2019年 06月 27日
紫陽花の花咲く湖畔と野鳥たち、ボルセーナ
花壇の向こうに、白いパラソルがいくつも並んでいます。その左手にジェラート屋があって、夫がすでに列に並んでいたので、わたしも追いついて、いっしょに列に並びました。
岸辺のテーブルに腰を下ろしてジェラートを食べていると、マガモ(germano reale)たちが、波打ち際でくつろいでいます。
ジェラートを食べ終えて、さあ岸辺に沿って歩こうというとき、夫が案内看板の前で立ち止まったので、その間にと花壇のアジサイを撮影していたら、目の前に黒い衣のクロウタドリ(merlo)のオスがいます。
できるだけ近くから写真が撮れたらと思ったのですが、クロウタドリは、足早に花の陰に隠れ、そうして、羽を広げて飛び去ってしまいました。
今回は、ボルセーナ湖(Lago di Bolsena)の岸辺を、右に向かって歩いて行くことにしました。
左手には湖、
右手には時々、木々の間からボルセーナ(Bolsena)の古城と町並みが見える遊歩道を、花壇に植えられたアジサイ(ortensia)やバラの花を愛でながら、歩いて行きます。最初のうちは太陽が輝き、青空が見えていたのですが、
歩くうちに空がだんだん曇ってきました。ツタのように他の木の幹にからみつきながら上っていく珍しいアジサイもあります。
大きなホテルの前の花壇に咲くアジサイは、一つひとつの小さい花がかわいらしく、大輪のピンクと白の色の対照もきれいです。
湖に向かってせり出して育つこの松の木や、
岸辺で風に揺れる柳にも、風情があります。空を覆う雲に、太陽がすっかり隠れてしまった上に、強い風が吹いてきて、立つ波が高くなりました。道が行き止まりになるまで、夫と二人で岸辺の遊歩道を歩き、一見行き止まりに見えた突き当たりの横にある小道をさらに歩いて、それが誰かの家への道だと分かってから、来た道を引き返しました。
建物の壁にも、アジサイの絵が描かれています。
湖畔にも、色とりどりの様々なアジサイが植わっています。
奥の看板に、7月末の催しの案内が書かれています。Lago in boccaは「湖(lago)を口(bocca)に」という意味で、下にBolsena Food Festivalとありますから、ボルセーナ湖でとれる魚の味を楽しめる食の祭典でしょう。
看板の前に咲くアジサイの鮮やかなピンク色がきれいです。
このガクアジサイは、外側の花の青色がとてもきれいで、夫もとりわけ気に入っていたようです。散歩中あちこちで見かけたのですが、この写真の花は、噴水が中央にある花壇に咲いていました。
岸辺での散歩を終え、プラタナスの並木道を通って、駐車場に向かっていると、そのときにも、ボルセーナの古城と町並みが見えるところがあって、うれしかったです。
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Bello passeggiare tra le ortensie e il Lago di Bolsena,
ho visto anche un merlo, germani reali e folaghe.
Bolsena (VT) 21/6/2019
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お花に集まってくる野鳥さんの宝庫でもありますね~♡
日本の鳥とは違い、比較的逃げないという印象があるヨーロッパの鳥ですが、場所によりけりでしょうか(^-^)
5枚目のまっ白のは、アナベルで、私が先日アップしたのと同じで嬉しいです~(^^♪
ボルセ―ナ湖がちらると見えるこの構図はとても好きな写真です♡
8枚目のピンクアナベルとの共演も可愛いですね~♡
気に巻きついてる紫陽花?は初めてみました!
様々な種類の紫陽花を意識して植えられてるココは、珍しいと改めて思いました(^_-)-☆
ツタのように木の幹にからみつく珍しいのは、ツルアジサイではないかと思います。これと似た野生植物のイワガラミは仙台の青葉山で見たことが有ります。
意外性が楽しいのでした。
イタリアでもこんなに生き生きと紫陽花が咲くんですね!
日本では雨季のお花のイメージなので湿度の高い場所で咲くと思っていました。
イタリアの紫陽花は日本とはまた違った鮮やかさがあってとても素敵です!蔦に木に絡まって咲く紫陽花、初めて見ました!
いろんな種類があるんですね~(^^♪
皆さんのブログの記事を拝見して、わたしもアナベルかなと思ったのですが、似た品種で名前が違う場合も多く、また名前の表記が見当たらなかったので、あえて言及しませんでした。やっぱりアナベルですか! 同じ花をアリスさんもご覧になったんですね。わたしもうれしいです♪
毎年新しい品種も取り入れて、花を増やしていっているようで、いろいろな紫陽花が楽しめるのも興味深いです。
ツルアジサイ、こういう野生のアジサイを、山でご覧になったことがあるんですね。そのアジサイがイタリアの湖畔にあるというのも、何だかおもしろいですね。
紫陽花が終わる頃に、梅雨が始まったんですね。こちらも今は標高の低いところでは、紫陽花の季節は過ぎようとしていることと思います。