2019年 08月 05日
茜色の山に空ゆくグライダー、スバージオ山 アッシジ
頂上が近づくと視界が広がり、遠くの山々や下方の平野に広がる町並みが見えてきました。山も町もほんのりと茜色に染まっています。
グライダーだと夫が言うので、見ると確かに、上空をグライダーが飛んでいきます。
2枚目の写真は、こちらの写真の一部を、グライダーがよく見えるように切り取ったものです。
見晴らしや夕空が美しくても、グライダーが珍しくても、だからと言って車を止めてくれるわけではないので、この記事の写真は、すべて走行する車から撮影したものです。
スペッロから山頂への道は、ひどくでこぼこで穴も転がる小石も多く、夫もそれほど速度を出して走るわけにはいかないので、何とかグライダーの後を目で追って撮ることができました。
この写真で奥に見えているのは、シビッリーニ山脈です。
せっかくの日曜日だから午後出かけよう、スバージオ山に行こうかと言っていた夫に、暑いし疲れているから、早めに夕食を食べて、スバージオ山を車で訪ねてからコンサートに行こうと提案したのはわたしなのですが、スバージオ山から眺める夕景が、これほどきれいだとは思いもしなかったので、感動しました。
さて、この日の夕方、スバージオ山に向かって、まだ無料高速道路を走っていたときのことです。
夫が空を飛ぶ飛行機に気づいて教えてくれたので、慌ててカメラを取り出して撮影したら、ちょうどアッシジ中心街の上空を飛んでいるところでした。
先の写真は、この写真の一部を切り取ったもので、この写真に見える横に長い台形の形をした山が、スバージオ山です。
飛行機はこのあと、空港へと向かって進んでいきました。
その数分後に、今度はかわいらしいフィアットのチンクエチェント(CInquecento)が走っていたので、こちらも思わず撮影しました。イタリアで道路を走っていると、こんなふうに昔懐かしいチンクエチェントに出会うことが、時々あります。
******************************************************************************************
Vola un aliante sopra il Monte Subasio
verso il cielo e i monti tinti del colore del tramonto.
Prima volava un aereo sopra il centro storico di Assisi,
mentre andavamo su E45 verso il Subasio.
******************************************************************************************
こんにちは
町並みや山が見えてすばらしいですね
グライダーも写しにくいのにお上手ですわ
心が動くものが見えると思わずぱちぱち
わかりますわぁ
いつもありがとうございます
いいねをいただき有り難う御座いました。
こちらへお邪魔したら、素晴らしい夕景とグライダーに見惚れてしまいました。
イタリアで語学を勉強され、今は日本語も教えておられるのですね。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
戦争前青年学校の教師だった父がグライダーの免許を持っていて、
四国でよく滑降訓練をしていたと聞いていたからです。
グライダーからの景色はどう見えるのだろうかと思いながら写真を拝見していました。
動力機関がないのでちょっと怖いですけど(笑)
高速道路をまたいで飛んでいく場面、こちらだと伊丹空港に降りる旅客機で同じような場面に遭遇しますが、運転中なので撮れたことがないです。
そして薄いブルーが綺麗なチンクエチェントはアバルト!
ちゃんとオイルパンにもアバルトの文字が刻まれていて格好良いなぁ♪
友人が乗っていたチンクエと殆ど同じ仕様です。
こちらこそ、いつもありがとうございます♪
こちらこそこれからもよろしくお願い申し上げます♪
イタリアの歴史の授業で、グラン・サッソのカンポ・インペラトーレのホテルに幽閉されたムッソリーニが、音を立てないalianteで脱出したときの様子を、かつてペルージャ外国人大学の先生が、黒板に図も書いて詳しく説明してくださったのですが、この記事を書くに当たって辞書で調べてみて、初めてそれがグライダーのことだと知って、なるほどと思ったわたしです。
チンクエチェント・アバルトという別タイプのチンクエチェントがあるんですね! 確かに下のプレートにもそう書かれていて、調べてみてなるほどと思いました。さすが放し飼いさん、すばらしい! あちこち走っていて見かけるチンクエチェントも、よく見るとそうすると微妙な違いが色以外にもあるのですね。