2019年 05月 13日
小麦育ちヒナゲシ花咲くオリーブ畑、ペルージャ
日曜日、スバージオ山のドライブの帰りに、ミジャーナに立ち寄ると、
小麦が無事に育ち、赤いヒナゲシの花たちが、彩りを添えています。収穫してあった真っ赤なヒナゲシや珍しい色や模様のヒナゲシの種も、小麦の粒をまいたときに、いっしょにまいたのだそうです。
この写真の左手には、ピンクのヒナゲシ、冒頭の写真には、花びらの縁が白い珍しいヒナゲシが、写っています。まいた種の数はずっと多いのにと、夫は言います。今年は咲かなくても、来年、再来年に、思い出したように咲く花もあるのではないかと期待しています。
大切な小麦を踏まないように、冒頭の2枚の写真は、砂利道から、ズームを使って撮影したものです。
ズームを使わずに、やはり砂利道に立って撮影したこの写真では、ヒナゲシが、道から少し離れたところに集中して咲いているのが、分かりやすいかと思います。カステッルッチョ・ディ・ノルチャでは、「レンズ豆を踏まないように」と書いた札が、畑のあちこちに立ててあるにもかかわらず、ヒナゲシなどの野の花を撮影するために、畑に足を踏み入れる人々を、しばしば目にします。ミジャーナは人通りがずっと少ない上に、花は比較的ひっそりと咲いているので、柵はないのですが、畑を踏みにじる人がいないことを願っています。冬の間に、鹿がまだ若い麦を食べたり、イノシシが畑を荒らしたりという被害が相次いだにも関わらず、せっかく育った大切な麦たちです。
サクランボの実が育ち、中にはもう赤らみ始めた実もあります。
わたしたちが住むペルージャ郊外のうちに比べて、標高が約530mと高いので、まだ咲いているバラはありませんが、つぼみがたくさん育っています。
ミジャーナでも、まもなくバラが咲き始めるだろうと楽しみです。
ミジャーナに車で向かう途中、テッツィオ山の道端にも、春咲きの野生のシクラメンが、あちこちに咲いていました。
ペルージャでは、週末から北風が吹き荒れて気温が下がり続け、明日は最高気温が9度、10度という予報が出ています。その後、少しずつ気温が上がっていくということなのですが、雨の日が多いようで、晴天広がるさわやかで暖かい日が、待ち遠しいところです。
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Fioriscono i papaveri tra le piante di grano antico,
entrambi seminati da mio marito.
Stanno per fiorire anche le rose, ancora verdi le ciliegie.
Fiori di ciclamino e cisto lungo la strada sul Monte Tezio.
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おはようございます
なんと美しい眺めでしょうか
麦のなかにケシの可愛いお花が咲き
夢の国のような…
バラもサクランボも、なごみますね
こつらは今日は葵祭ですの
見学に行ってきますね
夢の国のようだなんて、ありがとうございます。緑の中に散らばる赤い花が、モネの絵に重なりました♪
歴史ある、源氏物語にも登場する葵祭。京都の方にとっては今も身近なお祭りなんですね。
残念ながら自給自足ではなく、万一実っても、イノシシなどの被害が多く、どれだけ収穫できるかはまだ分かっていないんです。
オリーブの木の下に、ひなげし達が、、、ここ北部ではあまり見られない共演ですね。
小麦に負けずに、もっと伸びてやろうという、私を見つけて、って、ひなげし達が言っているような気さえもします♪
オリーブ畑の緑の草の間に、ヒナゲシが咲いている様子は、よく見かけるんですよ。
小麦もヒナゲシも、確かに両方とも背が高いですよね。