イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

馬草食み多肉花咲くクッコ山

 昨日は、ウンブリア州の北東にそびえるクッコ山(Monte Cucco、1566m)を登りました。

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Cavalla & bambino sul Monte Cucco, Umbria 27/7/2019

 歩き始めてすぐに、仲よく草を食んでいる馬の親子を見つけました。子馬がお母さんのそばにぴったりと寄り添う様子が、かわいらしかったです。

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 かなり標高の高いところまで車で登ることができて、道の行き止まりに広い駐車場があるのですが、昨日は土曜日で、催しもあったために駐車場は満車でした。その手前にも長い路上駐車の列ができていたので、わたしたちの車も、その列に並べて駐車しました。

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 わたしたちが車を置いたところのすぐ下方に、一頭きりで佇む馬がいました。

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 何か思うところがあったのでしょうか。

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 遠くの山の斜面にも、列に並んで一心に草を食べる馬たちが見えました。

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 夕方は雨という予報が出ていて、山頂が雲に覆われてはいたのですが、せっかくなのでしばらく山を登ってみることにしました。

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 斜面を下って馬の近くまで歩いたり、写真を撮ったりして、寄り道をしながら約40分歩いたところに、登山の道しるべがありました。そのまままっすぐ進めば、30分で洞窟(grotta)に到着し、一方、左に曲がって、この写真に見える細道を登ると、30分で頂上(cima)に到達できるとのことです。

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 わたしは山頂まで登りたかったのですが、夫がぜひ洞窟を訪ねたいと言うので、洞窟を目指して歩くことにしました。

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 歩くうちに、わたしたちのずっと前を歩いていた大勢の人たちに追いつきました。後についてさらに先に進み、ようやく洞窟らしいところに到着したのですが、そのときになって、残念ながら洞窟は、予約をしてすでに料金を払っている人しか入れないことが分かり、ここから来た道を引き返しました。

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 洞窟に入れなかったのは残念でしたが、天気こそ悪いものの、見晴らしを楽しむことができましたし、和名をヤネバンダイソウと言うセンペルヴィヴム・テクトルム(学名 Sempervivum tectorum、イタリア語名 semprevivo maggiore)の花を、あちこちで見かけました。

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 夏の山では比較的よく見かけるのですが、これまでに見てきたセンペルヴィヴム・テクトルムは、花がすべて開いていて、かつ色がこういう鮮やかなピンクであることが多かったように思います。

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 土曜日は、こんなふうに白い花や

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淡いピンクの花など、微妙に色合いの違う花を、あちこちで見かけました。そして、空が曇っているために花が閉じたのか、それともまだつぼみが開いていないのかは分かりませんが、閉じている花がたくさんありました。

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 茎が伸びて花が咲く前の葉も、バラの花のような形をしていて、きれいです。それまでに見かけたセンペルヴィヴムは、もっと小さめで、群生しているという印象があったのですが、記事を書くために、土曜に撮影した写真を見ていて、ひょっとしたら、今はまだ最初の1、2輪が咲き始めたところで、最初に咲く花は他の花に比べて、一段と大きいのかもしれないと、思いました。

 山を登っている途中から強風が吹き始め、洞窟に近づいた頃から、その風がかなり強くなりました。そのため、今にも雨が降り始めるのではないかと心配していたのですが、幸い、雨が降る前に車まで戻ることができました。

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Tanti cavalli & fiori di semprevivo maggiore

sul Monte Cucco, Umbria. 27/7/2019
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by 3841arischan at 2019-07-29 09:56
なおこさん、クッコ山、お初デお目にかかります?
おもしろそうなところですね~
お馬さんがいっぱい、放牧?ではなくて、自然の?
洞窟は、残念でしたが、ホントに景色がすばらしくて
標高が有るので涼しかったのでは?
お花、初めて知りました☆なんだか花瓶に活けた花のように見えるお花、珍しいです(^_-)-☆
Commented by ciao66 at 2019-07-29 18:20
センペルヴィヴムの花は時計のよう♪
13枚の花弁で1時間多いですが・・・
可愛い花だし、うろこのような茎も、
サボテンみたいな葉っぱも面白いですね♪


Commented by milletti_naoko at 2019-07-29 22:01
アリスさん、クッコ山には以前にも登ったことがあり、テッツィオ山などウンブリアの他の山からもよく見えるので、何度か記事には登場しているのですが、クッコ山自体を歩いたことを記事にしたのは、かなり久しぶりです。

馬は放牧されている牛だと思います。放牧される馬の群れは、牛に比べて見かけることが少ないのですが、やはり風情があっていいなと思いました。この花、園芸種はどうも日本でも出回っているようなのですが、まだ珍しい花なんですね。イタリアの山では夏によく見かけるんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2019-07-29 22:04
ciao66さん、花弁の数を数えられたんですね! 確かに13枚は時計に比べて一つ多いですよね。今回は少しずつ花が開きかけているところも見られて、その様子もきれいなので、うれしかったです♪

茎も葉っぱも独特でおもしろいなとわたしも思います。
Commented by ムームー at 2019-07-30 12:55 x
なおこさん
こんにちは
馬が放牧されてて素敵ですね
馬も姿がいいですねぇ
のどかな雰囲気が好きです
お花も素敵、自生してるなんて嬉しいですね
いつもありがとうございます
Commented by hanashigai at 2019-07-30 19:26
1枚目の写真も良いですが、5枚目が特に素敵です♪長閑で雄大な放牧場が美しいのはもちろん、その背景の町並みと山々までもが美しいです。
さすがイタリアだなぁと思いました。
直子さんの記事は、場所をイタリア語表記してくださってるのでグーグル・マップで見ながら楽しめて更に楽しいです\(^o^)/
Commented by milletti_naoko at 2019-07-30 20:37
ムームーさん、こんにちは。馬って、姿もきりっとしていていいですよね。やはり馬がいると一段と風情があるように感じます。センペルヴィヴム、ちょうど花が咲き始めたところで、色とりどりの花がきれいでした。

こちらこそ、いつもありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2019-07-30 20:43
放し飼いさん、まあ、そんな! うれしいおほめのコメントを、ありがとうございます。この先の草はボクの草というわけでもないでしょうが、横並びになって草を食む馬たち、曇天の下ながら、ちょうど背景もきれいに写るところにいてくれました。

グーグルマップ、便利ですよね。わたしもできるだけ市町村名も写真に添えるようにしているのですが、山中の場所はどの市町村に属するかが分かりにくいことが多く、グーグルマップに助けてもらうことも少なくありません。それでも分からない場所というのもあるのですけれども。
Commented at 2019-08-01 06:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2019-08-01 20:20
鍵コメントの方へ

ありがとうございます。壮大な風景まで美しくよみこまれていて、すてきですね。
Commented at 2019-08-02 06:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2019-08-02 18:46
鍵コメントの方、こちらこそありがとうございます。確かに、下方に広がる畑は、モザイクのように見えますね。

もうずいぶん長い間、夫によると1時間ほども、この馬は一頭ひっそりと同じ場所に立っていたそうなんですよ。
by milletti_naoko | 2019-07-28 23:57 | Umbria | Trackback | Comments(12)