2019年 05月 01日
野生ラン彩る5月のテッツィオ山、ペルージャ
わたしはカメラを片手に、ランの花を探して歩きました。最初に見つけたのは、エンジ色の帽子をかぶったピンクの水玉模様の妖精たちを思わせる花が咲く、このランの花です。
最近寒い日が続いているためか、つぼみが開いているのは、まだ下半分だけです。けれども、この花は、まだ花が開いている方で、
今日のミジャーナでは、こんなふうに一番下の列の花だけが咲いているランや、
下から二列目までだけ花が開いているランも、ありました。
今日、同じくらいよく見かけたランは、こちらのおサルさん蘭です。学名は、Orchis simia、イタリア語名はorchidea scimmiaで、 イタリア語ではscimmiaは「猿」という意味で、やはり「猿」を意味するラテン語のsimiaに由来しています。
このランも、花によって咲き具合が微妙に違っていて、写真のランでは、おサルさんの帽子がかなり開いていて、顔までしっかり見えるのですが、
こんなふうに、まだ帽子を目深にかぶったままのおサルさんが多いランもありました。
今日、ミジャーナのオリーブ園で、一輪だけ見かけたのが、こちらのランの花です。このランも、まだつぼみが開きかけている花があります。
夫によると、クリーム色のランもどこかに咲いていたようなのですが、そのランは見つけられませんでした。
ランの花を探すと同時に、野生のアスパラガスも探しながら歩いて、いくつか収穫しました。
風に揺れるので、撮影が難しかったのですが、サクランボ(ciliegia)も、育ってきています。
アスパラガスの収穫を終えた頃には、もう午後7時半を過ぎていました。
ペルージャのうちへと戻る途中、車の窓から見えた夕焼けが、とてもきれいでした。
帰宅後は、イタリア公共放送局Raiの看板チャンネル、Rai1の午後8時からのテレビニュースを耳で追いながら、夕食のしたくをしました。日本についての報道が始まってすぐに、テレビの前に駆けつけると、日本で令和という新しい時代が始まったことや、即位の式典の様子について説明があり、今日の日を選んで入籍した方たちのインタビューも、放映されていました。
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Ora hanno iniziato a fiorire le orchidee selvatiche sul Monte Tezio.
Il tempo è instabile, fa freddo e si annuvola, piove spesso ma
forse grazie a ciò si trovano ancora gli asparagi selvatici.
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