2019年 04月 20日
野の花彩るフィオンキ山、スポレート

草で覆われた斜面を少しずつ登って行こうと考えていたのですが、ちょうどわたしたちが歩こうとしていた先から、牛たちが次々に現れたので、牛の群れを避けるために、急な斜面をジグザグを描きながら登って行くことにしました。写真は、そうやって登っている途中に、下方に見える牛と風景を撮影したものです。

フィオンキ山は、ペルージャの南東約70kmに位置するスポレートの町の南東にそびえる山です。標高は1337mなのですが、幸い標高1040mのBivio Patricoまでは車で登ることができます。そこから2時間半かけて頂上まで登り、見晴らしを楽しんでから、約2時間で駐車場まで山を下りました。

野の花がたくさん咲いていたのですが、今日一番よく出会ったのは、プリムラ(primula)の花です。斜面が一面、プリムラの花で覆われているところさえありました。

スミレ(violetta)も、様々な色や形の花が、あちこちに咲いています。残念ながら、今年はクロッカスの季節に登ることができなかったのですが、

少しずつ蘭(orchidea)が、咲き始めているところでした。

頂上付近では、鮮やかなピンクの蘭を、いくつも見かけました。

昨年4月に、スイセン(narciso)の花が山の斜面にたくさん咲いているところを見かけたので(記事はこちら)、今日は、スイセンの花が咲いているだろうと楽しみにしていたのですが、今年は花が遅いようで、わずかに見かけたスイセンは、まだつぼみでした。

その代わり、去年スイセンが咲いていた辺りに、色も花びらの形や大きさも様々のミスミソウ(Hepatica nobilis)がたくさん咲いていて、きれいです。

登山の出発地点からしばらく歩いたところには、アネモネ(anemone)の花も咲いています。

名前を知らないこの花が、かわいらしくて、おもしろい咲き方をしているなと思いました。
久しぶりに山を歩いて、たくさんの野の花たちに出会うことができてうれしかったです。
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Abbiamo incontrato mucche e bei fiori spontanei
mentre passeggiavamo verso la cima del Monte Fionchi.
Spoleto (PG) 20/4/2019
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山頂からの眺めもさぞ素晴らしいことでしょう。
また野の花の可憐なこと、野生の欄も咲くのですね。
日本にもあると思われるミスミソウが一番良いなと思います。
これからもあちこち歩いて紹介してくださると嬉しいです。
それにしても野の花々がとてもかわいらしいです。蘭が自生しているのにも驚きましたし、最後の写真の葉に包まったオレンジの花も不思議な姿をしていますね。
宝探しの気持ちで楽しく山登りできそうです。
イタリアでは、今から5月にかけては、色とりどりの野生の蘭の花が
野山に咲いて、とてもきれいです。
今年は春に入ってから、朝晩の気温が低い日が続き、雪が積もって
寒かろうと、山に登り始めるのが、かなり遅くなりました。
これからはもっと登山についてもご紹介できたらと考えています。
野山に咲いてきれいなんですよ。車から見たので、写真は撮れ
ませんでしたが、野生のシクラメンやヒナゲシもあちこちに
咲いていました。
まさに花の宝探しが楽しみで、運動の苦手はわたしが、山登りを
愛するようになりました♪