2019年 04月 22日
ミスミソウ撮ろうと崖をよじ登る、ラヴェルナ

イタリアの野山で見かけるミスミソウ(Hepatica nobilis)の花は、深い青紫色であることが多いのですが、土曜にフィオンキ山で見かけたような薄紫色や白のミスミソウにも、時々出会います。今日は、以前に一度別の場所で見たことがある鮮やかなピンク色のミスミソウを、他の色の花に比べてずっと少ない数ではありますが、森の中で何度か見ることができました。
土曜に久しぶりに山を歩いたためか、昨日復活祭で山ほど食べたためか、それとも、今日は朝から空がどんよりと曇っていたためか、どういうわけか、わたしも夫も体が重いように感じて、今日はいつもにも増して、ゆっくりと森を歩きました。そんなふうに何だか疲れてはいたのですが、夫が崖の上の方にピンクのミスミソウがたくさん咲いているのを見つけたと言って、崖をよじ登り始めたときには、わたしも思わず後について行きました。いざ近づいて見ると、期待していた鮮やかなピンクではなく、ややピンクがかった薄紫色ではあったのですが、花が群れをなして咲く様子がきれいです。

ちなみに、この写真では見えにくいのですが、冒頭の写真のミスミソウの花は、ピンクの矢印で示してある辺りに咲いていました。

同じ花を、ズームを使わずに撮影したこちらの写真の方が、花の下が崖になっていることが、分かりやすいかもしれません。
登った場所から下りる代わりに、夫が反対方向へ進んで行くので、仕方がないなあと思いながらついて行くと、

そこにも、急な斜面に、ミスミソウがたくさん咲いていました。

うれしいことに、鮮やかなピンクがきれいなミスミソウも、群れをなして咲いています。

垂直とは言わないまでも、かなり急な斜面です。滑り落ちないように気をつけながら、珍しい美しい色のミスミソウたちの写真を、撮影しました。

アッシジの聖フランチェスコが聖痕を受けたと言われる地、ラヴェルナ(La Verna)に、後世に築かれた修道院は、

切り立った岩山の上に建ち、美しいブナの森に囲まれています。ふだんは、森を歩き山を登って修道院に着いたあと、教会を訪ねることが多いのですが、今日はあまりにも車や人が多いので、修道院は境内を通り過ぎて、そのまま駐車場へと坂道を下りました。
夕方雨が降るという予報が出ていたのですが、幸い雨が降り始める前に、ペルージャのうちに戻ることができました。新緑の美しい森で、野の花にたくさん出会うことができて、うれしかったです。
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Tanti fiori di Hepatica nobilis di colori diversi nelle foreste sacre.
Siamo saliti pure sul greppo per ammirare rari fiori rosa
da vicino e fotografarli. Faticoso, ma ne è valsa la pena.
Chiusi della Verna (AR) 22/4/2019
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「ミスミソウ」で検索したら こわいホラー映画が出て来ましたよ~Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
本当に可愛い花ですね。
実物はまだ見たことがないと思います。
イースターは キリスト教圏では
重要な行事ですね。
インフルエンザからも回復されて
ご夫婦で山歩きができて 良かったですね。(^^)/
ウィキペディアなどの説明を見て、日本語で雪割草と呼んでしまうと、
桜草を連想される方がいるのではないかと思って、ミスミソウと書いたのですが、
のんさんやみのるさんは、雪割草と呼ばれているんですね。
わたしもホラー映画の絵を見て、驚きました。
ありがとうございます。山に行けるほど、元気を回復しました♪