2019年 07月 12日
速度違反取締告げるグーグルマップ、イタリア
2011年にアイゴを購入したときには、カーナビが無料でついていて、とても便利だったのですが、数年後には、更新を怠ったために、実際の道路とカーナビが指示する道路情報が異なることが増え、さらにその後、炎天下や氷点下でも利用したためか、カーナビの画面が凍りついたり何も表示されなかったりするようになり、使わなくなってしまいました。
そのため、2016年夏に、初めてスマートフォンを買い、グーグルマップがカーナビ代わりに使えることを発見してから、ドライブの時には、もっぱらグーグルマップの道案内を利用しています。グーグルマップは、単に近道であるというだけで、時に、進入禁止の私道や、でこぼこの多い細い砂利道を指示することがあるため、その対策として、紙の道路地図も利用して、大体の道筋や通過地点を把握しておくようにしています。
話は変わって、イタリアでもスピード違反が多いために、autovelox(読みをカタカナで表記すると「アウトヴェーロックス」)と呼ばれる速度違反取締装置が、違反の多いところや、安全のために速度を落として通行する必要のある場所などに設置されています。
色は青、オレンジなど様々ですが、市街地や郊外など、速度制限が時速30〜50kmの道路沿いで、よく見かけるのは、こういう速度違反取締装置です。
一方、有料の高速道路や無料高速道路、superstradaなどに設置されているのは、たいていこういう速度違反取締装置です。以上の二つはどちらとも、きちんと目に入るように設置してある上に、たいていの場合は、事前に、取締装置が設置されている区間である旨を警告する標識があり、まずは警告標識で、次には目に見える速度違反取締装置の存在自体によって、運転者が速度を落とすこと、速度を守って運転することを促しています。
ただし、たまによく見ないと存在が分からないように、隠してしかけてある速度違反取締装置も存在しますし、特に週末や長期休暇のときには、警察が道路脇で速度違反の取締をしているのを見かけることも、少なくありません。
そうして、アイゴに標準装備されていたTomTomのカーナビは、警察の取り締まりにはお手上げでも、長く設置されている速度違反取締装置については、きちんと場所を把握していて、取締装置が近づくと、ブザー音のような音が鳴り、取締があることを知らせるマークも点滅していました。代わりに使い始めたグーグルマップには、無料で道路情報の更新が頻繁にある利点はあるものの、取締違反装置の通知は、ありませんでした。
そのため、5月にオルヴィエートに向かっていたとき、いつものようにグーグルマップを利用していたら、速度違反取締装置の存在を知らせるアイコンが画面に現れたので、驚きました。
トーディ付近とデルータ付近にある取締装置は、よく通る道なので知っていて、トーディ付近については、両方向の車線に設置されているものの、デルータ付近については、ローマ・テルニ方面から北上する車線にしかないのですが、グーグルマップでは、カーナビと違って、進行方向の車線には設置されていない場合でも、取締違反のアイコンが表示されます。また、夫が運転しているとき、助手席にいるわたしが、「速度違反取締装置が近づいてきたわよ」と、電話の画面を見ながら言うことができるのですが、グーグルマップ事態には、取締装置が近づくことを知らせる音声案内が一切ないため、一人で運転している場合は、アイコンが気になって、運転中気が散るのではないかという気がします。ただ、この取締装置のアイコンは、グーグルマップで経路を示すと、すぐに表示されるので、それまで行ったことがない場所に行くときには、行く前にどのあたりに速度違反取締装置があるかを把握しておくことが可能です。
もちろん最初から違反をしないのが一番なのですが、夫はスポレート付近で、時速70kmの道を時速77kmで走っていて罰金を払ったこともありますし、前の車が急にブレーキを踏んでスピードを落としたので追い越したら、そこで警察に止められたという知人の話も聞いたことがあります。取締違反装置の直前で、急に気づいて不必要にスピードを落とす車は多く、そういうことを予測するためにも、便利ではないかと思います。
先週土曜日に、シビッリーニ山脈へと向かっていたら、グーグルマップが、警察によるスピード違反取締の報告まで、運転手から受けて他の運転手に伝え始めたので、さらに驚きました。
実際にその場所が近づいてくると、報告件数が4件に増えたため、まだ警察がいるに違いないと、用心しながら通り過ぎたのですが、このとき、わたしたちが警察を見かけたのは、地図で示された位置よりも、さらに進んだ先にあるトンネルの中で、そのとき、速度違反を取り締まっていたのか、追い越しを取り締まっていたかは、分かりませんでした。警察が移動したのかもしれませんし、トンネルが続く場所で、報告が届くまでに時間がかかったために、グーグルマップが指示する位置が、警察が実際にいた位置から、若干離れてしまったのかもしれません。
これも便利な機能ではありますが、報告するのも報告を見るのも、運転手以外に他の人がいるならいいのですが、運転手自身が見たり、報告したりするのであれば、音声表示がまったくないこともあって、かえって運転手の注意を逸らしてしまって、危険かもしれないと思いました。
ちなみに、利用者が報告できる道路情報には、この三つがあるようです。
誰かから必要の声が上がって、または、グーグルマップ側が、利用者によりよいサービスをと考えて、カーナビ情報が進化していると思うのですが、運転者の注意を損なわないように、音声でも案内するなど、運転者が運転に専念できることも配慮して、今後も改善をしていってほしいものです。
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Sorpresa! E' comparsa la segnalazione di autoveloxsu Google Maps a fine maggio e sabato scorso pure le informazioni sulla pattuglia e sul rallentamento. In futuro verranno indicati anche i limiti di velocità secondo le notizie online. Sembra che occorra impostare la destinazione per visualizzare tali informazioni.
Comunque, cerchiamo di osservare i limiti di velocità senza essere distratti. Mai utilizzate il cellulare alla guida per parlare al telefono e navigare. E' pericolosissimo, rischiate la vita non solo vostra ma anche di chi sta intorno a voi.
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音声によるアラートもテストされているという情報↓も発見しましたので、いずれそれがスタンダードのなるのでは? https://japanese.engadget.com/2019/01/17/google/?guccounter=1&guce_referrer=aHR0cHM6Ly93d3cuZ29vZ2xlLmNvLmpwL3VybD9zYT10JnJjdD1qJnE9JmVzcmM9cyZzb3VyY2U9d2ViJmNkPTEmdmVkPTJhaFVLRXdqWDZPVFp3YkRqQWhXUHhZc0JIZWR1RG5NUUZqQUFlZ1FJQXhBQiZ1cmw9aHR0cHMlM0ElMkYlMkZqYXBhbmVzZS5lbmdhZGdldC5jb20lMkYyMDE5JTJGMDElMkYxNyUyRmdvb2dsZSUyRiZ1c2c9QU92VmF3M0s3VU1YdjJERWY3eGZGR0U1TFp6Qg&guce_referrer_sig=AQAAAI6PFO9Vhb76UZwnJdAfxsBEl_vdT8n8RwXZ-AKl_khOlRIlygItk39vgKZEZcLDvyLzQRSXy1uiNRYDd1h7Dtvhx2754H1CF5guqYF-SBonTWYCKerNh4ZqvR_b2_Bu4Env4S2I56g998jHmAPCygMnqsF8_WuLPNo9jal_5bHe