作業をすることが大切ではないかな
と個人的には考えています。