2019年 09月 17日
夕焼け空もくもく流るる雲と湖、トラジメーノ湖


夕日がすでに沈み、赤らむ北西の空の上に、まるで煙がたなびくように、左下から右上へと流れていく雲があります。雲が見えたのは、下の地図中、ピンクのアステリスク(*)で示した地点です。

マジョーネで高速道路を下り、湖の南の岸辺へと南に向かっている間は見えなかった汽車が吐く煙のような雲は、上の地図に三つのピンクの矢印で示した辺りで、再び見えるようになりました。道路が岸辺に近い高台を走るからです。

路傍に生える木や電線、カーブが多いので、視界が開けて湖の眺めを遮るものがないときをねらって、撮影します。ここからは、湖に対して煙が右の方に見えています。左奥に、トスカーナ州のアミアータ山が写っています。

車の窓を開け、右を向いて、撮影のいい機会を待ちます。1分後には、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)が現れ、わき上がる雲は、その左、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の中央に見えました。湖面が、夕焼け色の空も灰色の雲も映し出していて、とてもきれいです。

車が進むにつれて、島の右手に広がる湖やその上の空にたなびく雲の末が見えてきます。

雲がわき上がる地点とポルヴェーセ島の間の距離が、どんどん広がっていきます。
きれいなので、ここで車から降りて、夕景をゆっくり眺められたら、じっくり撮影できたらと思うのですが、道幅は狭くカーブが多い上、友人たちとの食事の待ち合わせに急いでいたので、走る車から眺めるばかりです。
このカーブから時々現れる湖の眺めは、サンタルカンジェロに向かうときにも見えるのですが、この日は、南東の湖畔にあるレストラン、Ristorante Il Ristoroで夕食の予定で、湖が見えなくなってすぐに、目的の店が左手に現れました。

半ばセルフサービスで、手軽に早くおいしく、さらに割安で食べられる店です。店に着いたら、まずは列に並び、自分の番が来たら食べたいものを注文して支払いを済ませ、席に座って、料理と飲み物が運ばれて来るのを待ちます。紙のランチョンマットにプラスチックの皿、コップですが、その代わりサービス料金の加算はなく、たっぷりの魚の衣揚げが9ユーロで、しかもとてもおいしかったです。
この日はモンテ・デル・ラーゴの文通まつりの初日で、午後10時から、わたしと友人の好きなグループの演奏がありました。この祭りは料理がおいしいことでも有名なので、食事会場は人が多くて混雑しているだろうと、この店で食事を済ませてから、モンテ・デル・ラーゴに向かうことにしたのです。湖の魚の衣揚げが、思いがけずとてもおいしかったので、とてもうれしかったです。
Ristorante Il Ristoro
Via Di Montebuono, 22 - 06063 Magione (PG)
Tel. : +39 075 8476500
Email: ilristoromagione@gmail.com
Sito : Ristorante Il Ristoro - HOME
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Nuvola come fumo del treno a vapore
sopra il Lago Trasimeno al tramonto.
Si vedeva già dalla superstrada
sopra la Torre dei Lombardi di Magione.
Buoni i fritti di persico @ Ristorante il Ristoro.
Magione (PG) 5/9/2019
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イタリアでは、雲に名前をつけたりすることはありますか?
今年は九月になっても、朝焼けに染まった入道雲の赤ちゃんが見られましたが
お彼岸に入って、さすがに秋らしい雲が広がるようになりました。
秋の空、秋の天候になってきましたね。猛暑は大変でしたが、こちらの人は皆夏を恋しがっています。