久しぶりに晴れた夕空と白い月

　ペルージャでは、相変わらず天気が不安定で、空が曇っていることが多く、晴れていても、急に空がかき曇って、気づいたら雨が降り出しているということが、よくあります。

4/5/2019
　先週土曜日も、夕方義父から電話があったので、何事かと思ったら、「雨が降っているから、洗濯物を取り込んでほしい」とのことでした。

　天気予報では朝から雨だったのですが、朝は晴れ間さえ見えて、降る気配がなかったので、午後には空が曇ったものの、義父母は洗濯物を外に干したまま、外出したようです。「まだ雨は降っていませんよ。」「いや、降っているのがここから見える。」

　わたしが洗濯物を取り込んでから25分後に、どしゃ降りの雨が降り始めました。

6/5/2019
　ある日わたしが、ぐずついたはっきりしない天気ばかりが続いて困るとこぼすと、義弟がこう言いました。「ことわざで、４月４日の天気は４０日間続くと言うからね。今年の４月４日は、天気が変わりやすくて、雨が降ったよね。」

　ああ、確かに、そういうことわざが、「Quarto aprilante, quaranta di durante.」ということわざがあるのです。４月４日の天気は４０日間続く、つまり、４月４日が晴れていれば、その後４０日間は晴れの日が、雨ならば、その後４０日間は雨の日が続くということわざが。このブログの４月４日の記事で確認すると、この日は、朝から空が曇っていて、午後から雨が降り、夕方からは雷も鳴り、激しい雨が降ったとあります。

8/5/2019
　昨日も、天気予報では空が晴れて、雨は降らないはずだったのに、夕方から空が暗くなり、そのうち雨も降り始めました。

9/5/2019
　そうして、１日中雨という予報が出ていた今日は、朝からどんよりと空が曇っていたのに、雨が降ったあと、午後から空が晴れ始めました。


　西の空には、満ちゆきつつある白い月さえ見えました。


　久しぶりに、思いがけず、日の入りの頃に晴れた空が見られて、うれしかったです。

　４月４日の天気が４０日間続くのであれば、５月１２日まで天気がこの調子だということになります。残念ながら、天気予報では、まさにことわざどおり、今しばらく不安定な天気が続くとのことです。


　激しい風には揺れるものの、雨がよく降るおかげで、ヒナゲシが次々に、真っ赤な花を咲かせてくれています。


　畑では、フダンソウもレタスも、育ちすぎてどんどん茎が伸びていっています。フダンソウは、我が家では、義父の方針で、春になって茎が伸び、背が高くなったら、そのまま花が咲いて種が周囲に飛散するまで置いておいて、畑のあちこちで、種が着地した場所から、フダンソウが自然に育つようにしています。

　もう５月だと言うのに、来週も最高気温が９度、１０度と予報が出ている日が２日あり、雨の降る日が続くようです。早く初夏らしいさわやかな青い空と、暖かい日がやってきますように。

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Oggi il cielo sereno al tramonto dopo tanto tempo.
Di giorno è piovuto, il tempo è instabile come il 4 aprile.
Sarà così per 40 giorni, fino al 12 maggio come dice il proverbio?
Speriamo di no, anche se i papaveri ne sembrano contenti.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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