2019年 08月 08日
満ちゆく月会えてうれしい夏の日々


新月(luna nuova)だった8月1日は、いつもの友人たちといつものトラジメーノ湖畔の店で夕食を楽しみました。この写真は、ちょうど月が沈む時刻の少し前に、西の空を撮影したものですが、新月ですから、月は目には見えませんでした。

その翌々日、8月3日土曜日は、我が家の西の窓から、たそがれの空にほっそりと白い二日月を見つけることができて、うれしかったです。

8月4日日曜日は、スバージオ山の頂上付近から、トラジメーノ湖の左にそびえるアミアータ山のはるか上空に、三日月が小さく見えました。

月曜の夕べは、あまりの暑さに、トラジメーノ湖に夕日を見送りに行きました。夕日が沈む頃、やはり南西の空の高みに、白い月が見えました。
桟橋に置かれた自転車の向こうに見える山が、アミアータ山(Monte Amiata)で、その上空に月がかかっています。

おととい、8月6日火曜日も、夕方、我が家の窓から、日曜の丘の上空に、少しずつ満ちていっている月が見えて、うれしかったです。

昨日は、森を通ってラヴェルナ修道院に到着したのが、午後7時畔過ぎで、境内からは、半月(mezza luna)が空の高みに見えました。

月が空高くにありすぎて、写真では分かりにくいだろうと、十字架の近くに月が来る位置に立って、ズームを使って撮影したのが、1枚前の写真です。

そうして今日は、南西の空にスヌーピーかミッキーマウスがとんがり帽子をかぶったような雲、あるいは空を泳ぐ魚のような雲が見えて、その上に月が白く見えました。

我が家は丘のかなり傾斜の急な西の斜面に建っていて、北西の方向には高い木々が植わっているため、明日以降は、空が明るいうちに、うちから月を見ることは難しくなると思います。また、わたしのカメラと腕では、空が薄暗くなると、まだ丸くない月も丸く写ってしまいます。ですからなおのこと、今月は今夜までほぼ毎晩、月を愛でて撮影することができて、うれしかったです。

今日、日が沈んで少し気温が下がったからと、午後8時半頃にテラスの鉢に水をやりに行こうとすると、床がオレンジがかって見えます。空を見上げると、北東の雲がオレンジ色、ピンク色に染まって、とてもきれいでした。
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Bella la luna crescente vista dalla nostra finestra di casa il 3 agosto.
Luna nuova il primo agosto, luna piena il 15 agosto.
A mano a mano cresce la luna verso il Ferragosto.
Sopra il Monte Amiata, sopra la croce del Santuario della Verna,
è un gran piacere trovare la luna nelle serate calde di questi giorni.
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「月を愛でる」といえば、かの枕草子。
・・・月は. 月は、有明の東の山ぎはに、細くて出づるほど、いとあはれなり。・・・
そういえば、naokoさんのブログも「写真草子」でしたね!
『枕草子』、好きなんです。ブログを始めた頃は、「絵日記」としていたのですが、絵ではなく写真なので「写真」の方がよかろう、「イタリア写真日記」はすでに題として使われているし、カタカナ語は極力避けたいという思いから、『枕草子』が好きで、内容にも重なるものを感じたので、写真草子という題名を選びました。
トラジメーノ湖の夕陽はいつ拝見しても感動ものです。
今は海辺でまったりとした時間を過ごしていますが霧や曇り空で夕陽が見られないのが残念、いつかきっと!
こちらは雲ひとつない晴天の炎天下が続いています。うまくいかないものですね。海の夕焼けや朝焼けも見られたらきれいですよね。