イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

秋色と見晴らしきれいなチェトーナ山、トスカーナ sanpo

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 先日、トスカーナ州シエナ県の山、チェトーナ山(Monte Cetona、1148m)を、山頂まで歩きました。

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Monte Cetona (SI) 6/9/2019

 なだらかな長い尾根道の南から、トレッキングコースを登っていくと、山頂付近の青い空に、白い雲が広がり、流動感があって、とてもきれいです。

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 出発地点からしばらくは、森の中を通るのですが、ところどころに、もう秋咲きの野生のシクラメン(ciclamino selvatico)が咲いていました。

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 森を出て尾根を歩くと、日光を遮るものがないために、地面が乾いているからか、大地に根を下ろしたまま、ドライフラワーになってしまった花が、そこかしこにあります。

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 頂上を目指して尾根道を歩くと、この自然のドライフラワーの向こうに、裾野が広いアミアータ山(Monte Amiata、1738m)が、しばしば見えました。

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 カエデ(acero)の紅葉が、もう少しずつ始まっています。

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 頂上付近では、ウンブリア州のトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)が見えるところが時々あったので、うれしかったです。

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 猛毒のあるイヌサフラン(イタリア語名 colchico d'autunno、学名 Colchicum autumnale)も、トレッキングコースに数輪咲いていました。花はクロッカスによく似ていますが、クロッカスが春に咲き、緑の細長い葉があるのに対し、イヌサフランは、秋に咲き、白い茎が長く、葉がまったくありません。

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 山頂には、大きな十字架が立っています。木々の間から、靄に霞んではいましたが、トラジメーノ湖が見えました。

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 枯れてしまった松の葉が、燃えるように赤くてきれいです。

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Monte Cetona visto dalla spiaggia Giramondo, San Feliciano, Magione (PG) 12/9/2019

 今日の夕方も、湖畔のいつもの店へ、いつもの友人たちとの食事に出かけました。トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に沈む夕日を、岸辺から見送ったあと、南へと浜を歩くと、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)の左手に、チェトーナ山(Monte Cetona)が見えて、うれしかったです。

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 チェトーナ山の右には、アミアータ山(Monte Amiata)の特徴ある頂上も見えました。チェトーナ山は標高1148m、アミアータ山は標高1738mですから、アミアータ山の方がはるかに高いのですが、トラジメーノ湖からは、チェトーナ山の方が近いために、山の高さがほぼ同じに見えます。

 アミアータ山とチェトーナ山は、以前からもしばしば、トラジメーノ湖畔から見えていたのですが、今回チェトーナ山に登ったことで、いっそう親しみを感じるようになりました。

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Foglie rosse di aceri, ciclamini selvatici autunnali
,
fiori di colchico e fiori essiccati dal sole con radici nella terra.
I primi colori d'autunno sul sentiero verso la cima del Monte Cetona.
Spesso si vedevano il Monte Amiata e il colle di Radicofani,
a volte anche il Lago Trasimeno dal crinale.
Ieri abbiamo visto dalla riva del Trasimeno al tramonto
il Monte Cetona che ora ci è diventato più familiare.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ciao66 at 2019-09-12 15:47
秋の花が咲いて、カエデの紅葉も始まって、素晴らしい山歩きになりましたね♪下界ではまだまだですが、山のうえはさすがに違いますね。今年こんなに秋らしい写真をみたのは初めてのようだ気がします。
Commented by 3841arischan at 2019-09-12 19:23
なおこさん、トレッキングで出会ったお花、美しいですね~
秋咲きのシクラメンや自然のドライフラワー、凄く楽しめますね(^-^)
イヌサフラン等もあるのですね!イヌサフランは、行者ニンニクという美味しい野草と間違えられて被害に合った人もいるようです!
気を付けないといけないですね!
でもでも、自然の植物の美しさにはほんと魅了されっぱなしです♡
Commented by hanashigai at 2019-09-12 22:32
4枚目のアミアータ山が1700m超の山に感じないのは広大な裾野が影響してるのですね!
手前の野花がドライフラワーになってしまって観る方にとっては色彩的に乏しいのかも知れませんが、僕は凄く落ち着いた色調なのが良いと思いました。もし花が鮮やかだったら背景の山の印象が凄く薄いものになっていたと思いました。
京都もいきなり秋の空気に変わってしまい、今は窓からの風が心地よいです。
数日前までは夜もセミが鳴いてましたが、今日はコオロギなど秋虫の合唱に変わってしまいました。
Commented by otenbasenior at 2019-09-13 13:50
もう秋かなと油断していたら今日は暑さぶり返しで35度ありました。そんな暑さだったのでブログでシクラメンを拝見してびっくりしています。野生のシクラメンには香りがあるはずですが如何でしょうか?
結構な高度なのに耕作しているような景色ですね。それとも森林でしょうか?
イヌサフラン、とても綺麗ですが猛毒があるんですね。
こちらでは見ない花ですが気をつけましょう。
Commented by milletti_naoko at 2019-09-14 17:56
ciaoさん、チェトーナ山頂は今も緑の森と、木がない草原で草花が枯れてしまっているところとあって、そのどちらにも早くも秋の近づきが感じられて、驚きました。当日の朝思いついて行った山で、思いがけずいい山歩きができて、うれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2019-09-14 18:04
アリスさん、咲いている花も枯れた花もどちらもとてもきれいでした♪
イヌサフラン、日本でも咲いていて、間違えて被害に遭われた方がいるんですね!イタリアでも犬が食べて死んでしまったり、サフランと勘違いして料理して食べて、亡くなった方がいるようです。わたしたちも、数年前にアルプスでミニ野草講座を受けるまで、秋にもクロッカスが咲くのだと思い込んでいたので驚きました。毒と言えば、やはり猛毒のキョウチクトウの花や枝を料理に使って亡くなった人もいるとのことで、食事に使ったりする前に安全かどうかを調べる必要があり、知らなければむやみに使っていけないと、つくづく思います。
Commented by milletti_naoko at 2019-09-14 18:29
放し飼いさん、アミアータ山は火山なので裾野がとても広いんです。高くて山頂に特徴があり、数か月前にうちの窓から夕焼け空を撮影していて、晴れていれば、直線距離で約70km離れたペルージャの我が家からも、小さく小さく見えることが分かって、びっくりしました。

野の花のドライフラワー、わたしもきれいだなと思って撮影したんですよ。日の光が当たって、きらきら光るようにさえ見えたときも、しばしばあったのですが、夫がどんどん先に進んで行くし、風で草花が揺れるしで、映すのは大変でした。

そうなんですね。そう言えばペルージャでも、いつの間にか、セミの鳴き声が聞こえなくなっているような。
Commented by milletti_naoko at 2019-09-14 18:35
お転婆シニアさん、野生のシクラメン、ほんのりと香りがするように思うのですが、今回はマクロの焦点が合わなかったり、夫がどんどん山を登って行ったりで、花に顔を近づける余裕がありませんでした。イタリアでは野山に自生していて、この花も森の中で撮りました。

イヌサフランは、上にいただいたコメントによると日本にもあって毒の被害があったようで、イタリアでは犬が食べて死んでしまったり、サフランと間違えて料理に使って亡くなった人が出たりしていて、猛毒があります。同様に美しいけれど猛毒があるのがキョウチクトウで、気をつけなければと本当に思います。
by milletti_naoko | 2019-09-11 23:46 | Toscana | Trackback | Comments(8)