2019年 07月 04日
白鳥の親子たそがれのトラジメーノ湖に


6月26日、午後9時前に沈む夕日を、トラジメーノ湖の南南東の岸辺にある村、サンタルカンジェロの桟橋の先端で見送ってから、岸辺へと桟橋を歩いていたら、

向こうの岸辺に、白鳥の親子がいるのが見えます。つい最近、インスタグラムでこの場所で撮影されたと思われる白鳥の親子の写真を見たところなので、ひょっとしたらと期待はしていました。
この写真の左奥に写っているのは、トラジメーノ湖の南東の湖畔にある村、サン・サヴィーノです。

もっと近くから白鳥たちを見ようと、桟橋から岸辺に戻り、白鳥たちの近くまで歩いて行きます。

すると、思いがけず白鳥たちがこちらに向かってきたのですが、

わたしたちに近づこうとしていたわけではなく、場所を変えて、わたしたちの目の前にあった水辺で、食べられる水草を探そうとしていたようです。

一度、父親らしき白鳥が、わたしたちの近くまでぐんぐんと迫ってきました。以前、この辺りで白鳥が、犬に襲いかかっているのを見たことがある夫は、攻撃してくるのではないかと心配していたのですが、幸い、脅しをかけただけか、あるいは偵察をして安心だと判断したからか、

向きを変えて、家族の方へと戻って行きました。

しばらくの間、かわいらしい白鳥の子供たちが、親鳥をまねて、水草を食べようとする様子を眺めてから、

トラジメーノ湖を後にしました。

地平線にはまだ茜色が残り、空はほんのり紫がかっていて、その空の色を湖面がきれいに映し出しています。

午後9時20分になっても、空に明るみが残っているため、桟橋にはまだ釣り人や、散歩や夕景を楽しむ人々が何人かいました。
先日も、白鳥たちに出会えるのではないかと楽しみに、サンタルカンジェロに行ったのですが、もう子供たちが大きくなってきたからでしょうか。白鳥の親子は、どこかに行ってしまったようで、姿が見えませんでした。
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Famiglia di cigni sul Lago Trasimeno dopo il tramonto 26/6/2019
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コブハクチョウも本来は夏は北国で過ごす鳥です