2019年 07月 20日
岩壁の村に古代神殿・劇場を訪ねて、モリーゼ ピエートラッボンダンテ

いくつもの険しい岩が空に向かって突き出した山の上に、その岩壁に沿うようにして村が築かれています。

遠くから村が見えてきたときにも驚いたのですが、

村を歩くと、垂直に立つ険しい岩を取り囲むように家が立ち並んでいるのがよく分かり、さらにびっくりしました。

ピエートラッボンダンテに行ったのは、古代サンニート人が、眺望のすばらしい場所に築いた神殿や円形劇場の遺跡を訪ねるためです。前の方の座席には、背もたれまできちんとついていることに驚きました。

詳しい説明は後日にすることにして、この古代サンニート円形劇場で撮った記念写真で、モリーゼから皆さんにあいさつをして、記事を締めくくりたいと思います。ピエートラッボンダンテの村を訪ね終えると、もう夕方だったため、今夜はモリーゼとの州境に近いアブルッツォの村に宿泊し、明日ペルージャに戻る予定です。
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Saluti dal Teatro e Templi sanniti di Pietrabbondante, Molise.
Domani torneremo a Perugia :-)
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モリ―ゼ、ほんとに良いところですね~
いつか、個人旅行で行ってみたいところです(^-^)
なおこさんにブログで見せていただいてほんと勉強になります♫
地球の歩き方にもモリーゼは言及がなく、ふだん愛用しているイタリアの旅行ガイドシリーズにも、モリーゼ州がないのを、帰ってから知って驚いています。
三枚目の岩壁は何かで切られているよう見え、石材用途に切出された跡かな?と考えつつ、岩の高さと大きさを考えると、それは間違いだろうと思いました。
円形劇場は造形の美しさに魅了されつつ、なおこさんがおっしゃるように曲線を付けた背もたれがある事に驚いています。
これが石を削り出したようにも、セメントのようにも見えます。
日本がセメントを導入したのは1875年(明治初期)とされていますが、古代ローマでは既にコンクリートが用いられていたので、そのような古いコンクリートが遺跡として残っていたら凄いと思いました。
背もたれには本当にびっくりしました! これはサンニート人の建造した劇場ですが、古代ローマの円形劇場は、背もたれが残っていないだけか、最初からそもそもなかったのか、これまで背もたれがこんなふうに残っているものは見たことがないように思うからです。ちなみに背もたれがあるのは最初の数列だけで、そこはお偉いさんが座る席だったのだと、案内看板に書いてありました。